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ローランド株式会社

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」

今日はローランド株式会社の井山裕行さんにお話を伺いました。

Question-1
●会社概要を教えて下さい。

ローランドは、1972年に大阪で創業した電子楽器の
総合メーカーです。創業当時は電子楽器の黎明期で、
世界初、日本初の楽器を数多く開発し、
主にロックやポップス等の先進的なプロミュージシャンに
愛用され急成長しました。

現在では、ステージなどで演奏するシンセサイザーや
電子ドラム、また、BOSSブランドで有名なエフェクターや
レコーダーなどのギター関連商品、家庭で演奏する電子ピアノや
電子オルガン、音楽制作に用いる音楽用ソフトウェア、
コンサートや撮影に使用する
業務用音響・映像機器を開発・製造しています。

ちなみに、創業者の梯郁太郎は、
本年度のグラミー賞の「テクニカル・グラミー・アワード」を、
元シーケンシャル・サーキット社社長のデイブ・スミス氏と
連名で受賞しました。「MIDI」という、電子楽器共通の規格の
普及に貢献したことに対する受賞です。
個人としての本賞の受賞は、日本人では初となります。
授賞式は2月9日(現地時間)にロサンゼルスで行われます。

「創造の喜びを世界にひろめよう」、
「BIGGESTよりBESTになろう」、
「共感を呼ぶ企業にしよう」の3つのスローガンは、
創業以来変わらない企業理念です。
現在でも、会社の経営や社員の行動の規範となっています。

Question-2
●「ローランド」という社名の由来を教えてください。

創業者の梯郁太郎が命名しました。
当時楽器業界では、自分の会社に
創業者の名前をつける例が多かったのですが、
世界中の人に音楽を楽しんでもらいたいという思いから、
海外の人にも発音しやすい名前を思案しました。

・日本名ではない
・2音節で濁音を含んでいる名前の方が、響きが良く覚えやすい
・アルファベットの「R」から始まる名前は、同業者と競合しない

などの点から「ローランド」にしました。

後で調べてみると、たまたまフランスの騎士道物語に
伝えられる勇敢な騎士の名前でもあったようです。 

Question-3
●「ローランド」の歴史の中で代表的なヒット商品は?
その製品は、いつごろ、どんなきっかけで誕生した製品ですか?

電子ドラムはヒット商品の1つです。
1997年から15年以上にわたって販売している「Vドラム」は
常に革新的な技術で市場をリードし続けています。

それまでの電子ドラムのほとんどがゴムのパッドで出来ていて、
叩くと大きな打撃音が出たり、
固くて手首を傷めたりすることがありました。

そんな中、ある開発者が子供用のトランポリンから
ヒントを得て作った「メッシュ・ヘッド」が大ヒット。

網戸のような網状の素材を貼ることで打撃音が大きく
抑えられただけでなく、適度な跳ね返りで手首への負担も
大幅に軽減することができました。

この「メッシュ・ヘッド」の登場で、電子ドラムは電子ピアノのように
一般の家庭でも演奏できる楽器になっていきました。

最近は、楽器の本質である“音”そのものも非常に良くなり、
多くのプロ・ミュージシャンのライブやレコーディングでも活躍しています。
みなさんもCDで聞いているドラムの音が
実は電子ドラムってこともあると思います。
そして最近では「もっと気軽にドラムを楽しんで欲しい」という
思いを込めて開発した新コンセプトのVドラムも発売し
大ヒットしています。低振動・低騒音にこだわった
「Vドラム・ライトHD-3」というモデルと、
昨年末に発売した折りたためるドラム、
「Vドラム・ポータブルTD-4KP-S」という2つのモデルです。

Question-4
●この「ヒット商品」の開発のポイントなどをご紹介ください。

上記のとおり、「メッシュ・ヘッド」のおかげで打撃音が抑えられ、
家庭にも普及した電子ドラムですが、
マンションなどで使用する際には下の階に伝わる振動がまだ大きく、
それによって電子ドラムを自宅に置くことを諦めた方も
多かったのも事実です。

そこで、より多くの方にドラムを楽しんでいただけるよう、
低振動・低騒音にこだわって開発したのが
「Vドラム・ライトHD-3」というモデルです。
最大の特徴は、足で演奏する部分にあります。
通常のドラムはペダルを踏むと、ビーターというハンマーみたいなものが
足元の大きな太鼓を叩いて音が出るようになっているのですが、
それが当たったときの振動が非常に大きく、
下の階に伝わる振動の最も大きな要因でした。

このVドラム・ライトHD-3」というモデルでは、その部分をなくして、
つまり『ビーター・レス』にして、スイッチのような構造にし、
この振動をなくしました。

家族が集まるリビングに置いても違和感のないように
デザインもスタイリッシュにしたり、大人も子供も楽しめるように
高さ調整を簡単にしたり、
このドラムを中心に家族が集まってもらえると嬉しいです。

また、昨年末には折りたためる電子ドラム、
「Vドラム・ポータブルTD-4KP-S」というものを発売しました。
ドラムという楽器は非常に大掛かりで、
ギターやキーボードなどのように簡単に持ち運ぶことができません。

この製品は、その名のとおり、簡単に折りたたんで、
持ち運ぶこともできます。
慣れれば2~3分で組み立てや片付けができます。
また、非常に省スペースで、畳半畳ほどのスペースで設置可能です。
週末しか演奏する時間がないお父さんも、
平日は折り畳んで部屋の隅にしまっておいて、土日だけセッティングして
ドラムを楽しむことができ、家族に文句も言われなくて済みます。
コンパクト・カーのトランクにも入るサイズですので、
ホーム・パーティーやちょっとしたライブでも使えます。

また、ドラムは全身運動ですので、継続することで、
ダイエットなどにも効果があるそうです
(女性{体重52kgの場合}:82kcal/30分、
男性{体重65kgの場合}:102kcal/30分)。

家で「ドラム」が叩ける時代です。ぜひ、楽しんでください。

Question-5
●そのほか、オススメのサービス、
キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。

Vドラムをもっと楽しんでもらうために、
ドラマーのためのソーシャル・ツールとして、
「V-Drums Friend Jam」というものを提供しています。

「V-Drums Friend Jam」は、ローランドのホームページで
無料ダウンロード可能で、パソコンにインストールすると、
最新の練習曲(mp3形式)がインターネットから自動的にダウンロードされ、
ロックやジャズなどお好きな曲にあわせてV-Drumsの演奏を楽しめます。

演奏結果はその場で採点、それを世界ランキングで表示します。
ツイッターにも連動しているので、練習の成果をツイッターでつぶやき、
世界中のV-Drumsユーザーとコミュニケーションが可能。
電子ドラムの練習を通じて、
同じ趣味をもつ世界中の仲間と交流できます。

また、電子ドラムを購入する際に心配な場所の問題。
買っても家におけるかどうか心配な方に、
「Vドラム3Dシミュレーター」というものを提供しています。
これはスマートフォンやタブレット端末にアプリを入れていただき、
その端末をマーカーにかざすと、
Vドラムの原寸大の立体CGが画面上に浮かぶアプリです。
Vドラムを設置したい場所でのサイズ感や
雰囲気のシミュレーションができます。ぜひお試しください。

今日はローランド株式会社の井山裕行さんにお話を伺いました。
井山さん、ありがとうございました。

ローランド株式会社 ホームページ
http://www.roland.co.jp/

 

                          

 

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