「LIFE!」
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
今日ご紹介するのは、
明日・3月19日水曜日から公開される「LIFE!」です。
明日・3月19日水曜日から公開される「LIFE!」です。
「メリーに首ったけ」や「ナイトミュージアム」など、
日本でも人気の俳優ベン・スティラー。
主にコメディ作品で楽しい演技をみせてくれます。
彼の特徴は、劇中でおかしな行動をする割には、
あまり自分自身は笑わないキャラクターを
演じることが多いところです。
どこか愛想のない無表情なフェイスが魅力です。
そのまま見ると二枚目なんですよね。
主にコメディ作品で楽しい演技をみせてくれます。
彼の特徴は、劇中でおかしな行動をする割には、
あまり自分自身は笑わないキャラクターを
演じることが多いところです。
どこか愛想のない無表情なフェイスが魅力です。
そのまま見ると二枚目なんですよね。
日本では、あまり知られていませんが、
実は、彼は出演だけでなく監督や製作も手掛ける
実は、彼は出演だけでなく監督や製作も手掛ける
マルチな才能の持ち主なんです。
今日ご紹介する「LIFE!」は、そんなベン・スティラーが
主演、監督、製作の1人3役を手掛けた作品です。
ベン・スティラーが演じる主人公は、
アメリカのグラフィック雑誌「ライフ」の
アメリカのグラフィック雑誌「ライフ」の
写真管理部門で働く、ウォルター。
地味で平凡な毎日を送る彼は、日ごろから
現実逃避の空想をする癖がありました。
現実逃避の空想をする癖がありました。
ある時、ウォルターは雑誌の最終号の表紙を飾る
写真がないことに気づき、そのネガを持っているはずの
カメラマンを探すための旅に出ます。
写真がないことに気づき、そのネガを持っているはずの
カメラマンを探すための旅に出ます。
空想の中では、ものすごいアクションをやってのける
スーパーマンですが、現実世界では全く冴えないウォルター。
スーパーマンですが、現実世界では全く冴えないウォルター。
想いを寄せる同僚の女性とも、まともな会話すらできません。
しかしそんな彼が、必要に迫られて出かけた旅の中で壁にぶつかり、
乗り越えていく中で、隠されていた自分の可能性に気付いていきます。
またウォルターが訪れる、グリーンランドやアイスランドの
壮大な景色も、見どころの1つ。
自然の中で人々と出会い、
生き生きとした自分を取り戻していくウォルターの姿は
生き生きとした自分を取り戻していくウォルターの姿は
爽快感にあふれていて、観ている僕らも元気をもらえます。
今回の作品、実は1947年公開の
ダニー・ケイ主演のコメディ「虹を掴む男」のリメイクなんです。
舞台となる場所は出版社という点は同じですが、
今回は、印刷物としての発行を止め、
デジタルに移行する「ライフ」の編集部を舞台にしているため、
デジタルとアナログという現代的なテーマも盛り込まれています。
会社のリストラ問題など現代的なテーマも盛り込みながら、
仕事の意味とは何か?
人生で本当に大切なものは何かという深い命題にも
答えてくれる作品になっています。
ダニー・ケイ主演のコメディ「虹を掴む男」のリメイクなんです。
舞台となる場所は出版社という点は同じですが、
今回は、印刷物としての発行を止め、
デジタルに移行する「ライフ」の編集部を舞台にしているため、
デジタルとアナログという現代的なテーマも盛り込まれています。
会社のリストラ問題など現代的なテーマも盛り込みながら、
仕事の意味とは何か?
人生で本当に大切なものは何かという深い命題にも
答えてくれる作品になっています。
当初、この作品は、スティーブン・スピルバーグが
監督を熱望していたそうですが、スケジュールの関係で
降板し、ベン・スティラーが自ら監督主演することに
なったそうです。
監督を熱望していたそうですが、スケジュールの関係で
降板し、ベン・スティラーが自ら監督主演することに
なったそうです。
オリジナル版の軽いコメディタッチとは、
かなり違った仕上がりになっています。
どちらかというと感動的なクライマックスになって
いますので、オリジナルを知っている人も
十分に楽しめる作品になっていますよ。
かなり違った仕上がりになっています。
どちらかというと感動的なクライマックスになって
いますので、オリジナルを知っている人も
十分に楽しめる作品になっていますよ。
もう一点、個人的な見どころを紹介するとしたら、
音楽に注目してほしいです。ベン・スティラーの映画は、
どれも音楽の使い方が素晴らしいんです。
特に監督作品は、抜群の選曲センスで、
観客のツボを心得た見事な音楽がたくさん流れてきます。
音楽に注目してほしいです。ベン・スティラーの映画は、
どれも音楽の使い方が素晴らしいんです。
特に監督作品は、抜群の選曲センスで、
観客のツボを心得た見事な音楽がたくさん流れてきます。
例えば、デビッド・ボウイの往年の名曲
「スペース・オディティ」が、とても重要なシーンで使われています。
ただ曲が流れるだけじゃなくって、
一工夫して演出がされていますので、お楽しみに!
「スペース・オディティ」が、とても重要なシーンで使われています。
ただ曲が流れるだけじゃなくって、
一工夫して演出がされていますので、お楽しみに!
この映画の予告編には、こんな言葉が使われています。
「毎日同じ生活を繰り返していますか?」
「仕事で大きな失敗をしたことがありますか?」
「自分に自身をなくしていませんか?」
「空想することはありますか?」
「自分を変えたいと思いますか?」
「この映画の主人公は・・・・・・・あなたです。」
単なるコメディ映画と思ってみていたら、
最後にはハンカチが必要になるかもしれませんよ。
最後にはハンカチが必要になるかもしれませんよ。
最近忙しくて疲れ気味・・・という方にはオススメの1本!
グリーンランドやアイスランドの素晴らしい景色を堪能するためにも、
ぜひ大きなスクリーンでご覧ください♪
今日ご紹介した映画「LIFE!」は、
■TOHOシネマズ光の森
■TOHOシネマズはません
■TOHOシネマズ宇城
■シネプレックス熊本
■イオンシネマ熊本
で、明日・3月19日水曜日から公開されます。