「株式会社ビクセン」
企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。
今日は「株式会社ビクセン」のヒミツに迫ります。
株式会社ビクセンは、天体望遠鏡、双眼鏡、
顕微鏡を中心とする総合光学機器メーカーです。
1964年に創業し、アマチュア向けとして世界で初めて
自動導入装置付き天体望遠鏡
(見たい星を自動で探してくれる望遠鏡)を発売するなど、
日本を代表するメーカーとして常に夢のある製品の
開発、提供を行ってきました。
顕微鏡を中心とする総合光学機器メーカーです。
1964年に創業し、アマチュア向けとして世界で初めて
自動導入装置付き天体望遠鏡
(見たい星を自動で探してくれる望遠鏡)を発売するなど、
日本を代表するメーカーとして常に夢のある製品の
開発、提供を行ってきました。
星空観望会や星空観察ツアー、
ワークショップやイベントへの出展、他分野の企業との
コラボ企画など、星空や宇宙に接する機会として
様々な活動を行っている会社です。
ワークショップやイベントへの出展、他分野の企業との
コラボ企画など、星空や宇宙に接する機会として
様々な活動を行っている会社です。
今日お話を伺ったのは、
株式会社ビクセン企画部の藤田彩香さんです。
株式会社ビクセン企画部の藤田彩香さんです。
Q「ビクセン」という社名の由来を教えて下さい。
毎年クリスマスの夜に、サンタクロースのそりを引くトナカイたち。
クレメント ムーアの詩集によると、
彼らにはそれぞれ名前がついていて、
その中の1頭を「ビクセン」といいます。
クレメント ムーアの詩集によると、
彼らにはそれぞれ名前がついていて、
その中の1頭を「ビクセン」といいます。
株式会社ビクセンの社名は、その幸せの使者に由来。
「みなさんに幸せや感動を届ける会社になりたい」という
想いがこめられています
「みなさんに幸せや感動を届ける会社になりたい」という
想いがこめられています
Q「ビクセン」の歴史の中で最もヒットした商品は何ですか?
いつごろ発売されたものですか?
これまで累計どのくらい売れた商品でしょうか?
いつごろ発売されたものですか?
これまで累計どのくらい売れた商品でしょうか?
SP赤道義、GP赤道義、SX赤道義など、
その時代にあった天体観測機器のヒット商品はいくつもあります。
短期的な出荷数、売上高ともに数字が大きく、
話題性が高かったのは、日食グラスです。
2年前の2012年の5月21日の金環日食に向けて開発され、
累計約200万枚出荷しました。
この金環日食は、近年では一番注目された天文現象であり、
ご覧になった方も多いと思います。
日食グラスは、メガネのように目の前にかざすだけで
太陽を見ることができる手軽な道具です。
こうした手軽さから、多くの方に使っていただきました。
ご覧になった方も多いと思います。
日食グラスは、メガネのように目の前にかざすだけで
太陽を見ることができる手軽な道具です。
こうした手軽さから、多くの方に使っていただきました。
※金環日食
そもそも日食とは、月が太陽の前を横切るために、
月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象です。
金環日食は、月が地球から遠くにあり、
太陽の方が月より大きく見えるため、
月の周りから太陽がはみだし、そのはみだした部分が
まるで金の指輪のように環になってみえる現象です。
月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象です。
金環日食は、月が地球から遠くにあり、
太陽の方が月より大きく見えるため、
月の周りから太陽がはみだし、そのはみだした部分が
まるで金の指輪のように環になってみえる現象です。
Qそのヒット商品の開発のポイントは?
日食グラスがヒットした理由は、もちろん商品自体の性能と
その手軽さもありますが、一番のポイントは「安全性」と
「日食グラスのPR」でした。
その手軽さもありますが、一番のポイントは「安全性」と
「日食グラスのPR」でした。
「安全性」:直接太陽を観察すると失明する危険性があります。
日食グラスは有害な光線をカットし、
安全に観察できるようにするアイテムです。
品質をとことん追求するために、日本国内で製造し、
製品のすみずみまで品質をコントロールできるようにしました。
「日食グラスのPR」:金環日食の観察方法として、
日食グラスを知っていただくため、
販売店と協力したPRを行いました。
販売店ごとに異なる、オリジナルデザインの日食グラスを製作し、
日食グラスというツールに楽しさと新鮮さを付け加え、
また、販売員の方にも日食グラスの安全性を
理解していただくなど、お客様へのPRを丁寧に行いました。
その結果、日本中の多くの人が、日食グラスを使って
空を見上げている光景を実現させることができました。
Qそのほか「ビクセン」に関する
なにか面白いエピソードなどあればお願いします。
なにか面白いエピソードなどあればお願いします。
従来は、男性の趣味であった天体観測を女性にも
楽しんでいただくため、ビクセンは2009年から、
積極的に天文情報に触れたい女性として、
「宙ガール」を提唱してきました。女性向けの宙グッズや
イベント、ワークショップなどを展開してきた結果、
「宙ガール」の認知度も上がってきました。
イベントなどでも「宙ガール」に反応してくださる方も多く、
宙ガールシールやグッズを差し上げると
とても喜んでくださいます。
私たちは日本中の多くの方に星を見てもらいたいと
思っています。星は老若男女問わず、
誰にでも楽しみと感動を与えてくれます。
皆で星を楽しむ文化ができたらいいですね。
思っています。星は老若男女問わず、
誰にでも楽しみと感動を与えてくれます。
皆で星を楽しむ文化ができたらいいですね。
Q天文観測、気象観測にとって、
「ビクセン」は専門の会社だと思うのですが、
今年2014年注目すべき観測ポイントなどありますか?
