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「モンスターズ・ユニバーシティ」

毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、今度の土曜日・7月6日から
公開される「モンスターズ・ユニバーシティ」です。
 
モンスターコンビと人間の女の子の心のふれあいを描き、
2001年に大ヒットした、ピクサーが製作した
「モンスターズ・インク」。
その続編がなんと前作から12年ぶりに公開です!
今回は、1作目より時代をさかのぼって、
おなじみマイクとサリーのコンビが、
大学で初めて出会ったころのお話です。
 
1作目で熱い友情で結ばれていたマイクとサリーが、
であった時は、かなり仲が悪かったなんて
意外な過去も描かれます。
 
今回のストーリーは・・・・・・。
人間の子供たちを怖がらせ、
その悲鳴をエネルギー源としているモンスター界。
幼いころから怖がらせ屋を夢見てきたマイクは、
難関を突破し、エリート養成学校の
「モンスターズ・ユニバーシティ」の
「怖がらせ学部」に入学します。
 
ところが、見た目が可愛いという弱点を指摘され、
落ちこぼれになってしまいます。
一方、大学で出会ったサリーは、モンスター界でも
有名な名門の家柄の出身で、しかもルックスも怖さ抜群!
マイクはサリーをライバル視しますが、
サリーは見向きもしません。
夢をあきらめないマイクは、学内一の怖がらせ屋を決める
「怖がらせ大会」に出場するのですが・・・。
 
トイ・ストーリーやカーズなど、これまでにも
シリーズものを作っているピクサーですが、
過去にさかのぼる物語は、実は今回が初めて。
ストーリーもかなり練って作られています。
当初、サリーとマイクが小学生の話という
アイデアも出たものの、最終的に幅広い世代の
共感を得る大学生に落ち着いたそうです。
 
ここで、映画を観る前に知っておくと、
より映画が楽しめる予備知識をお送りしましょう!
アメリカの大学、特にエリート校と呼ばれる
名門大学には、学生の交流組織「フラタニティ」と
いうものが存在します。
 
いわば、エリートのための「学生会」と
いったものですが、大学の中には、さまざまな
「フラタニティ」が存在してまして、
どの「フラタニティ」に所属するかによって、
大学の中での優劣が決定してしまうという
伝統的かつ古風な組織になっています。
この「モンスターズ・ユニバーシティ」でも、
「ロアー・オメガ・ロアー」というエリートの
「フラタニティ」と、マイクたち落ちこぼれたちが
所属する「ウーズマ・カッパ」という
「フラタニティ」が登場して「怖がらせ大会」で
競うことになります。
 
名門の出身であるサリーも、最初はエリートの
「ロアー・オメガ・ロアー」に所属しているんですが、
あるきっかけで落ちこぼれの「ウーズマ・カッパ」に
入ることになたります。ちょっと鼻持ちならなかった
嫌味な性格のサリーが、だんだんと
「ウーズマ・カッパ」のメンバーと触れ合ううちに、
優しい私たちの知るサリーになっていく様子は、
とてもうれしくなっていく展開です。
そのほか、アメリカの大学で行われる様々行事も
モンスター界バージョンにアレンジして
描かれますので、ちょっとした留学気分も
味わえる趣向になっていますよ。
 
ちょっと若いマイクとサリーに合わせて、
他のキャラクターや背景も、よりカラフルに変身!
前作を見たことがない方でも十分楽しめますが、
ぜひ2作見比べてみてくださいね。
日本語吹き替え版は、1作目と同じく、マイクを
「爆笑問題」の田中裕二、
サリーを「ホンジャマカ」の石塚英彦が担当しています。
 
今日ご紹介した映画「モンスターズ・ユニバーシティ」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■シネプレックス熊本
■イオンシネマ熊本
で、今週土曜日・7月6日から公開されます。
 
「モンスターズ・ユニバーシティ」オフィシャルサイト
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