「岡屋」のヒミツ
企業にまつわる気になる疑問を解決する会社のヒミツ。
今日はゴルフのスコアやアンケートを記入する時に使う、プラスチック製の携帯用鉛筆。
実は正式な名称もあるそうなんですが、あの鉛筆のヒミツにせまります。
製造・販売しているのは岡屋株式会社。
岡屋株式会社は昭和50年に設立。
本社は大阪にあります。
オリジナルゴルフ場グッズの製造・販売を手掛ける会社です。
岡屋株式会社 東京営業・事務の菊池紀子(きくちのりこ)さんに電話をつなぎました。
Q1 「岡屋」という社名の由来を教えて下さい。
創業者の井尻保宏(前社長)の出身地(実家)が兵庫県にある東岡屋とゆう地名だった為、
会社名もそこから頂いたそうです。
Q2 「岡屋」のヒット商品というと、ゴルフ場や街頭アンケートなどでみかける、小さな携帯用鉛筆がありますが、あの商品の正式名称は何ですか?これまでどのくらい売れた商品ですか?
正式名称は 【ペグシル】と言います。
現在までの販売本数は約35億本以上になります。
35億本・・・・とゆうと凄い数なんですが、あまりピンと来ないと思いますが
長さに例えると、凄い長さになるんです!
地球一周が約4.5万キロになりますで、並べると、、なんと!地球77周の長さになります!
Q3 「ペグシル」は、いつごろ、どんなきっかけで開発されたものですか?
生まれたのは昭和49年の秋ごろ、(38年前)先代の社長がゴルフに行った際,ゴルフの売店でジュースを飲もうとした所、たまたま残っていたのは牛乳だけ。仕方なく牛乳瓶を手に取り、キャップを外した時に手にしたのは 牛乳瓶の蓋をはずす、針の付いた小さな栓抜き・・・何気に手に取った小さな栓抜きでしたが、この針の部分を、芯を鉛筆の芯に変えたら・・・?? と、ふと頭にに浮かんだそうです。そして、持っていたスコアカードにその栓抜きを挟んでみると、長さといい、扁平具合といい、、、ちょうどピッタリな感じ!こんな鉛筆あったら良いな!こうしてペグシルとゆう製品が生まれました。
当時は、ゴルフ場でもB級品の(3つ切りの木の鉛筆)鉛筆を使用していました。
ポケットに入れても、芯が服について汚れたり、どこかに転がって紛失したりなど・・・当時はこういった簡易的な鉛筆も無かったので、ホテルや競馬場、競輪場などで使用していたのは、ボールペンや一般的なB級品鉛筆だったそうです。 この鉛筆がヒットしたら・・・・ゴルフ場だけにとどまらず、シェアが広がると想定。。。そして、金型作成に思い切って踏み込んだそうです。
そして、日本でも空前のゴルフブームが(青木功選手・ジャンボ尾崎選手・中島恒之など)到来全国のゴルフ場を巡り歩き営業をしながら徐々に広がっていきました。
Q4 「ペグシル」の開発のポイントはどこですか?
開発時のポイントは、芯の部分です 芯をどうやってプラスチック部分に差し入れるか・・・
そして芯が抜け落ちたりしない事 が条件となってきます。見た目の形はとっても簡易的な作りに見えますが、芯が抜けない事!
この構造が一番苦労したそうです。
例えば太さが、百分の一(髪の毛よりも細い)誤差でも 芯が抜けてしまうとゆう現象が発生してしまう為、、現在に至るまでには何度も修正を繰り返しながら、ようやく現在の製品に至っております。
Q5 「ペグシル」のネーミングの由来は?
当時のペグシルの形状は現在のクリップ部分が、グリーンフォークになっており、
機能としては、鉛筆とフォークの一体型。
当時、グリーンフォークと呼ばず、フォークの事を【ペグ】と言っていたそうです。
そして、鉛筆=ペンシル ペグ+シル で【ペグシル】とゆう名前になりました。ただ、、、実際にはフォークの部分の機能としては殆ど果たせず(芝に差すと折れてしまう)その後、フォークではなく カードに挟める 構造に変更。 現在に至ります。ペグシル とゆう名前をなかなか覚えてもらえず、注文の際に、【ペグペン】【テグシル】【ペガラ】【ペグミン】とか(笑) その他多数・・・ 勝手に名前を変えられてしまうことがあります。(笑)
Q6 そのほか、オススメのサービス、キャンペーンなどがあればお願いします。
ペグシルをご注文の再に、エフエム熊本様のラジオ番組を聴いた!と言ったら、先着でペグシル1000本を無償でプレゼントさせて頂きます。その他、ゴルフ消耗品も取り扱っておりますので是非HPも覗いてみてください。http://www.pegcil.co.jp/
・
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
詳しくはここ↓