「ヒューゴの不思議な発明」
今日は、現在公開中の「ヒューゴの不思議な発明」をご紹介しました。
この作品、先月26日に発表された「第84回アカデミー賞」で、
フランスのモノクロ無声映画「アーティスト」と賞を争い、大変話題になりましたよね。
作品賞はなりませんでしたが、撮影賞、美術賞など5部門を受賞しています。
原作は、世界各国でベストセラーとなった、ブライアン・セルズニックのファンタジー小説。
それを映像化したのが、巨匠マーティン・スコセッシ監督です。
スコセッシといえば、「タクシードライバー」や「ディパーテッド」など、
社会の暗部や暴力に焦点をあてた、数々の名作で知られていますよね。
“リアル”“社会派”のイメージの強いスコセッシが、
デジタルカメラで最新の3Dファンタジーに初めて取り組んだのが、この作品なんです。
舞台は、1930年代のパリ。駅の時計台で、父が残した機械人形と共に一人で暮らす
少年ヒューゴは、人形の修理に必要なハート型の鍵を持つ少女イザベルに出会い、
人形に秘められた壮大な秘密を知ります・・・。
物語の鍵となるのが、“世界初の職業監督”と言われているジョルジュ・メリエス。
彼は、ストーリー作りやカット割りなど、今や当たり前となっている手法を
作り出したほか、マジシャンの経歴を生かして映像に数々のトリックを取り入れ、
初のSFXを生み出したといわれています。
映画創世期、スクリーンに映し出される映像を初めて見た人々は、驚き、
同時に大きな感動を寄せたといいます。
その映画への愛を、最新の技術を使って現代に蘇らせたスコセッシ監督。
彼の熱い思いを、ぜひスクリーンから感じてください!
今日ご紹介した映画「ヒューゴの不思議な発明」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■シネプレックス熊本
で、現在公開中です。
(「ヒューゴの不思議な発明」オフィシャルサイト http://www.hugo-movie.jp/)
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
詳しくはここ↓