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NPO法人熊本にプロバスケットボールチームをみんなで創ろう会

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」

1月31日までの10回にわたって、

スペシャル・バージョンでお送りしています。

題して「会社のヒミツ・NPOスペシャル~新しい公共~」

あなたは、「新しい公共」という言葉をご存知ですか?

子育て、環境、まちづくりなどの、わたし達の身近な分野で、

市民、NPOや企業などの様々な団体が

地域の問題に取り組んだり

住民のニーズに合ったサービスを提供するなど、

皆で支えあう仕組みを作っていくことです。

この時間はそのような「新しい公共」を知ってもらうために

その担い手として活動しているNPO法人をご紹介していきます。

7回目の今日は「NPO法人熊本にプロバスケットボールチームをみんなで創ろう会」湯之上聡さん

お話をうかがいました。

 

Q 組織の基本情報を教えて下さい。

所在地:熊本市東区健軍本町8番19号                                           
メンバー:8名
電話番号:0962972461                                               
HP:「熊本プロバス会」で検索                                                    

Q 組織の活動目的を教えてください。
バスケットボールを一つのツールとして「熊本の子どもたちの夢」「熊本の元気」「人々のつながり」を創りたいと思い活動をしてきました。特に、地域のシンボルとなるプロバスケットボールチームをつくることが私たちの目的に近づくと考え活動してきました。                                                              

Q このNPOは、いつごろどんなきっかけで結成されたものですが?
私自身の経験が「バスケットボールに育てられた、熊本に育てられた」と想っていて、バスケットボールや熊本に対して恩返しをしたいという想いがありました。「バスケットボールを通じて次世代の子どもたちに自分が受けた恩恵を伝えたい」と想い、最初は身近な職業である「学校の先生」という職業を選びました。しかし教育の現場は、自分が想像していたよりも難しい現場でしたし、理想とのギャップを感じ、とても悩みました。まだ夢の持っていない子ども達にもたくさん出逢い、「どうしたら子ども達が夢を持てるだろうか」と思い悩むこともありました。                                                                           
そんな時期にバスケットボールを通じて、海外で研修する機会を頂き、バスケットボールの本場アメリカで勉強することに。そこで見た教育のあり方の違いに愕然としました。日本のバスケットボールの教育は、どちらかというと「スパルタ」・「根性論」・「罵声」・「できないところを指摘してやる気を喚起する」というものでしたが、子どもの自尊感情を傷つけ、自信の持てない子どもが育っているのでは無いかと思っていました。自分もそのような教育を受けてきたのでそれが良いのだろうと考えていました。一方、アメリカは「出来ないことはコーチの責任」、出来るようになるように一歩一歩、様々な道具を使ったり練習方法を工夫したりする。そして、今まで出来なかったことが出来るようになったときに思いっきり褒める。「あなたは必ず出来るよ」と伝え続ける。子どもの自信を育む。そういった教育の違いを実感しました。 
アメリカで感じ事はもう一つあり、トップのプロチームというものが地域にものすごく近い存在で、子ども達がそれに憧れ、日々を一生懸命努力していく姿を見ることができました。熊本でも、トップリーグで活躍するバスケットボールチームがあれば、子どもたちにとってものすごく良い教育ができるのでは無いか、子ども達の夢を育むことが出来るきっかけになるのはで無いかと考えました。
2008年、そんな想いを胸に、同じ志を持つ10数名の仲間と会を立ち上げました。                               

Q 具体的にどんな活動をして、どんな実績をあげていますか?
2008年の結成式後、自分たちの活動を広げるべく、数々のイベントを開催。
2009年には、アメリカのバンクーバーボルケーノーズと提携調印。「地域の人々がバスケットボールを通して楽しむ機会を」という趣旨ではじめ現在も続いている「オートメッセカップ3オン3大会」の第一回目を開催。
2010年にはバスケットボールサマーフェスティバルを開催。「熊本の人達に本物のバスケットボールを見てもらおう」と当時日本一になったリンク栃木ブレックスとバンクーバーボルケーノーズの試合を熊本行いました。その結果、多くのの方から「熊本にもプロチームを創ってほしい」という期待する声を聞くことができました。
2011年には「本物を体感する、実感する」というテーマでバンクーバーボルケーノーズと、熊本県内から選抜した選手で結成したチーム熊本と対戦したり、当時熊本で高校NO1になった九州学院とも対戦してもらい、本物を感じてもらう機会を作ることができました。
2011年12月に日本バスケットボール協会が「新しくリーグを立ち上げる」という動きになりました。4年間暖めてきた活動を大きく飛躍させたい、想いを形にするときだと感じ、2012年4月に新しいリーグの1部リーグに熊本のチームを参入させることを申請。「経営基盤は大丈夫か、企業のバックアップは、行政の応援は、など厳しいリーグの審査がありましたが、6月23日に参入することを認めていただきました。
4年間の想いが形になり、スタートラインにたった瞬間です。
現在、NPO法人の組織から株式会社へ形を替え、チームを結成するべく、活動を続けています。                                                                                                                       

