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「親と子のオペラ鑑賞会 メルヘンオペラ ヘンゼルとグレーテル」

あらゆるジャンルの注目の人にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
 
今回は、ラスカーラ・オペラ協会 代表岩本貴文さん
6月16日(日)熊本県立劇場演劇ホールで上演される
「親と子のオペラ鑑賞会 メルヘンオペラ ヘンゼルとグレーテル」
について伺いました。

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Q① ご出演者のお名前と肩書を教えて下さい。
 
岩本 貴文
ラスカーラ・オペラ協会 代表          
ホームページアドレス
 
Q② 岩本貴文さんご自身の歌や
音楽にまつわるプロフィールを教えて下さい。
 
声楽で音大を目指すことを決めたのは中学2年の時です。
児童合唱団の先生方の影響です。それから、大学で声楽を学び、
卒業後すぐ、運のいいことにプロのオペラ合唱団員として舞台に
立たせていただき、もっと発声法について知りたくなり、
イタリアで8年間かかりましたが、ある一定の習得ができたのを機に
帰国し、熊本に戻りました。       
 
Q③ 「ラスカーラ・オペラ協会」の概要を教えて下さい。
 
「ラスカーラ」の意味は「階段」です。芸術監督である
ステーファノ・マストランジェロ氏とともに命名しました。
階段を一歩一歩確実に踏みしめて前進し、オペラを探求して
いこうという意思表示と、オペラの殿堂「ミラノ・スカラ座」に
近づきたいとの想いが込められています。
 
Q④ 今回上演される「ヘンゼルとグレーテル」について、
公演の概要を教えて下さい。

日時・場所・料金は、チラシの通りです。
 
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年齢制限はございません。
なぜなら、小さなお子様に生のオペラを「体感」して欲しいとの
想いで、企画したからです。
 
Q⑤ 皆さんご存知の物語とは思いますが、
作品の概要を改めて教えて下さい。
 
作曲は、ドイツの作曲家でワーグナー作品の補佐も務めた
エンゲルベルト・フンパーディンク。
姉の依頼により、子供のためのオペラ「ヘンゼルとグレーテル」を
手がけました。原作にあるような悲惨なものは削除され、
まさにメルヘン・オペラとして確立されています。
 
内容は親しみやすいものですが、そこに流れる音楽
(オーケストレーション) は複雑かつ緻密に描かれて、
オペラの醍醐味を存分に味わえます。
お子様から、オペラ通まで幅広くお楽しみいただける作品です。
 
Q⑥ チラシに「親と子のための入門オペラ決定版」と
記載されていますが、子どもでも楽しめる部分・魅力を教えて下さい。
 
何と言ってもこのオペラの原作は誰もが一度は読んだことのある、
「ヘンゼルとグレーテル」です。
作曲者も子供のために作曲しています。
また、ヨーロッパでは、この作品を子供たちのオペラ鑑賞デビューと
位置づけて、クリスマスシーズン、また復活祭の時期に上演され、
正装した子供たちで溢れかえります。
 
Q⑦ 去年9月にも上演されたとのことですが、
その時の様子・反響などはいかがでしたか?
 
お子様たちが目立った公演でしたが、客席はとても静かで、
「お菓子の魔女」がかまどに入れられた時は客席の子供たちから、
歓声と拍手が沸き起こりました。それを聞いて、このオペラの
(子供たちにも十分楽しめるという)素晴らしさを改めて実感しました。
 
また、他の会場での公演では、終幕が降りる際に3歳の女の子が
「グレーテルちゃん!」と叫びながらステージに駆け寄ってきました。
その後、グレーテルちゃんに抱っこされての記念撮影でした。                        
 
Q⑧ 岩本さんにとって、オペラの魅力はどんなところですか?

やはり、生演奏という点です。オーケストラは登場人物の心理状態から、
森の神秘性、月夜の美しさ、荒れ狂う海などを音で表現し、
その音の色彩に乗って歌い手が人間の営みを語る。
それらを一人一人の演奏者が気持ちを一つにし、時間というキャンバスに
音という色彩で描く。そのエネルギーは人の心を時には激しく揺さぶり、
また安らかな気持ちにさせてくれます。これは、生の人間が、
アコースティックな音で紡ぐことにより生まれるものです。
その臨場感がオペラの魅力です。そして観客がその一瞬一瞬を目撃し、
音のゆりかごで夢のひとときを過ごすのです。
 
ありがとうございました。

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