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「クックパッド」のヒミツ

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。

今日は料理レシピ共有サイト「クックパッド」について

クックパッド株式会社 広報室・櫻井友希代さんにお話をうかがいました。

~~~~~クックパッド株式会社 会社概要~~~~~

本社は東京都港区白金台にあります。

「毎日の料理を楽しみにすることで心からの笑顔を増やす」を

企業理念に1997年に創業。

1998年から料理レシピ共有サイト「クックパッド」を運営しています。

(クックパッド)http://cookpad.com/

Q① まずは「クックパッド」という社名の由来を教えて下さい。
料理のメモ帳

Q② 「クックパッド」について改めて簡単に説明してください。
クックパッドは日本最大の料理レシピ共有サイトです。

主な機能は「レシピを載せる」と「レシピを探す」の2つです。
「レシピを載せる」は、誰でも無料で簡単に、オリジナルの料理レシピを
写真付きで掲載することができます。
クックパッドには現在116万品以上の料理レシピが掲載されています。

「レシピを探す」は、レシピ検索機能で、「カレー」といったレシピ名や
「じゃがいも」といった材料名などから、簡単にレシピを探すことができます。
他にも、「お花見」「運動会」といったイベント名でもレシピを探すことが
できますし、「二日酔い」と検索すると、その体調に合ったレシピも
見つかります。 パソコンだけでなく、携帯電話やスマートフォンからも
アクセスできますので、外出先やスーパーなどからでもレシピを探すことができます。
                                                            
また、レシピの人気順検索という有料サービスもあるので、
たくさんあるレシピの中から、みんなに人気のレシピを知る事もできます。

Q③ 現在、「クックパッド」は、料理レシピのサイトとして、絶大な支持を
得ていますが、現在のアクセス数、会員数などを教えてください。

月間利用者数は1300万人で20~30代女性の2人に1人と言われています。
アクセス数は月間で4.7億PV(ページビュー)あります。

Q④ 「クックパッド」は、いつごろ、どんなきっかけで開発することになったのですか?
代表の佐野が1997年の大学卒業後すぐに起業して、立ち上げたのが
クックパッドです。佐野自身が、自分の周囲に「苦笑いではなく心からの
笑顔を増やしたい」と考えたときに、様々な方法を考えた結果、生活の中で
面倒な作業になりがちな「料理」を心から楽しいものに変えていくことで、
料理をする人もその料理を食べる人も笑顔にできると確信したことがきっかけです。          

Q⑤ 1997年というと、インターネットはダイアルアップ接続の時代でしたね。
そんな時期に立ち上げられた「クックパッド」開発のポイントはどこでしょうか?

最新のテクノロジーを活用しながらも、電子レンジや冷蔵庫のように、
ユーザーにとってひとつの調理器具のように使いやすいサービスを
目指しているところだと思います。

Q⑥ 「クックパッド」が人気サイトになるまで、いろいろなご苦労もあったと
思いますが、なにかエピソードなどあればお願いします。

基本は無料で使えるサイトなので、どこで収益をあげていくか、ということが
一番の課題でした。ユーザーが増えても対応するためのサーバーを増やせない
(買えない)状態が続き、数年前まではピークタイムの夕方にはサイトが
ダウンしてしまうことがよくありました。当時はメディア露出を断ったり、
検索してもみつかりにくくするなど、新規のお客さんがこないような工夫を
していました。
今では笑い話ですが、当時は切実でした。

 

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