Q 活動を通じて、どんな点が苦労していますか?
活動を始めた当初、「お金もない。前例もない。チームもない。人脈もない。あれもない。これもない。」という状態でした。私たちにあったのは「あきらめない心と次世代を想う情熱のみ」でした。
苦労話をあげればきりがありませんが、このままで大丈夫かと不安になることも正直ありました。組織が分裂しかかったときもあります。投げ出そうとしたときもあります。
その度に想うのは「このままの教育環境ではいけない。バスケットボールを通じて、夢を創ろう。バスケットボールを通じて熊本に元気を創ろう。」という想いだけでした。                                                              

Q これまでの活動の中で、最も印象深いエピソードをお願いします。
2010年のバスケットボールサマーフェスティバルでバンクーバーボルケーノーズとリンク栃木ブレックスを熊本に呼んだことです。「とても無謀な事に挑戦した」という印象が強いです。資金もない。人脈もない。本当になにもありませんでした。。。しかし、たくさんの方々のご協力のおかげで実施することができました。来て頂いたチームをどうもてなせば良いのかも分からない、試合の運営もノウハウがない、試合直前の日は試合前のセレモニーのシナリオ書きで毎日徹夜でした。
もう一つ印象に残っているのは挨拶回り。当時の私たちは企業の方々とつながりがありませんでした。益城町にある中古車販売をしているオートメッセの社長様のご協力でたくさんの方々をご紹介いただきましたが、お会いしたのは熊本を代表する企業のトップの方々ばかり。普段なら逢うことすらできない方々を前に、緊張の二文字しかありませんでした。  いまでは、すべてがいい経験で、今に繋がっていると感じれますが、当時はとても大変でした。                                                                                                                           

Q 今後の夢などがあれば、お願いします。
2013年9月新しいバスケットボールリーグが日本で開幕します。その新しいリーグの1部リーグに熊本から参戦することが決まりました。年間54試合。熊本で28試合ホームゲームが開催されます。日本のトップレベルのバスケットボールが熊本で定期的に見ることができます。
まずは、強いチーム創りです。アメリカからコーチを招聘し、アメリカンスタイルで日本一を目指します。
また私たちのチームは、熊本の地域に密着した活動を展開していきます。たとえば、バスケットボールスクールキャラバン。熊本県内の各小中学校を全部回る計画をたてています。選手にふれあうことで子どもたちの夢がひろがればと考え実施します。
会場の空間創りも考えています。試合会場に来ればお祭りのような「行って楽しい、見て楽しい、感じて楽しい」そんな空間を創っていきたいと想っています。                                                             
熊本を打って出る。チームを通して熊本にある沢山の素晴らしいものを、他県にアピールする試みもやっていきます。
チームを応援して頂ける人々や企業(パートナーと呼んでいます)同士のつながり、個人と企業のつながりを創っていきたいと考えます。
10年後には、熊本から世界へ出て行く選手の育成も考えています。素晴らしいバスケットボールの環境創りがその一歩になると信じています。
また選手のセカンドキャリアをサポートしたり、大学生のインターンシップによる現場体験することにより、社会経験実践の場を提供していきたいと考えます。                                                                                                                           

 

 

Q  そのほか、PRしたい案件があればお願いします。
熊本にプロバスケットボールチームが出来ます。名前は熊本VOLTERS(ヴォルターズ)。9月から始まるトップリーグに熊本から参戦します。初年度、全国でこのリーグに参加出来るのは12チーム、九州から唯一の参戦になります。2014年4月までの間に熊本で28試合、日本のトップのプレーが見れます。新しい空間創りにもチャレンジしていきます。お祭りのような音・映像・演出でお客様に楽しんでいただく空間創りをしてます。
バスケットボールを通して、熊本の元気創り。子どもたちの夢創り。をやっていきたいと想いますので多くの方に足を運んで頂きたいと思っています。     

 

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