ツリークライミング「濱田宏陽」さん
今日は「ツリークライミング」について、
ツリークライミングジャパンのオフィシャルインストラクター
濱田宏陽さんにお話をうかがいました。
まずは、「ツリークライミング」について教えて下さい。
ツリークライミングの発祥はアメリカです。
アメリカのアーボリスト(樹芸家)と呼ばれる人たちが、樹木を管理したり、
遺伝資源を保存したりするために開発した技術で、
専用のロープやサドル(安全帯)、安全保護具を利用して木に登り、
木や森、自然との一体感を味わう体験活動です。
どんな人でも体験できるそうですね?
ハーネス(サドル)という道具を使うんですが、
これをきちんと履ける大きさの子供さんから(だいたい4歳ぐらいから)、
大人の人まで男性も女性もどなたでも登っていただけます。
木の上にはどんな世界が広がっているんでしょう?
「樹上から」という今までとは違う視点で森を見たり、
五感を使い樹上の自然を体感すると新しい発見があります。
家族や友人と同じ木に登って時間を過ごしたり、
ツリーボート(ハンモックの一種)を使って木の上でキャンプをしたり、
バードウォッチングや自然観察をしたりと、楽しみは無限に広がります。
濱田さんがツリークライミングに出会ったきっかけ、
そこから積極的に取り組むようになった経緯など教えて下さい。
子ども達とアウトドアで何かして遊ぶのにいいのはないかな~と
探していた時に、雑誌に「ツリークライミング」の特集がされていたんです。
それで「これは面白い!」と思い、アメリカで資格がとれるという事だったんで、
申し込んでみたんです。しばらくすると日本語を話すアメリカ人から
電話がかかってきまして、ツリークライミングジャパンを日本にも設立したので
そちらで資格をとったらどうですか?と教えてもらいました。
その電話を下さったのが、
このツリークライミングジャパンのジョン先生(校長先生)だったんですね。
ちょうどいいタイミングで、日本で資格をとることができました。
濱田さんの「Official Tree Climbing Instructor」とはどのような資格ですか?
2000年4月29日昭和の日(旧みどりの日)に、
ツリークライミングジャパン(TCJ)が設立されました。
TCJは安全で楽しいツリークライミングを普及するため、
指導者育成に励んでいて、講習会などを行ない、資格の認定を行います。
そこでとった資格ですが、オフィシャルツリークライミグインストラクターは、
実は熊本ではまだ私1人なんです、
多くのイベント経験を積み上げてきた者に与えられる資格があり、
この資格を取得すると、一般の方を対象に安全で自然に対し
ツリークライミングイベントを開催することができます。
オフィシャルツリークライミグインストラクターは、
世界レベルのクライミング技術を持ち、常に人と自然との関わりに関心を持ち、
ツリークライミングを通じて森の楽しみ方をプロフェッショナルに
伝えることができます。
ツリークライミングジャパンのHPはこちらです。
http://www.treeclimbingjapan.org/index.html
主な活動場所とされている「立田山野外保育センター雑草の森」は
どんな場所ですか?
熊本市内の立田山にあるんですが、
熊本市の社団法人熊本市保育園連盟が運営をしていて、
保育園や幼稚園の子ども達が使える・宿泊できる施設です。
実は、10月16日に「わんぱくまつり」というイベントを開催します。
野外でのツリークライミングの体験もできますし、草木染、焼印、
伝承遊び、ちょんかけごま、など様々な催しがあります。
時間は午前10時~午後3時まで、
お問い合わせは、雑草の森 ℡096-348-7300 まで。
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ちなみにこちらは、
スタッフAが今年1月に波野のやすらぎ交流館で体験した時の
ツリークライミングの様子です。
本当に初めてだったのですが、
皆さんの指導のもとここまで登れました!
こんな感じでロープとサドルを装着してます!
そして登っていくんですが、ちょっと手を離してこんな風に
ブラ~っとなる事も可能です。
これだけでも気持ち良いんですよね!
ちなみに、
この時「ホットコーヒーとか飲んだら気持ち良いだろうね~」
という誰かの何気ない一言から、
参加者の皆さんの中にすぐにコーヒーを沸かせる道具を
常備していた方がいらっしゃって、その場でインスタントコーヒーを
飲ませてくれました♪
アウトドアでのいろんな楽しみ方を教えてもらった1日でした♪
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
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