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トータル・リコール

「FMK Morning Glory」水曜日のレギュラーコーナー「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。

今日ご紹介するのは、現在大ヒット公開中の「トータル・リコール」です。

この作品は、「ブレード・ランナー」の原作者として、SF界でカルトな人気を誇る作家・フィリップ・K・ディックの原作「追憶売ります」を、最新のビジュアル・エフェクト技術を使って映画化した超大作です。
この原作は、すでに1990年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演で映画化され、その年の全米ナンバーワン・ヒットを記録しています。今回はリメイクということになります。前回より設定をかなり変更して、新たな世界を構築しています。

舞台は、近未来。21世紀末に起きた世界大戦によって、人類は大量の化学兵器を使用。
地球の大部分は住むことができなくなってしまいます。
貧富の差は拡大し、人類は、裕福なブリテン連邦と貧しいコロニーに二分化されて暮らしています。
最近のハリウッド映画では、この貧富が二極化した未来社会というのが、よく登場しています。先日ご紹介した「ダークナイト・ライジング」もそうでしたし、9月に日本公開になるハリウッド版「バトル・ロワイヤル」と言われている「ハンガー・ゲーム」もそんな設定です。いまのアメリカの社会情勢を反映しているのかもしれません。

この二極化した未来世界では、「記憶」を買うことができるようなシステムが開発されていて、実際に体験しなくても、エンターテインメントとして「記憶」が売り買いされています。1日の休みでも世界旅行が体験できたり、ロックスターになったツアーをやったりできるという訳です。
主人公のダグラス・クエイドは、コロニーで働く貧しい労働者。ある日、お望みの記憶を売ってくれるという「リコール社」に出かけていき、「スパイ」の記憶を買おうとすると、突然、警官が突入してきます。逮捕されそうになったダグラスは、無意識に体が反応し、警官をすべて倒してしまいます。
どうやら、ダグラスには、自分でも忘れてしまった「秘密の過去」があり、その秘密のために命を狙われているらしいということがわかってきます。
果たして、ダグラスは、迫り来る追っ手から逃れることができるのか・・・・・。新たな冒険の旅スタートします。

ダグラス役を演じるのは、「マイノリティ・リポート」や「マイアミ・バイス」などでおなじみのコリン・ファレル。
監督は、「ダイハード4.0」で大ヒットを飛ばしたレン・ワイズマン監督。今回の映画化では、アクションがノンストップで突っ走るシーンがたくさんあり、まるで未来版「ダイ・ハード」的な雰囲気が濃厚です。
主人公を追い詰めるかなり強い女性キャラ、ローリーを監督の奥さんでもあるケイト・ベッキンセールが演じています。
アクションもたっぷり、美男美女もたくさん登場しますし、近未来のビジュアル・エフェクトもすごい!ハリウッド大作のお手本のような1作です。

今日ご紹介した映画「トータル・リコール」は、

■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■シネプレックス熊本
■ワーナー・マイカル・シネマズ 熊本
で、公開中。

(「トータル・リコール」オフィシャルサイト http://www.totalrecall.jp/ )

ここでプレゼントのお知らせです。
「トータル・リコール」のTシャツを1人の方にプレゼントします。

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