「ビクセン」は専門の会社だと思うのですが、
今年2014年注目すべき観測ポイントなどありますか?
毎年恒例の3大流星群など、是非注目してほしい
天文現象は色々とあるのですが、見逃してほしくないのは、
10月6日の皆既月食です。
日本全国で見られるのは約3年ぶりです。
※月食
太陽、地球、月が一直線に並んだ時に、
月が地球の影に入って暗くなる現象です。
月食にも種類があるのですが、今回起こる「皆既月食」では、
月が地球の影にすっぽり入って赤っぽく見えます。
夕方になると夕日に照らされた風景が赤く見えることが
ありますよね。太陽の光が地球の分厚い空気の層を
通り抜けるときに、青や緑の光は散らされてしまい、
赤い光だけが届くために起こるのですが、
月食のときもこれと同じことが起こるのです。
月全体が夕焼けに照らされているといえば
分かりやすいかもしれません。
赤くぼんやりと光る満月は、なんだか非現実的で
不思議な見え方をします。
是非ご覧になってみてください。
月が地球の影に入って暗くなる現象です。
月食にも種類があるのですが、今回起こる「皆既月食」では、
月が地球の影にすっぽり入って赤っぽく見えます。
夕方になると夕日に照らされた風景が赤く見えることが
ありますよね。太陽の光が地球の分厚い空気の層を
通り抜けるときに、青や緑の光は散らされてしまい、
赤い光だけが届くために起こるのですが、
月食のときもこれと同じことが起こるのです。
月全体が夕焼けに照らされているといえば
分かりやすいかもしれません。
赤くぼんやりと光る満月は、なんだか非現実的で
不思議な見え方をします。
是非ご覧になってみてください。
Qそのほか、オススメの商品、サービス、
キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。
キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。
オススメの商品は、カラフルな双眼鏡と
マニア向けの高性能な新型鏡筒です。
従来の双眼鏡は、大きくて重く、デザインも黒一色で、
「道具」としてのイメージが強かったと思います。
しかし、コンパクトで軽く、持ち運びが便利、
そしてカラフルで可愛い双眼鏡もあります。
例えばアリーナHという双眼鏡は、
5色(ピンク、ブルー、イエロー、グリーン、パープル)あり、
自分の好きな色をファッション感覚で選べるのが
ポイントです。コンサートやライブでは、
距離が離れていても、舞台上の人物の表情や動きを逃さず、
間近に感じることができる倍率8倍です。
さらに、コールマンとコラボした双眼鏡は、
一つの双眼鏡に2色~3色の色を組み合わせた、
今までには無い、大胆な配色が特徴です。
野外での楽しみを拡げてくれるアイテムとして、オススメです。
自分流の双眼鏡で、
新たな楽しみを見つけていただきたいと思います。
新たな楽しみを見つけていただきたいと思います。
昨年秋に発売したVSD100F3.8鏡筒は、
ビクセンの持てる総力を結集して作った新型天体望遠鏡です。
ほとんどカメラレンズのような製品で、
カメラを取り付けて天体の写真を撮影することに適しています。
ビクセンは今後も、確かな技術の維持と向上を目指していきます。
ビクセンの持てる総力を結集して作った新型天体望遠鏡です。
ほとんどカメラレンズのような製品で、
カメラを取り付けて天体の写真を撮影することに適しています。
ビクセンは今後も、確かな技術の維持と向上を目指していきます。
今日お話を伺ったのは、
株式会社ビクセン企画部の藤田彩香さんでした。
株式会社ビクセン企画部の藤田彩香さんでした。