「ゴーストライター」
今日は、現在公開中の「ゴーストライター」を紹介しました。
「戦場のピアニスト」でアカデミー賞監督賞に輝いた、
名匠ロマン・ポランスキー監督。
彼の5年ぶりとなる新作が、「ゴーストライター」です。
主人公は、他人に成り代わって文章や作品を代作する“ゴーストライター”。
彼は、友人の紹介でイギリスのラング元首相の
自叙伝の代筆を引き受けます。
ラングの滞在する小島を訪れ、取材しながら原稿を書き進めるうち、
彼はラングの過去に疑問を抱くようになります。
やがて謎を追いかけ始めた彼は、
国家を揺るがす恐ろしい秘密を知ってしまいます!
ゴーストライターを演じるのは、イギリスの人気俳優、ユアン・マクレガー。
ラングには、元007のピアース・ブロスナンが扮します。
派手さはありませんが、緊張感のある演出と観客を
映画の中に引きこむ見事な語り口は、
さすが映画界を代表する“名匠監督”といえるものです。
しかしこの作品、出来上がるまでに大変な試練があったんです!
撮影修了後の2009年9月、ポランスキー監督は、
スイスで映画祭に参加していた際、
アメリカの要請を受けたスイス警察当局に、身柄を拘束されてしまいます。
そのため、スタッフが弁護士を通じて彼にコンタクトをとり、
遠隔操作を受ける形で映画の編集や仕上げ作業を行ったそうです。
そんな中で作られたこの作品は、「第60回ベルリン国際映画祭」で
銀熊賞・(最優秀監督賞)に輝き、その内容も高く評価されました!
“いぶし銀の味わい”といえる、大人のエンターテインメント!
ぜひスクリーンで堪能してください!
今日ご紹介した映画「ゴーストライター」は、
■Denkikan で、現在上映中です。
「ゴーストライター」オフィシャルサイト http://ghost-writer.jp/
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
詳しくはここ↓