「丸川製菓株式会社」
企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。
今日は「丸川製菓株式会社」のヒミツに迫りました。
お話を伺ったのは丸川製菓株式会社企画部の水谷幸三さんです。
丸川製菓株式会社は、創業:明治21年(1888年)菓子の製造販売を始める。設立:昭和23年(1948年) 大正7年には落花生の販売。
昭和22年にチューインガムの販売を始めました。
その他、たまごボーロやカステラ等、ガム以外の菓子も製造していました。
昭和48年頃からガムの専業メーカーになり、現在に至ります。
Q 「丸川製菓」という社名の由来を教えて下さい。
創業者が川島ですので、当初は川島商店でしたが昭和23年設立時に丸川製菓といたしました。
Q 「丸川製菓」の大ヒット商品といえば、
「マーブルガム」ですが、この商品はいつごろ、
どんなきっかけで作られたものですか?
また累計でどのくらい売れていますか?
昭和34年にオレンジ玉ガムとして発売されました。
当初はタブレット状のガムの糖衣がけに挑戦しておりましたが、
うまくいかず試行錯誤の末、ガム自体を丸くすると、うまく糖衣ができるようになったので、当社のガムは丸いガムになったと聞いております。 発売当初5円で売っておりましたが、昭和49年のオイルショック時に10円に値上げいたしました。それ以降4粒マーブルは10円を維持しております。
Q 「マーブルガム」の開発のポイントはどこでしょうか?
一番はやはり味の良さを追求しております。
当社のガムはソフトな噛みごこちとフルーティな味にしあげています。
日々研究室にて味の管理をし、市場にあった商品開発をこころがけております。また、現在ではキャラクターを使用した商品も発売しております。
Q 「丸川製菓」はいろいろな種類のガムを発売されていますが、
ガムに特化してきた理由は何ですか?
これまで何種類ぐらいのガムを発売されていますか?
また特色あるシリーズなどあればいくつかご紹介ください。
それまでいろいろなお菓子を製造していた中で、ガムが作業効率が良かったためと思います。
ガム専業になった当時は、ガム以外の商品では、不良等が出た場合に、廃棄しなければならないものを、ガムの場合はある程度再生することができましたので、効率的にもガム一本になったと思います。
正確にはわかりませんが、味のバリエーション的には、フルーツ系を中心に50種類ぐらい、商品としては、300種類程度出していると思います。当社は、マーブルガムと『フィリックスガム』のようなブロックタイプのガムが、販売の2本の柱になっております。
マーブルガムは現在、4粒10円および6粒20円当たり付きの2種類あり、その他セット商品の中にも多数使用しております。
また、ブロックタイプの商品も、10円当たり付きで、フィリックスをメインにコーラガムなど、ロングセラー商品になっており、現在ではキャラクターを使用した商品も発売しております。現在では、マーブルガムも小さな小箱を使用したものだけでなく、少し高額な、ボトル入りの商品やチャック式袋に入った商品も販売しております。
Q そのほか、オススメのサービス、キャンペーンなど
PRしたい案件があればお願いします。
弊社では、安心して食べていただける、安くておいしい、そしてお子様に夢を与えられるような、ガムの提供に努力し続けております。
少子高齢化により、メインターゲットである子供人口が減っており、当社を取り巻く市場環境は非常にきびしい状況ですが、これまで以上に経営努力をしまして、できるかぎり現状の品質・価格帯を守っていきたいと考えております。
春の新商品としては、10円当たり付きでブロックタイプの『ひつじのショーン』ガム、マーブルガムではチャック袋入りの『フィリックスマーブル』、また、小箱がどうぶつしょうぎの駒になっていて、お友達などと遊べる『どうぶつしょうぎ』ガムも発売になっております。
今日は丸川製菓株式会社 企画部の水谷幸三さんに
お話を伺いました。水谷さん、ありがとうございました。