「ハーマン」のヒミツ
今日は、ガス機器や厨房機器などでおなじみの「ハーマン」の
ヒミツに迫りました。ご出演は、株式会社ハーマンの「木村格」さんです。
~~~~~~「株式会社 ハーマン」会社概要~~~~~~
本社は大阪市、
創業は昭和5年、設立は平成13年。
ガス機器・厨房機器の開発・製造・販売、
ビルトイン厨房機器・食器洗い乾燥機・浴室暖房乾燥機・接続機器
アクアリビング商材などを手掛ける会社です。
「ハーマン」という社名の由来を教えて下さい。
HARMAN(ハーマン)とは、HUMAN(人間的な)と
HARD(高度な技術)そしてHARMONY(調和)の3つの言葉から
創造されています。
これは、人と技術のあたたかい調和---人間味あふれた暮らしへの提案や
商品開発で推進したいと考えています。
「ハーマン」は、テーブル・コンロやビルトイン・コンロの大手メーカーですが、
これらのコンロはどんなきっかけで開発することになったのでしょうか?
きっかけは、ハーマンの前身である多田金属工業は昭和25年(1950年)に
大阪ガス向けの鉄製ガスコックで創業しました。
そしてガス需要が急拡大し始めた昭和30年(1955年)に
バーナ部も含めたガス七輪(しちりん)で厨房機器に参入、
翌年にはホウロウ製ガスコンロを発売し
厨房機器メーカーへの道を進んでいくことになります。
その後、国内ではじめてビルトインコンロを発売するなどの
経緯を経て現在に至っております。
開発のポイントなどあれば教えてください。
他社に無い機能やデザインにより差別化を図るというのは、
どのメーカーも共通して言えることだと思いますが加えて新機能により、
“こんな調理やあんな調理が簡単にできる。”や、
デザインにより“キッチンがおしゃれになる”など
新しい生活シーンをお客様に描いていただけるような商品を
市場に提供していくということを意識しながら開発しています。
また、コンロは家庭における調理機器の主役を担う商品ですので、
基本的な調理性能や使い勝手、お手入れ性なども常に進化させています。
デザインにもこだわっていらっしゃるんですね。
今までのコンロにはない新しいデザイン性を追及したS-BLINKシリーズを
2003年に発売しました。当時のコンロは他社も含めてデザイン面では、
大きな進歩が無い中でオーディオを思わせるような
斬新なデザインを搭載した商品を投入し、
市場に大きなインパクトを与えることができた商品であったと思います。
今でもそのシーズの後継機種がハーマンの代表的な商品として、
販売されております。
ガスで炊くご飯は、とてもおいしいですよね?
ガス火で炊くことにより炎がなべ全体を加熱する為
おいしく炊き上がりますが、電気との違いでもっとも大きいのは
炊きあがりまでの時間です。通常電気炊飯器の場合は40分程度
時間がかかりますが、コンロ炊飯の場合はその約半分の
20分程度で炊き上がります。短い時間での炊き上がりにより、
ごはんを仕掛け忘れることなどがあっても十分に間に合います。
また、ガスで炊くことにより“おいしさ”“時間短縮”だけでなく、
昨今に求められる“節電”にも寄与できますので、
積極的にお勧めしたいと思います。
それから、コンロの上に鍋を置くと、自動で火力を調整する機能もありますので、
火加減を気にすることなく、美味しいご飯が炊けます!
その他、コンロ以外にどんな商品を取り扱っていますか?
浴室暖房乾燥機や食器洗い乾燥機、レンジフードなど
生活に必要な商品を多く手がけております。
コンロ以外ではミスト機能付き浴室暖房乾燥機です。
今では天井からミスト機能がついた浴室暖房乾燥機も
かなり一般的になりましたが、
当時は、そういった機能がなく、乾燥や暖房といった必要最低限の
機能しかないものがほとんどでした。
また、一部商品でミストサウナを搭載したユニットバスもありましたが、
専用の浴室にしなければならないなど一般ユーザーには
導入の難しい商品でしたが、業界ではじめて天井カセットタイプの
浴室暖房乾燥機にミスト機能を搭載した商品を発売し、
その後の業界のスタンダードを作り上げることができました。
ぜひショールームなどで実際に触れてみてください。
ハーマンHP http://www.harman.co.jp/
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
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