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熊本市環境局 環境政策課 大司恭史さん

あらゆるジャンルの注目の人にインタビューするヒューマンラボ。

今日は来月5月18日(土)19日(日)に熊本市動植物園で
開催される「くまもと環境フェア2013」より、主催者の
熊本市環境局 環境政策課、大司さんにお越し頂きまして、
「くまもと環境フェア2013」の内容と熊本市の環境への
取組みを伺いました。

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Q1、役職・お名前を教えて下さい。

熊本市 環境局 環境政策課                                        
主任主事 大司恭史 

Q2、先ずは、熊本市のこれまでの「環境」の
          問題点や課題を教えて下さい。

熊本市の担う環境行政につきましては、
例えば「大気の問題」「騒音の問題」「地球温暖化の問題」
「自然や生物多様性の問題」「水の問題」
「ゴミ処理・ゴミ分別の問題」など列挙しただけでも非常に
幅広い分野の問題が山積しております。
先月に、熊本市は国連で“生命の水”最優秀賞という
「世界一の水」といっても過言ではない栄誉を
受賞することがございましたが、その「地下水」を1つ取り上げても、
硝酸化窒素濃度の上昇や湧出量の減少など、
後世に引き継ぐ貴重な資源が失われつつあるという
現実がございます。           

最近報道で環境問題が大きく取り上げられる機会が
多くなったことによって、昔より市民のみなさまの環境への
関心は高まっており、様々な角度から環境配慮に
取り組んでいただいている市民活動団体や
事業者の方がいらっしゃいます。

しかし、一方で、これらの環境配慮の取組みは、
効果がすぐには見えないことで、切迫した問題として
環境問題を捉えることが難しくもあり、なかなか実践の
拡大につながらないことが課題であると考えております。                                                                        

Q3、問題点・課題に対する取組みを紹介してください

先ほど述べた課題を解決するためには、より身近に
環境問題を考えられるようにするとが必要であり、
熊本市も様々な政策を行っています。
例えば、毎年夏に行われます「節水キャンペーン」では
1日の目標使用量(230リットル)を設定しており、
水をお風呂に使うと何リットル必要など具体的に示した
広報展開を行って、市民の節水啓発を行っております。                                        
また、目に見えないCO2(二酸化炭素)の見える化
事業として、「くまもと低炭素都市づくりWebページ」を立ち上げ、
電気やガス・水道の使用量を入力するだけで、
実際にどのくらいのCO2が排出され、杉の木○○本分を
使用しているなどといったことが一目でわかるシステムを
作り上げております。ぜひご活用ください。                                         

Q4、来月5月18日(土)19日(日)に熊本市動植物園で
開催される「くまもと環境フェア2013」の主な内容を
教えて下さい。また今回の見所や特色や、
特に力を入れている点など、あれば教えて下さい。

本年度で22回目を迎える「くまもと環境フェア2013」は、
過去最多の42団体の参加を予定しています。
環境保全活動に取り組んでいらっしゃる市民活動団体の
みなさまや、事業者のみなさまと共に
市民協働のイベントとして現在準備中です。                                        
今回も、各参加団体が趣向を凝らしたブース展開を
予定しており、竹細工やUVビーズ、
ソーラーカー作りなどの体験スペースや、
樹木観察会や自然の物を使った忍者体験などの
フィールドワークも行われます。
さらに、今年度初めての試みとして、
松崎さんと各ブースを回るクイズラリーや、
いらないおもちゃを交換しあう「かえっこショップ」、
さらにはセグウェイの試乗体験など、盛りだくさんの
内容となっております。                                         

Q5、熊本市のこれからの取組みや目標などが
          あれば教えて下さい

熊本市は、市民の皆さまが少しでも環境問題を身近に
目を向けていただけるような政策に取り組んでまいります。
最近、関心の高い大気汚染情報や再生可能エネルギーの
情報をできる限りわかりやすく公開したり、
また、子どもたちに対する環境教育についても、
学校現場や地域を通じて、エコ活動が自然にできるようになる
取組みとして、体験や学習ができる催しを拡充させて
いきたいと考えております。                                        

Q6、市民の皆さんへ望むことや、お願いがあれば教えて下さい

5月に行われる「くまもと環境フェア2013」をはじめ、
市の環境イベントは数多く行われております。
環境を難しい問題として捉えるのではなく、
とても身近な問題として考えていただくため、今年ぜひ一度は、
環境イベントに足を運んでいただけると、自らのライフスタイルを
見直す良いきっかけになると思っております。
ぜひご家族皆さんで参加されてみてください。                                        

Q7、ご自身やご家族で取り組んでいる環境活動などはありますか?

私が学生時代から続けていることは、電気やガス・水道の
使用量をメモして、年月別に比較をして、使いすぎに
気をつけています。経済的にもお得感を実感できますよ。   
あとは、ご飯は必ず残さず食べるということですね。 

 


 

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