「華麗なるギャツビー」
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
今日は、現在公開中の「華麗なるギャツビー」をご紹介しました。
この映画「華麗なるギャツビー」は、アメリカを代表する作家、
F・スコット・フィッツジェラルドの小説
「グレート・ギャツビー」を映画化したものです。
何度か映画化されていて、今回でなんと5度目になります。
これまでで最も有名なのは、1974年にロバート・レッドフォード主演、
フランシス・フォード・コッポラ脚本で製作されたもの。
ご覧になった方も多いでしょう。
村上春樹による翻訳版がベストセラーになって、
リバイバル・ブームもしたことも記憶に新しいところです。
今回、その名作に挑んだのは、バズ・ラーマン監督、
レオナルド・ディカプリオのコンビ!
1996年の「ロミオ+(アンド)ジュリエット」以来、
実に17年ぶりにタッグを組んでいます!
そのストーリーですが・・・、舞台は、1920年代のニューヨーク。
宮殿のような豪邸に暮らし、毎晩大勢の客を招いて
豪華絢爛なパーティーを開くものの、
その素性を誰も知らない、謎の大富豪ギャツビー。
彼の隣に引っ越してきた作家志望の青年ニックは、
やがてギャツビーの生い立ちを聞くようになりますが、
そのできすぎた話に不信感を抱きはじめます。
やがてギャツビーは上流階級の女性デイジーと
恋に落ちるのですが・・・。
このところ、様々な役を演じ、演技の幅を広げてきた
ディカプリオですが、今回はタイトル通り、
華麗な姿をたっぷり見せてくれるので、ファンは必見!
その真の姿があらわになる後半は、演技でも魅せてくれますよ。
なにしろ、謎の人物ギャツビーを演じるのに、
ディカプリオほどぴったりの俳優はいないでしょう。
謎めいた存在感と華やかなスター性を兼ね備えた俳優は
そんなにはいませんよね。
映画の冒頭から約30分、多くの人がギャツビーの噂をするんですが、
なかなか姿をあらわしません。そして派手なパーティのシーンで
満を持してのギャツビー登場。バックに花火の派手な演出をしたがえて、
まさに「主役、登場!」という感じです。
何度も劇中で開かれるギャツビー主催
パーティーシーンの演出は、一見の価値あり!
バズ・ラーマン監督は「ムーラン・ルージュ」でも
かなり大胆な音楽の使い方や派手な演出をしていましたが、
この作品でもかなり楽しませてくれます。
1920年代が舞台なので、本当は音楽的にはジャズの時代なんですが、
映画の中では、現代の音楽が大胆に使われています。
しかもそれがストーリーにも大きな効果を生んでいるんですね。
ちなみにこの作品、文芸作なのに3Dバージョンでも
公開されるんですが、パーティーシーンを見ると、
その理由が良くわかります。
特にヒロイン、デイジーの衣装をプラダが担当していて、
現代の服なのに1920年代の風景に見事にマッチしています。
ファッションの豪華さを堪能するだけでもこの映画を
見る価値があると思います。
ぜひ大きなスクリーンで、そして3Dで体験してみてくださいね!
あなたもデカプリオ主催のパーティに参加した気分になるでしょう。
今日ご紹介した映画「華麗なるギャツビー」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■シネプレックス熊本
■ワーナー・マイカル・シネマズ熊本
で、現在公開中です。
「華麗なるギャツビー」オフィシャルサイト
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