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「新日本カレンダー株式会社」のヒミツ

皆さんはもう2012年のカレンダー決めましたか?

今日は、

「新日本カレンダー株式会社」の木村憲明さんにお話をうかがいました。

~~~~~新日本カレンダー 株式会社 会社概要~~~~~

創業:1922年(大正11年)

会社設立:1939年(昭和14年)

事業内容:カレンダー、うちわ、扇子及び紙製品の製造販売

       ペット用品の通信販売

       動物病院向けの医療用消耗品及び医療機器の販売

「新日本カレンダー」の社名の由来を教えて下さい。

創業時、代表:取締役社長の名前「宮﨑繁」から、

会社の名前は「宮﨑繁栄社」でしたが、

昭和20年代の戦争で紙の支給が統制に入り、

組合としてでないと仕入れできなくなりました。

そこで、大阪のカレンダーメーカー数社で出資金を集め組合をつくり、

「日本カレンダー」との名前にしました。

数年後、紙の統制制度が解かれ、組合を解散するにあたり

出資金を各メーカーに戻す話になりましたが、

当時の社長が「お金はいらないから名前をもらいたい」と申し出し、

他社から異論がなかったため、「日本カレンダー」の名前をもらい、

新たにスタートするという意味で「日本カレンダー」の前に“新”をつけ、

「新日本カレンダー」という社名になりました。

「新日本カレンダー」はカレンダー業界の最大手ということですが、

業界シェアはどのくらいでしょうか?

業界内シェアは約30%あります。

種類は2011年現在

①日めくりカレンダー:14点                                            ②月めくりカレンダー:163点                                   
③卓上カレンダー:26点                                      
④年表カレンダー:4点                                        
⑤日めくりカレンダー用台紙:86点  を作っています。

「新日本カレンダー」で最もヒットしたカレンダーはどんなものですか?

商品名:エコスケジュールカレンダー

特徴:①カレンダー製造工場で不要になった紙を製紙工場に持ち込み、

    原料の一部として再利用したエコペーパーを利用

    ②すぐに実行できる簡単なエコアクションをピクトグラムで紹介

    ③環境配慮を分かりやすくイメージできるブルーとグリーンの色使い

    ④印象的で洗練されたデザイン

     (若い人にも好んで使ってもらえるように)

最もヒットしたカレンダーの開発秘話について教えて下さい。

2009年に開発された商品です。

開発の始まりは、創業以来紙製品を扱ってきた経緯から、

森林に対しての配慮を何らかの形で実現したい、との思いと、

カレンダーを通じて地球温暖化やエネルギー問題について関心を高めてもらう

きっかけをつくりたい、との思いを抱いたからです。

2009年発売当時、企業は環境配慮に対して、

意識が急速に高まっておりましたので、タイミング良く発売できたと思っています。

さらに、

本年は東日本大震災の影響で消費者も環境に対する意識が高まっており、

商品に対する問い合わせが増えております。

ほかに珍しいカレンダーなどありましたらご紹介ください。

? 商品名:おくすりカレンダー

特徴

①カレンダーにおくすりを入れるためのポケットが付いた週めくりカレンダー

②おくすり以外(保険証、目薬等)のものをまとめて管理できる大型ポケット付き

③長く使ってもらえる丈夫な素材(ビニール製)を使用

? 来年2012年、受験生向けの「合格カレンダー(仮)」を発売します。

通常、カレンダーは四角形ですが、このカレンダーは五角形になっています。

四角=失格、五角=合格という語呂合わせにちなんで、

縁起の良い五角形としました。

実用面では、年間の目標・月別の目標・週ごとの計画や反省点などを

わかりやすく記入でき、現状の達成度を把握しながら計画していくことができる、

受験生の皆さんに使って喜んで頂けるカレンダーとなっております。

2011年現在、来年のカレンダーはすでにたくさん出回っていますが、

カレンダー会社はこの時期どんな仕事をされているのですか?

2011年12月現在、私どもが開発する商品は2013年のカレンダーです。

カレンダーとういう商品の特性上、

開発する商品は実用的であることは前提にあります。

同時に時代を先読みする感性を大切に開発を進めております。

カレンダーは未来の予定を書き込むことができます。

書き込んだ予定を見ることによって楽しみや待ち遠しさが倍増します。

また、過ぎ去った出来事を思い返すこともできます。

このように過去・現在・未来に渡って人々の暮らしに貢献できる

カレンダーを商材としていることに誇りを持ってこれからも

事業活動をして参ります。

一人でも多くの人に幸せになってもらうために。

来年はどんな年?との暮らしに直結する暦情報を

「一般社団法人日本カレンダー暦文化振興協会」より

12月3日のカレンダーの日に発表されております。

興味のある方は是非ホームページをご覧下さい。

URL  http://rekibunkyo.or.jp/

 

    

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