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和楽器ユニット「おとぎ」 安田知博さん

あらゆるジャンルの注目の人にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
今日は3月10日(日)山鹿市の八千代座でコンサートを行う
和楽器ユニット「おとぎ」のメンバーで、
山鹿市出身の安田知博さんにお話を伺いました。

Q. 和楽器ユニット おとぎ は、どんなユニットですか?

関西在住の若手和楽器奏者4人組。
琵琶・胡弓・筝(こと)・尺八などを使って、
オリジナル曲を中心に演奏している。
和楽器の魅力を幅広い世代の人たちに発信。

Q.「おとぎ」の音楽の特徴を教えて下さい。

和楽器でポップスや異種音楽に挑戦するグループはたくさんある。
「おとぎ」は、そのような挑戦だけでなく、
各地の民謡やお囃子・物語などを取材し、
それを親しみやすくアレンジしている。
現代朗読(安田)と、琵琶の弾き語り(川村)の
両方を交えた音楽劇も。
演奏スタイルは、近年は芝居小屋での公演が多い。
八千代座は今回が4年ぶり3回目。

Q. ユニットでの安田さんの担当は何ですか?

演目によっては尺八と笛。朗読も。

Q. 安田さんが尺八や笛を始めたのは、
        いつ、どんなきっかけでしたか?

小学4年生の頃。もともと笛類に興味があって、
リコーダー・フルート・口笛などを楽しんでいた。
笛は、地元山鹿市の灯篭祭りや、山鹿太鼓などで聞いて憧れた。
尺八は、当時の理科の先生が吹いているのを聞いて興味を持った。

Q.安田さんにとっての尺八の魅力とは?

音を出すこと自体が面白い。思い通りの音や
演奏を作ること・維持することは難しいけれど、
いろいろな感情が表に出やすい。「声に近い楽器」とも言われ、
個性も出やすい。そのあたりも魅力。
日本では年寄りの楽器だと思われているが、
世界的には大人気。世界尺八サミットも毎年開催されている。
伝統だから守るべし、ではなく、
「面白い、もっと聞きたい、やってみたい」と思ってもらえるような
演奏活動をしていきたい。具体的には、小中学校での
コンサートや授業に積極的に取り組んでいる。

Q.熊本で開催されるコンサートの情報を教えて下さい。

八千代座で、「おとぎ」のコンサートがある。
今度の日曜(10日)、午後2時から。
メダマは、「サクラ峠」という音楽劇。
熊本在住の作家 古木信子さんの小説を、
語りと和楽器による音楽劇としてアレンジした。
今回初演。

Q.安田さんは八千代座のある山鹿のご出身ですが、
      八千代座に対してどんな想いを持っていますか?

八千代座は、歌舞伎をやる場所、
建物見学のスポットと思っている人が多いのではないか。
それだけではなく、地元の若手がいろいろなものを発信する
(できれば銭の取れる)場所にしていきたい。
もっと仲間を増やして、
いろいろなアイディアを出し合っていきたいです。

安田さん、ありがとうございました。

和楽器ユニット「おとぎ」 WebSite
http://otogi.iza-yoi.net/

 

 

 

 

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