「BLANK」木場佑一さん
今日は、合志市に「BLANK」という家具工房を構える
木場佑一さんがゲストです。
いつごろから家具作りを始めたんですか?
20歳の頃、仕事を探していて職安に行ってたんです、
そこの帰りに、木工所に飛び込みました。
(どうして木工所に興味を持っていたかは分かりません(笑)。
しいて言えば勘と感です。)
昔から大切な決断ほど考えて判断しないようにしてきました。
木を主な材料として使用されていますが、木の魅力はどんなところですか?
気持ちを”のっけられる”ところですかね。
うまく言えないですね。
フィーリング・リズムが合う感じはあります。
どんな種類の木が好きとかあるんですか?
何を作るかによると思うんですが、
僕個人的には…、、、個人的にも特にこれが好きとかはないですね、
木を見てこれを作ろう!と思います。
工房には木を重ねて置かないで、広げて置いています、
そこで目があった木で制作していきます。
これまでの創作活動の中で最も印象深いエピソードをお願いします。
納品時に涙を流して喜んでいただいたことは忘れられません。
*福岡県にお住まいの方で福岡県の別の場所に新築途中に
ご相談があり片側を壁に埋め込んだダイニングテーブルを
つくらせていただきました。(現場造作で壁一面の本棚や
上がり框などそれ以外もありました。)
長崎県でアパレル関係のご商売をされている40代半ばくらいの
ご夫婦でしたが、納品時に奥さまが『年をとるごとに見るもの
経験することが増えて、最近は若い頃のような衝撃や強い
感動を憶えることが無かった。家具について詳しい訳ではないし、
うまく言えないが、この素晴らしい仕上がりと・・、
とにかく見てるだけで涙がとまらない。
こんなに感動したのはもう随分記憶に無い。』
というようなことを泣きながらおっしゃっていただき、
僕も涙が出てきました。
打ち合わせ当初はご主人さまは乗り気でしたが、
奥さまは安物を買うつもりは無いがそこそこ良いもの買えばいい。
そんなにテーブルにお金をかけなくても・・という感じで、
ほぼ最後までご主人さまと進めました。
最初に図面を引いて5案ほど提案しましたがご主人さまは
「木場さんに任せる!完成を楽しみにしてます!」と
完全に信頼してくれていました。
あの頃は仕事のことで悩んでいてそれで吹っ切れたこともあり、
新年一発目の作品だったこともありで印象深いです。
今後の活動予定やPRしたいことなどあれば教えてください?
2011年12月6日(火)~12月11日(日)まで
佐賀県の村岡屋本店ぎゃらりー彩で「木場 佑一 家具展」を
させていただきます。新作も出展する予定です。
今年は紙媒体のデザインや住宅のリフォームなど
家具以外の仕事の依頼があり、
今後もチャンスをいただければチャレンジしていこうと考えています。
また、不定期ですがワークショップもたまに行っていますし、
木工教室的なCLASS ROOMも開講予定ですので
HPもたまにチェックして下さい。
これまでのワークショップではボールペンをつくってきましたが、
次はまな板はどうかな密かに考えてます。
リクエストのものをつくってもらうところを
CLASS ROOMでできたらと思ってます。
「BLANK」
熊本県合志市御代志1656-10
TEL 096 202 2566
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
詳しくはここ↓