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「株式会社フレーベル館」

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。

今日は児童図書などの出版事業でおなじみ、
「株式会社 フレーベル館」のヒミツに迫りました。

お話を伺ったのは、株式会社フレーベル館 経営企画本部
副本部長 大竹裕之さん
です。

 
Q 会社概要を教えて下さい。
 
1907年、今から106年前に「白丸屋」という名称のお店を開店して、
保育用品の販売を開始しました。 
その1年後に名称を「フレーベル館」とし、
1920年に現在の「株式会社フレーベル館」となりました。 
 
その後、今から92年前の1921年に日本初のくれよん、
1932年には幼稚園や保育所で使用する日本初の出席カードを発売し、
今年で86年目を迎える「キンダーブック」も月刊保育絵本として
日本で初めて発行いたしました。
   
また、54年前の1959年に文化社会貢献活動の一環として、
日本では数少ない少年だけの合唱団であるフレーベル少年合唱団を
結成し、現在でもその活動を続けています。
 
弊社の主な事業としましては、
保育事業と出版事業の2つになります。 

創業当初から続けている保育事業は、保育所や幼稚園に向けて、
園児たちが日々使う机や椅子、教材教具、園庭遊具など
子どもたちの発達段階と目的に合わせた、
安全性の高い用品をお届けしています。
キッズデザイン賞という子どもの安全・安心の向上や
健やかな成長に貢献する製品やサービスに与えられる賞にも、
2007年から2012年度までに21点を受賞しています。
出版事業は大きく児童図書と保育図書の2つのジャンルを扱っています。
保育図書分野においては、保育者や研究者をサポートする
専門図書の出版活動を行っています。
児童図書においては「子どもたちの心に残る一冊を」との願いを
込め1961年に一般書店市場へ進出しました。
その後、アンパンマンや「ウォーリーをさがせ!」など
数多くの児童図書を出版し続けてまいりました。
 
Q 「フレーベル館」という社名の由来を教えて下さい。
 
「フレーベル」という社名は、ドイツの教育学者である
フリードリッヒ・フレーベル(正式にはフリードリッヒ・
ヴィルヘルム・アウグスト・フレーベル)の名前に由来しています。   
フレーベルは世界で初めて幼稚園を創設し、
保育士養成所を開きました。また、現在の積木の原点である
「恩物(おんぶつ)」を考案、制作、理論化するなど
偉大な業績を残し、「幼児教育の父」とも呼ばれています。
尚、弊社では創業当初から積木の原点である
この恩物を現在に至るまで販売しています。
 
Q 「フレーベル館」では、さまざまな書籍、絵本などを
出版していますが、もっともヒットした本はなんですか?
またどんな内容の本ですか?
 
タイトルで見ると「ウォーリーをさがせ!」がミリオンセラーを
記録するなど最もヒットした作品になっています。
 
「ウォーリーをさがせ!」シリーズは、1987年に日本語版1作目が
発刊されて以来、2012年までに7作が発刊されており、
シリーズ通算で1,055万部となっています。
「ウォーリーをさがせ!」シリーズは、ただ、ウォーリーを探すと
いうことだけではなく、周辺の人物キャラクターやモノなど、
探し出すものが盛りだくさんです。
 
現在では、持ち運びもしやすいようにポケット判
(ミニブック)も5タイトル発売しております。
2011年に発売されたミニブック5冊がセットになった
トレジャーボックスでは、ウォーリー探しのための
かわいいプレミアムルーペまでついています。
 
ちなみに「ウォーリーをさがせ!」は、
今年2013年が日本語版刊行25年という記念の年になります。
この7月には全7作が1冊になった、25年記念
スペシャルエディション「トラベラーズブック」が刊行されます。
「ウォーリーをさがせ!」シリーズは就学前のお子様から
大人まで楽しめるゲーム絵本です。
お子様とのコミュニケーションツールとして、
またちょっとした空き時間を利用して楽しめるツールとしても
最適ですので、是非、お楽しみください。
 
Q 子供たちに人気の「アンパンマン」もフレーベル館の本から
生まれたそうですが、誕生の経緯を教えてください。
 
実は当初、大人向けの物語として、1969年に別の出版社の雑誌に
「アンパンマン」が掲載されました。
ですが、この時はまだ普通の人間があんぱんを貧困の人々に
届けるといった内容でした。
 
