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「アートキャンディ株式会社」のヒミツ

今日は、

「アートキャンディ株式会社」の三浦一章さんにお話をうかがいました。

~~~~~アートキャンディ 株式会社 会社概要~~~~~

会社設立:昭和39年

事業内容:装飾菓子(シュガークラフト、チョコレート、ゼリー、クッキー等)の企画・製造・販売

http://www.artcandy.net/

「アートキャンディ」は、主にケーキ用の装飾菓子を製作されているそうですが、この商品の開発秘話についてお聞かせください。
まず、いつごろどんなきっかけで開発されたのでしょうか?

1964年(昭和39年)に創業者である現社長が、まだサラリーマンをしていたころ、銀座の街を歩いていると、人並みに押されて偶然入ってしまったのが洋菓子店。そこで、店員さんとなんとなく世間話をしていると、
「デコレーションケーキの上にのっている食べられない飾りを、小さい子供が食べてしまった。」という話を聞きました。
何かひっかかったまま洋菓子店を後にした社長。
当時はケーキの上の飾りはローソクでできたものがほとんどで、食べられる飾りと言えば、個人洋菓子店さんの手作りのマジパンで作られたものでした。
『ケーキにのせても安全で、食べられる物で、量産でき、お子さんも喜ぶような、そんな何かができないだろうか』と考えた社長は、脱サラし、洋菓子の知識も何もないところから1年がかりで商品を開発しました。
出発は、6畳一間のアパートです。大家さんの了解を得て畳をはがし、板張りにしました。合羽橋で購入した50センチ位の大きなボールと大きな泡だて器で生地を作りました。その生
地を型に流し、乾燥させます。乾燥させるための乾燥室も6畳の中の1畳を使い作りました。

これが、『アートキャンディ』の出発点です。

開発のポイントを教えてください。

開発のポイントは『口に入っても安全な食品で、ケーキをかわいらしく彩る装飾菓子を作り量産することで社会へ貢献できること。』                      
当時、日本国内の人口は1億人、1年に1億回の誕生日があります。家族や友人、恋人とケーキを囲んで過ごす楽しいひと時・・・そんな大切な時間のお手伝いをさせて頂く事が当社の喜び、やりがいです。
世の中に無かった商品を作り出した為、商品の開発はもちろんの事、生産する機械なども無く自社で開発し製作する事になりました。

現在、この装飾菓子は何種類ぐらいありますか?

現在アートキャンディで約1000種類。チョコレートや、アイシングクッキー等の当社商品を含めると、約2800種類あります。                                                            
主原料となっているのは、砂糖ですので、お子様が食べても、甘くておやつ代わりになります。 全商品、弊社のデザイナーによるデザインとなっておりますので、常に新作を作り、販売しております。
製造ですが、ある程度までは、機械で形を作りますが、商品の種類の多さから、全部を機械で仕上げる事はできません。機械で形を作り、目や鼻や手等は人の手で仕上げていきます。仕上げのアイシングは流れ作業ではなく、1人が1つの商品に責任を持って作り上げるようにしております。そうすることにより、商品への愛情もうまれ、また、かわいらしい商品が出来上がります。
1つ1つの商品に心をこめて作っております。手作りならではの「あたたかさ」「やさしさ」をお楽しみ頂ければと考えております。
バースディ商品の中ではケーキがドレスのようになり、アートキャンディと一体になってお姫様になるドレスドールという商品があります。この商品は女のお子さんや女性に人気がある商品です。洋菓子店様ですてきなケーキのドレスを作って、それにアートキャンディを乗せる事で完成する商品です。ドレスドール専用の箱も販売しております。他には世界の物語シリーズやたくさんの動物もございます。その他に、イベント毎に商品があり、クリスマス、雛祭り、子供の日、ハロウイン、母の日、お正月、七五三等が、イベント商品となっております。
その中でも、やはりクリスマス商品が多く、サンタやトナカイ・雪だるまなどがあります。サンタだけだ50種類以上御座います。
最近では、動きのあるサンタが人気で、プレゼントを持ったサンタや、ピースサインをしているサンタ、乗り物に乗っているサンタ、横になって寝ているサンタも御座います。
現在では、販売しておりませんが、青い服を着たサンタを販売した事も、御座いました。
雛祭り商品などは、目をパッチリさせ、顔つきを現代風にアレンジしている商品も御座います。                                                              
市場シェア6割強ですので、一度はご覧になられたことがあると思います。

砂糖菓子以外の商品もありますよね。

砂糖を主原料にしたシュガークラフトの他に、当社にはプラスチックチョコレート、通称プラチョコと称されるものが有ります。
簡単に言いますと、曲がるチョコレートです。
曲がる特性を生かして、フラワーやリーフを立体的に作る事が出来ます。
このプラスチックチョコレートも国内では当社だけが持つ商品です。
元々、素材としてはヨーロッパに有りましたが、量産出来るように自社開発し世の中へ広げました。
この商品も生産する機械が無く、自社開発した製造ラインで生産しています。
シート状のチョコを型抜き致しますので、ある程度複雑な形に抜く事が出来ます。
最近人気のある商品では、目、耳、鼻等を型抜きしてセットにし、洋菓子店様でケーキの上に乗せて、ケーキ全体で、顔を表現して頂く商品です。
サンタやトナカイ、ハロウィンのかぼちゃやクロネコが御座います。

熊本に工場がありますが、見学はできますか?

ホームページもしくは熊本工場へお電話でお申込みの上、ご見学いただけます。
お申込みが無く、工場へお越し頂きましてもご見学出来ませんのでご注意下さい。
ホームページはアートキャンディでご検索下さい。
熊本工場の電話番号は、096-279-2828です。

 

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