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フルタ製菓株式会社

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」
今日はフルタ製菓株式会社企画開発部
堂浦可奈子さんにお話を伺いました。

フルタ製菓株式会社は創業60年の菓子メーカーです。
チョコレートや焼き菓子(クッキー、パイ)をメインで製造しています。
「チョコエッグ」「セコイヤチョコレート」
「わなげチョコ」などでおなじみの会社です。

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Q 「フルタ製菓」という社名の由来を教えて下さい。

フルタ製菓は創業者が三兄弟で次男が社長、
長男が副社長、三男が専務でスタートしました。
勿論三兄弟の名字が「古田」です。

Q 1952年創業ということですが、
当時はどんな製品を製造していたのですか?

弊社は元々乳ボーロの製造からスタートしました。
しかし当時は競争が激しく安く買い叩かれてしまいました。
そこでチョコレートの製造に着手し、大手メーカーとの差別化の中で
様々なアイデアを取り入れた商品群が支持され現在に至ります。

Q 「フルタ製菓」の大ヒット商品といえば、
「チョコエッグ」ですが、この商品はいつごろ、
どんなきっかけで作られたものですか?
また累計でどのくらい売れていますか?

チョコエッグは1999年9月に発売されました。
最初は「日本の動物」シリーズから始まり、
「ペット」「戦闘機」「電車」「童話」「車」「宇宙」「キャラクター」など
様々な切り口で組立式フィギュアを展開しました。
元々チョコエッグはヨーロッパのイースターで子供に配る
卵型のチョコを由来にしており、その文化を日本風にアレンジ
(リアルな組立式フィギュアをオマケのする事)して
支持されました。 累計販売数は約2億5千万個で
日本人全てが2回以上お召し上がり頂いた事になります。

Q 「チョコエッグ」の開発のポイントはどこでしょうか?

一度ヨーロッパから輸入した卵型チョコをテスト販売しましたが
全く売れませんでした。おまけにジグソーパズルなどのオマケが
入っていたのですが、お客様の反応はよくありませんでした。
そこで先ほど書いた日本風アレンジをする事になり、
精巧なフィギュアを採用する事になりました。
この事が大人のお客様にも支持されヒットにつながります。

Q 「チョコエッグ」はこれまでたくさんの種類が発売されていると
思いますが、これまで何種類ぐらい発売されていますか?
また特色あるシリーズなどあればいくつかご紹介ください。

チョコエッグは累計65シリーズを発売しています。
制作したフィギュアも1000種類を超えています。
2003年に発売した阪神タイガースとのコラボチョコエッグ、
阪神優勝に合わせて発売しましたが今ひとつの結果になりました。
5cmのフィギュアで人物表現はかなり難しい作業です。

Q そのほか「フルタ製菓」の製品に関する
なにか面白い開発秘話エピソードなどあればお願いします。

弊社は「アイデアのフルタ」と言われるくらい、面白い商品があります。
男性が思わず童心に帰る事ができる「ミニオッパイキャンデー」、
薬の錠剤包装をヒントに開発した「ハイエイトチョコ」や
「わなげチョコ」、歯磨きチューブをヒントに開発した「チョコソフト」、
コーヒーに入れるフレッシュをゼリーに転用した
「サワゼリー」など遊び心ある商品が特徴です。
真面目にふざけている事が面白さと言えます。

今日はフルタ製菓株式会社の企画開発部
堂浦可奈子さんにお話を伺いました。

堂浦さん、ありがとうございました。

 

フルタ製菓オフィシャルサイトhttp://www.furuta.co.jp/ 

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