「最強のふたり」
今日ご紹介するのは、
今週土曜日・10月6日から公開される
「最強のふたり」です。
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「最強のふたり」というタイトルから、みなさんはどんな映画を想像されるでしょうか?
一般的に考えると“格闘技もの”や“アクションを交えたラブストーリー”
という方が多いのではないかと思います。
しかし、この作品はどちらでもありません。
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主人公は、パラグライダーの事故で首から下が不自由になってしまった
大富豪の男・フィリップと、スラム街出身で無職の黒人青年・ドリス。
フィリップの介護役に、ドリスが応募してきたことから2人は出会います。
ドリスの目当ては、不採用の通知をもらい、失業手当をもらうこと。
他人からの同情に飽き飽きしていたフィリップは、そんなドリスに興味を持ち採用。
境遇も趣味も行動も、全く違う世界に生きてきた二人でしたが、
衝突を繰り返すうちに誰よりも厚い友情を育んでいきます。
しかしある出来事をきっかけにドリスはフィリップのもとを去り、
別々の道を歩き始めます・・・。
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ストーリーを聞いていると、感動的なお涙ちょうだい映画を想像するかもしれませんが、
この映画は全然違います!実は笑える、コメディなんです!
特に面白いのが、ドリスのフィリップの扱いかた。
介護というよりもフィリップをおもちゃにして遊んでいるといった雰囲気で、
「本当にそれでいいの!?」とちょっとハラハラしてしまうほど。
しかもこれは、実話を基にしているというから驚きです。
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「最強のふたり」は実話を元にした映画です。
映画のラストシーンには、実話ならではの感動的な「ある映像」が流れます。
コメディタッチのこの映画の奥深いメッセージがこめられた名場面。
どんな映像なのかは、劇場で見てのお楽しみですが、
「思わず涙がこぼれてきた!」と多くの観客が絶賛したシーンです。
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ドリスを演じるオマール・シーは、フランスのコメディアン。
フィリップを演じるのは、フランス版アカデミー賞のセザール賞に輝く
名優フランソワ・クリュゼ。
脚本は2人をあて書きにして作られたそうで、
その狙い通り素晴らしい化学反応を見せています。
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「最強のふたり」の原題は、「UNTOUCHABLES」(アンタッチャブルズ)。
「手のつけられない」とか「無敵」とかの一般的な意味もあるんですが、
もうひとつ「社会の のけもの」という別のネガティブな意味もあります。
この映画では、たぶん両方の意味で使われていると思いますが、
「最強のふたり」という日本でのタイトルは、実にうまいネーミングだと思います。
体のハンディキャップのあるフィリップと貧しい生まれのドリスは、
ともに世間から偏見の目で見られている存在。
そんなふたりだからこそ、心の深いところで信頼しあい友情を育んでいき
まさに「最強のふたり」のコンビとなって偏見と戦ってゆくいう
映画のストーリー展開に説得力があるんです。
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この映画「笑えて泣けて、楽しめる映画」というので、日本での公開以来、
口コミで上映館がジワジワと増えていて、熊本でも待望の公開となります!
ちなみに、去年の東京国際映画祭では、サクラグランプリ(最優秀作品賞)と、
最優秀男優賞のダブル受賞、計3冠を達成しているんだとか。
東京国際映画祭って、あまり話題になりませんが、
目の付け所は確かなんですね!
ぜひ、その評判を確かめてみてください!
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今日ご紹介した映画「最強のふたり」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
で、今週土曜日・10月6日から公開されます。
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(「最強のふたり」オフィシャルサイト http://saikyo-2.gaga.ne.jp/)
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本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
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