Kenjiro-T-maker 豊田健次郎さん
あらゆるジャンルの“注目の人”にインタビューする
「ヒューマン・ラボ」。
今日はフライフィッシング専用の竹竿を制作している
バンブーロッドビルダー、「Kenjiro-T-maker」の
豊田健次郎さんがゲストでした。
Q①ご出演者のお名前と
番組でご紹介する際の所属・肩書等を教えて下さい。
お名前:豊田健次郎(トヨダケンジロウ)
所属・肩書:Kenjiro-T-maker(ケンジロウティーメーカー)
バンブーロッドビルダー
Q②プロフィールを教えて下さい。
1967年福岡県生まれ。
2000年に福岡市から高森町に移住し、
竹竿の製作を始めました。
(福岡市では音楽活動(ブルース)をしていたが、
夢を追って高森町へ。妻談。笑)
Q③豊田さんが制作している竿はどんな竿ですか?
素材や特徴、用途など教えて下さい。
私が作っているのはフライフィッシング専用の竹竿です。
竹という自然素材を用いることで
独特の釣り味が味わえます。
魚の躍動感をじかに感じることができ、
キャスティング(川に向かって釣竿を振ること)
するだけで楽しむことができます。
Q④高森町でバンブーロッド制作を
始めたきっかけを教えて下さい。
すぐに魚釣りに行ける環境で
竹竿作りをすることが夢でした。
出来上がったばかりの竹竿ですぐに試し釣りが
できるのはとても良いことだと思います。
福岡市にいた頃は、毎週のように阿蘇白川に
釣りに来ていたので、夢を叶えるのに
絶好の場所だと思っていました。
Q⑤バンブーロッドの制作には
どれくらいの時間がかかるのでしょうか?
また、制作の過程で難しい所や
面白いところはどんな点でしょうか?
1本の竹竿にかかりきりで、1か月はかかります。
1本1本全てオーダーメイドですので、
注文をいただく時に普段行く川や、魚、
釣りのスタイル、手の大きさ、リールの種類などを
お聞きし、全てハンドメイドで仕上げます。
難しいところであり、面白いところです。
Q⑥釣りを始めたきっかけや
豊田さんが思う釣りの魅力を教えて下さい。
小さい頃から釣りが大好きで、
いつかはフライフィッシングとは思っていました。
リバーランズスルーイットという映画を見て
一層始めたいと思いました。
フライフィッシングの魅力は、
心臓が口から飛び出るくらいのドキドキする感覚や、
大きい魚を釣った時のヤッター!という高揚感、
失敗した時のガクーっとくる喪失感、
大きい魚の存在を感じながら、
震える手で糸を結ぶ感じとか、
一緒に釣りをしてる友人がいい魚を釣った時の
チッって舌打ちする感じとか、
そういったものを一日で味わうことができることです。
Q⑦これまで印象に残っている場所や釣果を教えて下さい。
フライを始めて間もない頃の阿蘇白川での釣りです。
今まで見たこともない様な大きい魚がライズ
(水面に浮かぶ水生昆虫を食べにくる様子。
その水面の動きを見て、釣り人は魚の大きさなどを
判断して、その魚を狙い打ちにする。
あてもなく釣り糸を垂らす海釣りとの
大きな違いとも言える)するのに、全く釣ることが
できませんでした。夜になってもどうしても
その場を離れられずに、車中泊し、
翌朝職場に電話しました。「お腹が痛い」と。
そして、一日中釣りをしました。
Q⑧今後の釣行の予定、希望があれば教えて下さい。
3月いっぱいは白川や小国の湧水の川に行きます。
4月になれば五ケ瀬川や川辺川に行きます。
3人の子供がいるので、外国には
しばらく行けそうにありません。
Q⑨豊田さんのバンブーロッドをオーダー、
購入したいという方は試しに使ってみることは
できるのでしょうか?
できます。
デモロッドを数種類用意してありますので、
試し振りすることが可能です。
Q⑩お問い合わせ先を教えて下さい。
住所:阿蘇郡高森町色見1133
電話:090-5297-2769まで。
Kenjiro-T-maker オフィシャルサイト