「熊本ハニープロジェクト」
あらゆるジャンルの“注目の人”にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
今日は熊本の中心繁華街でミツバチを養蜂するプロジェクト
「熊本ハニープロジェクト」についてお話を伺いました。
Q:お名前と職業・所属を教えて下さい。
名前 :長江浩史 (代表)
プロフィール:「メガネは長江」代表
名前 :荒木健 (広報)
プロフィール:「アール・デザイン工房」代表 デザイナー
名前 :今木智雄 (養蜂事業部)
プロフィール:「今木養蜂園」代表
Q:「熊本ハニープロジェクト」の基本情報を教えて下さい。
正式名称 熊本ハニープロジェクト
所在地 下通り1-4-14長江ビル2F
ホームページ
Q:「熊本ハニープロジェクト」の内容について教えてください。
熊本ハニープロジェクトは、熊本中心商店街の商業ビル屋上で
ミツバチを養蜂するプロジェクトです。
ミツバチの行動エリアには日本三名城、熊本のシンボルである
「熊本城」があり、熊本城内の豊富な木々や花など、
また、その周辺から収穫するはちみつ「熊本城お城はちみつ」を
使用した商品を熊本ブランドとして展開するとともに
屋上緑化の推進や、この繁華街で採れたはちみつから広がる
熊本の街づくりを目指します。
同様のプロジェクトは2007年に東京銀座のビル屋上から始まり、
札幌、仙台、小倉、大阪、鹿児島、大分など全国各地にも
広がっています。
熊本中心繁華街でミツバチの飼育を通じて、その周辺の環境や
生態系を感じるとともに、採れたはちみつを利用して、
地産地消の商品やブランド作りから街の活性化を推進します。
ミツバチは「環境指標生物」と言われ、環境悪化などに敏感で
影響を受けやすく、ミツバチの育成分布によって、
その地域が評価されます。
ミツバチたちがはちみつを採取することにより、
近隣の木々や花などが受粉し、その結果より多くの花が咲き、
樹木は実をつけることでしょう。
ミツバチたちが熊本の街を元気に飛び回り、熊本中心繁華街で
はちみつが採れたら、この街は環境の整った安全安心なまちの
証であり、熊本中心繁華街のイメージアップにつながると考えます。
Q:「熊本ハニープロジェクト」は、
どんなきっかけでスタートすることになったのですか?
2006年に始まった銀座ミツバチプロジェクトを知った荒木が、
下通りの「メガネは長江」の長江さんに
”同様のプロジェクトが下通りでもできないか?” と打診、
それに賛同した「今木養蜂園」の今木が加わり、
当プロジェクトを立ち上げ3月28日(328←ミツバチ)に
下通り屋上に巣箱を設置しスタートしました。
Q:どんな場所に巣箱が設置されているのですか?
また何匹くらいのハチがいるのですか?
下通りの商業ビル屋上に設置しています。
詳しい場所はセキュリティ等の関係でお教え出来ません。
1箱に約3万匹、それを3箱設置していますので
1箱に約3万匹、それを3箱設置していますので
合計約9万匹程度になります。
Q:実際に蜂蜜を採集してみての感想は?味はどうでしたか?
どの程度収穫出来るのかわからないので、初年度である今年は
3箱を設置、1箱あたり20キロ、トータル60キロ取れれば上出来と
思っていましたが、予想を上回るトータル70キロのハチミツを
収穫することが出来、大変驚いています。
味は花の香りがし、濃厚な甘さもなかに爽やかさも感じられる
・・・そのような味です。
また、花の移り変わりと共にハチミツの味が変化していくのも特徴です。
Q:プロジェクトを通じての苦労、やりがいなどあれば教えてください。
人が集まる熊本市中心部で養蜂をするにあたって、
蜂の分蜂(巣別れ)をさせないために、蜂の点検管理を
普段の倍にしたことは、多少大変でした。
Q:これまでの活動の中で、最も印象深いエピソードをお願いします。
初めても採蜜で採れたての蜂蜜を食べられた時には、
長江さん・荒木さんともに大自然の味に大変感動されていました。
「今までのハチミツのイメージが覆された!」と
長江さんはいわれてました。
養蜂家の私から見ても大変良質で美味しいハチミツと思います。
Q:今後の活動予定やPRしたいことなどあれば教えてください。
下通り屋上で採れたハチミツを使った商品開発やブランド作りで
熊本市中心部の活性化を推進していきたいと思っています。
また、屋上緑化の推進や食育を含めた採蜜体験会など行いたいと
おもっています。
採れたハチミツは、下通りの「メガネは長江」のみで
50グラム/1,000円で販売しています。
ネット販売や郵送は行なっていません。
熊本市中心部に足を運んで頂くきっかけとなれば幸いです。
活動・取り組みなどはHPもしくはfacebookにて
報告させて頂いてます。詳しくはそちらを御覧ください。