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「2014 くまもと・高校生演劇祭」

あらゆるジャンルの注目の人にインタビューするヒューマンラボ。
今日は3月30日(日)に市民会館崇城大学ホールで開催されます、
「2014くまもと・高校生演劇祭」をご紹介します。
 
お話を伺ったのは、くまもと高校生演劇祭実行委員
古殿万利子さんと、森杉直子さん、亀井純太郎さんです。

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Q、「くまもと・高校生演劇祭」の開催趣旨を教えて下さい。
 
熊本市と熊本市文化事業協会では、本市の文化芸術振興のための
事業として、熊本県内の高校生を対象とした演劇祭を
平成24年度から開催しております。
平成26年、熊本は「演劇」の分野において、
日本を代表する劇作家・文化人であり熊本にゆかりの深い
木下順二氏の生誕100周年という節目の年を
迎えようとしています。
これを記念し、高校生の皆さんによる演劇祭を開催し、
次世代を担う人材の力で「演劇」による文化力を
発信しようとするものです。
 
Q、コンクールの概要(日時・審査員・各賞など)を教えて下さい。
 
第1次審査として県内の高校生を対象に脚本を募集し、
その中から選考委員により評価の高い入賞5校が選出されました。
(7校14作品)次に最終審査として、5校に実際に上演(15分)
してもらい最優秀賞1校を決定します。3月30日(日)の13時から、
市民会館崇城大学ホールで開催します。
入場料は大人500円、高校生以下無料です。
なお、当日はゲスト審査員として劇団青年団主宰の平田オリザさん、
劇団チェルフィッチュ主宰の岡田利規さん、
劇団ギンギラ太陽’S主宰の大塚ムネトさんにも
ご出演いただきます。また、特別上演も予定しています。
 
Q、コンクールの参加高校を紹介してください。
 
第一高校…一体感のある演技は抜群で、
今回同高校から二作品が選ばれた大注目の高校です。
噂によると、第一高校初の男子部員が入部したとか?
 
熊本北高校…まさに「高校演劇」らしいお芝居を
するのが熊本北高校です。高校時代の「青春」を
ぜひこの熊本北高校から感じてください。
 
開新高校…エンターテイメント性に長けている
彼らのお芝居は見ている人を絶対に楽しませて
くれること間違いなし。
見ている人を笑顔にさせることに関してナンバーワンです。
 
城北高校…県内でも高い創作力を持つのがこの城北高校。
舞台も演技も、この高い技術力に圧倒されてください。
 
Q、幕間のお楽しみはどうなっていますか?
 
前回の演劇祭では、幕間の時間を使って、
現役演劇部の生徒に寸劇をしてもらったり
インタビューに答えてもらったりしました。
今年も演劇部の生徒に演劇部の日常や、
演劇の魅力を語り尽くしてもらうほか、
演劇部のOB・OGで、現在社会人の先輩方に、
演劇部での経験が社会で役に立ったエピソードなどを
お聞きするコーナー「演劇部っちゃけトーク」を企画しています。
演劇部の魅力を余すことなくお伝えできるコーナーですので、
会場の皆様に幕間のお時間もお楽しみ頂ければと思います。
 
Q、今年で2回目ですが、
1回目の後の反響などはいかがでしたか?
 
ご来場頂いた一般のお客様からも好評をいただき、
また、高校生の間でも高校演劇部が新聞やメディアに
取り上げられ、賞をとったりしたのでその知名度は
熊本市の高校演劇部の生徒の間で大きく上がったと思います。
 
Q、演劇・舞台の魅力とはどんなところでしょうか?
 
私は高校演劇部出身なので、「高校演劇の魅力」について。
高校時代、演劇は私にとって自分の存在をアピールする
最大の場所でした。自分ではない他の誰かを
演じることによって、自分の気持をコントロールしたり、
強い自己顕示欲を発散していたと思います。
普段はクラスでもの静かな子でも、舞台の上では
スポットライトをあびて大きな声で役になりきる、
個性や自己顕示欲が強かった演劇部のみんなは
舞台と日常でその差をつくることで日常生活を
コントロールしていたと思います。
大人と子どもの境目のこの高校時代の演劇は
自分を見つめなおす場所として
本当に魅力的だと思います。(森杉氏)
 
Q、コンクールの今後の展望などありましたら、教えて下さい。
 
演劇を志す高校生の皆さんによるこの演劇祭を通して、
将来の文化活動を担う人材の育成を図るとともに、
熊本の文化力を県内外に広く発信して
まいりたいと考えております。
 
Q、最後にリスナーの皆さんへメッセージをお願いします。
 
若い高校生たちが、演劇祭に向け練習した成果と
15分という限られた時間の中で一生懸命演じる姿を
見てもらい、より多くの方に演劇という
文化に触れ親しんでほしいです。
 
Q、お問合せ先を教えて下さい。
 
くまもと高校生演劇祭実行委員会事務局
096―355-5235
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本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
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