その後今から40年前の1973年に、今年で86年目を迎える
弊社の月刊保育絵本「キンダーブック」の中で、
頭が”あんぱん”で出来た「あんぱんまん」が初登場いたしました。
当初は平仮名タイトルでの「あんぱんまん」でしたが、
1975年に、片仮名に変更され、ご存じの通り、
「それいけ!アンパンマン」として、出版されました。
登場当初は決して良い評判だけではなかったアンパンマンも、
2013年3月時点で通算6,800万部となり、
今では多くの方々に愛されています。
今後ともアンパンマンとフレーベル館をよろしくお願いします。
 
Q そのほか「フレーベル館」の本に関する
なにか面白いエピソードなどあればお願いします。
 
フレーベル館では、アンパンマンやウォーリーの他にも
多くの絵本や児童書を皆さんにお届けしています。
その中でも、シリーズとしてお楽しみいただいているのが、
「ねこざかな」と「コケッコーさん」という
2つのシリーズ絵本です。
 
「ねこざかな」は着ぐるみのように”魚”の中に”猫”が入っていて、
魚の口から猫が顔を出しています。
しかも、その猫は出入りが自由なのです。
通常、魚は猫の好物として有名ですが、この絵本の中では
お互いがとても仲良しなのです。
ユニークで愛嬌のある「ねこざかな」のキャラクターや、
ほぼ全巻に凝った仕掛けが施されていることで、
子どもたちに大変喜ばれています。
 
「コケッコーさん」はタイトルの通り、
ニワトリをモチーフにしていまして、お母さんニワトリ
(これがコケッコーさん)とたくさんのヒヨコ達のお話です。
コケッコーさんはお母さんニワトリ(つまり大人のニワトリ)
なのですが、可愛い卵体型なのです。
この可愛らしいコケッコーさんの姿を見たい方は是非、
書店でお手に取ってみてください。
さらに、この絵本は紙粘土や木による立体製作物(ジオラマ)絵本で、
ページの隅々まで細かく製作されていますので、大人の方でも
じっくり見て楽しんでいただけるだけの価値があると思います。
可愛らしいコケッコーさん一家とコケッコーさんが子育てに
奮闘する話が描かれており、親子で一緒に楽しめ、
且つ、幼稚園・保育所でも大人気の絵本となっています。
 
Q そのほか、オススメのサービス、キャンペーンなど
PRしたい案件があればお願いします。
 
今年2013年は、皆さんお馴染みのアンパンマンが絵本に初登場
してから40年、テレビ放映と映画化25年を同時に迎えるとともに、
アンパンマンの生みの親でもあるやなせたかし先生の
作家活動60周年という記念の年にあたります。
 
このような記念すべき年に、アンパンマンでは、
キャラクター数1,768でギネス登録された当時以上のキャラクターの
数々が掲載された大図鑑を6月下旬に発刊します。
やなせたかし先生については、アンパンマンの生みの親として
だけでなく、詩人、漫画家、編集者などマルチな才能や
多彩な仕事ぶりを紹介する「やなせたかし大全」を発刊します。
今後も子どもたちの健やかな育ちを支える企業として、
より良い本を皆さんにお届けしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
今日は株式会社フレーベル館 経営企画本部
副本部長 大竹裕之さんにお話を伺いました。
大竹さん、ありがとうございました。
 
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フレーベル館からプレゼントをいただきました。
フレーベル館の本を抽選で8人の方にプレゼントします。
 
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8人それぞれに違う本1冊をお届けします。タイトルを紹介すると、
「コケッコーさんはこだくさん」
「ねこざかな」
「たいせつなこと」
「だってだってのおばさん」
「はるのおがわ」
昭和の童謡童画集「ひらひらはなびら」
「ウォーリをさがせ!きえた名画だいそうさく!」
「アンパンマンとたからさがし」とアンパンマングッズのセット
以上、8冊です。
 
どの本が当たるかはお楽しみに・・・。
参考までに希望のタイトルを書いていただいても構いませんが、
ご希望に添えない場合もあります。ご了承ください。
 
プレゼント希望の方は、
郵便番号、住所、名前、電話番号を書いてご応募下さい。
ハガキ 〒860-0001 熊本市中央区千葉城町5-50
ファックス 096-355-5200
メール glory@fmkumamoto.jp
「FMK Morning Gloryプレゼント係」まで。
 
締切は、6月5日(水)必着です。
 

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本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
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