「ニチバン」のヒミツ
企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。
今日はセロテープをはじめ、文具、医療用テープ、産業用テープまで、
「テープのことならニチバン」。
ニチバン株式会社のヒミツに迫ります。
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お話をうかがいましたのは、ニチバン株式会社 テープ事業本部
小林 英治さんです。
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~~~~~ニチバン株式会社 会社概要~~~~~
ニチバン株式会社は、大正7年1月に設立されました。
本社は、東京都にあります。
メディカル部門では、サージカルテープ、止血絆などの医療用テープ。
家庭用救急絆創膏、スポーツ用テーピングテープなど。
テープ部門では、セロテープR、粘着メモ、両面テープなどの文具製品。
包装用粘着テープ、各種産業用テープ・材料。
・・・などの製造・製作、販売を手掛けています。
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Q① 「ニチバン」という社名の由来を教えて下さい。
当社は大正7年に東京品川にて歌橋製薬所として創業し、
絆創膏類・軟膏類の製造を開始いたしました。
昭和期となり戦時下の企業整備により全国24社の絆創膏製造業者を
統合し、商号を「日絆工業株株式会社」と改称いたしました。
その後、「ニチバン薬品工業株式会社」という社名をへて、
昭和36年に社名を現在のニチバン株式会社となりました。
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Q② 「ニチバン」のロングセラー商品「セロテープ」について教えてください。
まず、いつごろ、どんなきっかけで開発されたものですか?
セロハンを原材料とした粘着テープは1930年代にアメリカで
開発、生産されておりました。
戦後日本に駐屯したGHQは、書簡の検閲後の封緘に
アメリカ本国から調達したテープを使用していましたが、
需要をまかなうことが出来ず、日本製のテープを使用することとなり、
粘着テープの生産実績があった当社へ発注が参りました。
昭和23年の1月に試作品がGHQに納入されました。
GHQはこれに対し、依頼より短時間での納品に当社の技術は
優秀であると称賛したと伝えられております。
この後同年6月市販を開始いたしました。
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Q③ 「セロテープ」の開発のポイントはどこでしょうか?
主原料のセロハンが当時非常に高価なものだったこと。
また粘着剤の原料となるゴムが良質なものが入手困難だったことなど、
当初の品質は不満足なものでした。
その後の質的改良により、透明で強い粘着力をもつテープに改良されました。
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Q④ 「セロテープ」のネーミングの由来はなんでしょうか?
昭和23年6月の市販開始時には商標を「セロテープR」とすることが
決定されております。
セロハン粘着テープ が一般名称ですが、語呂がよく縮めたものです。
現在でも使用されている刷毛文字風の書体はこの時より使用されております。
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Q⑤ 「セロテープ」のシリーズには、ほかにもいろんな商品があるようですが、
特色あるものなどあればいくつかご紹介ください。
セロテープRは透明なものが基本ですが、着色したもの。
また印刷を施したものなどがあります。
また当社ではテープアプリケーションの開発に力をいれており、特殊な刃で
テープの切り口がまっすぐに切れる「直線美シリーズ」が好評をいただいております。
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Q⑥ ニチバンのテープは、セロテープ以外にも身近なところで
使われているものがあるんですよね。
スーパーの店頭でほうれん草やレタスがテープで巻かれてあって、
そのテープに産地やANコードが印刷されているものを良く見かけますが、
あのテープは当社の『たばねら』という製品が主力です。
昔は産地での野菜の結束には、
わら/ポリひも/輪ゴム/針止めテープなどが使用されておりましたが、
手作業のため能率が悪く、野菜の傷み、針の残留などの問題がありました。
野菜にはくっつかないが、テープどうしは強く貼り付く『たばねら』の開発は
農家のこうした問題を解消し、大きなヒット商品となりました。
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Q⑦ 最後に実施中のキャンペーンがあるそうですね。
新製品『直線美ミニ』の発売を記念して『セロテープ シリーズ充実!
直線美Rキャンペーン』を7月1日より8月31日まで実施いたします。
パソコンやケータイから応募いただきましたら素敵な景品が当たります。
パソコン/スマホで直線美と検索して下さい。
またラインナップが充実した直線美シリーズを
是非一度お試しいただきたく存じます。
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本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
詳しくはここ↓