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「フランケンウィニー」

今日ご紹介したのは、今週土曜日・12月15日から公開される

「フランケンウィニー」です。

この映画「フランケンウィニー」は、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」や

「チャーリーとチョコレート工場」などで知られるヒットメーカー、

ティム・バートン監督の最新作です。

この監督の特徴は、なんといってもカラフルなビジュアル・イメージです。

SFXを駆使した壮大な世界とそこで生きる不思議な登場人物たち。

まさに映画でしか出会えないマジックがたっぷりつまった作品を作る監督です。

前作の「ダーク・シャドウ」や「アリス・イン・ワンダーランド」は、

そんなティム・バートン監督の最も得意なジャンルの映画だったと言えるでしょう。

うって変わって今回の「フランケンウィニー」は、もっと個人的な思い入れで作られた作品。

それはとっても優しくて感動的な作品に仕上がりました。

そのストーリーは・・・、

科学と映画作りが大好きな少年ヴィクターは、ある日愛犬スパーキーを

交通事故で亡くしてしまいます。

悲しみにくれるヴィクターでしたが、学校の理科の実験をヒントに、

スパーキーをよみがえらせることに成功!

しかしそれが街の人々に知られてしまい、大騒動になっていきます。

実はこの映画、ティム・バートン監督が、ディズニースタジオでアニメーターとして

働いていた1984年、30分の短編実写映画として作ったものがもとになっているんです。

これがプロデューサーの目に留まり、長編映画「ピーウィーの大冒険」の監督に

抜擢されたという、まさにティム・バートン監督のキャリアのスタートとなった、

記念すべき作品なんですね。

28年ぶりに長編映画としてよみがえった今回は、当時は実現できなかった

ストップモーション・アニメとして製作。

パペットを少しずつ動かしながらの撮影には、2年以上かかったといいます。

しかも今回全編を「モノクロで3D映画」という古い映画の手法と

最新技術ハイブリッドという新しい映画として仕上げています。

ティム・バートン監督は内気であまり友達のいない少年時代を過ごしたそうで、

テレビで観る昔の怪奇映画と飼っている犬が一番の友達だったそうです。

そう思いながらこの映画を見ると、「フランケンシュタイン」のように

愛犬スパーキーを蘇らせるヴィクター少年は、

ティム・バートン監督自身のことなんだなぁ・・・とわかってきます。

クライマックスでは、ある「奇跡的な展開」が待っているのですが、

これは是非劇場で確認してほしいですね。

涙を拭くハンカチをお忘れなく!

映画的な背景や技術的なことはいくらでも語れるこの映画ですが、

決して難しい内容ではなく、単純に誰もが楽しめるエンターテイメント作品です。

特にスパーキーの可愛さには、犬好きでなくてもメロメロになること請け合いですよ。

ちょっと怖くて不思議な、ティム・バートンのエッセンスがギュッとつまった1作!

ぜひスクリーンでお楽しみください!

今日ご紹介した映画「フランケンウィニー」は、

■TOHOシネマズ 光の森

■TOHOシネマズ はません

■TOHOシネマズ 宇城

■シネプレックス熊本

■ワーナー・マイカル・シネマズ熊本

で、今週土曜日・12月15日から公開されます。

(「フランケンウィニー」オフィシャルサイト http://www.disney.co.jp/movies/frankenweenie/

 

      

 

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