ホッカイロの「白元」のヒミツ
12月1日は「カイロ」の日。ということで、
今日は「ホッカイロ」などでおなじみの、
株式会社 白元の永井明彦さんにお話をうかがいました。
~~~~~~~株式会社 白元 会社概要~~~~~~~
大正12年(1923年)に創業した総合日用品メーカーです。
創業以来、防虫剤をメインとした商品群を扱い、
「パラゾール」「ミセスロイド」「ホッカイロ」「アイスノン」「ソックタッチ」など
多くのロングセラー商品を皆様にお届けしております。
また近年は「快適ガードプロ」「バスキング」などのマスク、
入浴剤事業にも参入しています。
「白元」の社名の由来を教えて下さい。
鎌田商会として防虫剤の製造販売を開始し、
1953年に発売した汗で黄ばんだワイシャツや肌着を「元の白に戻す」との
意味を込めた蛍光染料の「白元」がヒット商品となり、
1972年に現社名に変更しました。
「ホッカイロ」の開発秘話についてお聞かせださい。
まず、いつごろどんなきっかけで開発されたのでしょうか?
1970年代後半に市場には1回分で300円程度と
高価格の使い捨てカイロがありましたが、
みんなが使える手の届きやすい価格で発売しようと、
1979年に「ホッカイロ」を1枚100円で発売しました。
創業者であり当時社長の出身が「北海道」であったのと、
「ホットカイロ」を組み合わせ「ホッカイロ」という名前で発売されました。
1989年には貼るタイプの「貼るホッカイロ」を発売し、
この頃には冬の生活に欠かせない必需品として定着していきました。
「ホッカイロ」の開発のポイントなどあれば教えてください。
寒い冬にホッカイロであたたかさを提供するというコンセプトのもと、
首元や肩を温める「首・肩用」「腰用」、
手先を温める温感クリームの「ぬるホッカイロ」など、
広がりを見せるニーズを捉えた商品開発を行っております。
冬の商品として、「ゆたぽん」いうシリーズがあるそうですが、
どんな機能の商品ですか?
「レンジでゆたぽん」は2000年に発売された電子レンジで温めて
繰り返し使用できるジェルタイプの湯たんぽです。
心地よい温かさとジェルのやわらかさが好評で
就寝時に足もとを温める商品として多くの方にご愛用いただいています。
現在では就寝時だけでなく疲れた首や肩を温めてリラックスする
「レンジでゆたぽん 首・肩用」など全5種類ありまして
生活の中で冷えが気になる様々なシーンで
活躍できる商品展開をしています。
またこの冬は、繰り返し使うことのできる経済性から
節電対策としてもご好評をいただいております。
その「レンジでゆたぽん」の新商品も出たそうですね?
今秋「レンジでゆたぽん」シリーズの新商品として「スチームゆたぽん」
という商品が発売されました。
「レンジでゆたぽん」をシリーズ展開していく中で20代から30代の女性ほど
保温商品にリラックス効果を求めていることが分かり、
そんな女性たちのニーズに応えるため蒸気による温熱で
心地よいリラックスタイムを提供する
新しいゆたぽん「スチームゆたぽん」を開発しました。
「スチームゆたぽん」は従来のジェルタイプではなく、
鉱物と小豆のふたつの成分から出る蒸気で温める蒸気タイプの保温具です。
女性のための保温具として「首・肩用」と「目もと用」の
2種類を取り揃えております。
白元HP http://www.hakugen.co.jp/
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
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