「株式会社ミヤタサイクル」
企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。
今日は「株式会社ミヤタサイクル」のヒミツに迫ります。
株式会社ミヤタサイクルは、1890年(明治23年)
日本で最初に自転車の製造販売を始めました。
日本で最初に自転車の製造販売を始めました。
商品は量よりも質、特長あるものを基本の考え方として
スポーツ車、独自電動アシスト車等に力を入れている
自転車専門メーカーです。
スポーツ車、独自電動アシスト車等に力を入れている
自転車専門メーカーです。
お話を伺ったのは、株式会社ミヤタサイクル
商品開発部の遠山和廣さんです。
商品開発部の遠山和廣さんです。
Q「ミヤタサイクル」という社名の由来を教えて下さい。
創業者の名前は宮田栄助といいます。
自転車の前には鉄砲鍛冶屋を営んでいましたが、
当時、輸入品しかなかった自転車の将来性に着目し、
鉄パイプを加工する技術を活かして自転車を作り始めたのです。
宮田製銃所の時代から宮田製作所、
戦後の宮田工業(株)と創業者の名前が社名として
引き継がれてきました。
社章はギヤにMが入った「ギヤエム」マークが
古くから親しまれています。
戦後の宮田工業(株)と創業者の名前が社名として
引き継がれてきました。
社章はギヤにMが入った「ギヤエム」マークが
古くから親しまれています。
創業時から平成の現在まで様々な種類の自転車を送り出し、
国内はもとより海外に輸出していた時期もあります。
この間、古くは日本で最初に自動車を試作したり、
戦後にオートバイを生産したこともあります。
戦後にオートバイを生産したこともあります。
一方、1952(昭和27年)から国産初の粉末消火器の
製造販売を開始し、永く自転車と両輪で事業展開を
してきましたが、2010(平成22年)それぞれの部門が
分離独立し、自転車部門は(株)ミヤタサイクルとして、
自転車専門メーカーになっています。
製造販売を開始し、永く自転車と両輪で事業展開を
してきましたが、2010(平成22年)それぞれの部門が
分離独立し、自転車部門は(株)ミヤタサイクルとして、
自転車専門メーカーになっています。
Q「ミヤタサイクル」で、これまでで最もヒットした商品は何ですか?
この商品は、いつごろどんなきっかけで開発されたものですか?
累計でどのくらい売れていますか?
この商品は、いつごろどんなきっかけで開発されたものですか?
累計でどのくらい売れていますか?
①接着工法「PFTフレーム」
単一車種ではありませんが1980年代終わりから
アルミの接着フレームのモデルを各種生産してきました。
一般の金属パイプを溶接したフレームは加熱により
材料が弱くなりますが、接着工法ではそれが無く、
異種類のパイプを使うことも出来、軽く強く錆びにくく、
外観もきれいなフレームが出来ます。
「PFT工法」と言っていますが、ミヤタ独自のもので
他社にはありません。
アルミの接着フレームのモデルを各種生産してきました。
一般の金属パイプを溶接したフレームは加熱により
材料が弱くなりますが、接着工法ではそれが無く、
異種類のパイプを使うことも出来、軽く強く錆びにくく、
外観もきれいなフレームが出来ます。
「PFT工法」と言っていますが、ミヤタ独自のもので
他社にはありません。
②幼児車「ピーターパン」
単一車種では1969年(昭和44年)に
業界初の幼児車として発売した「ピーターパン」がメガヒットと言えます。
業界初の幼児車として発売した「ピーターパン」がメガヒットと言えます。
大人用のサイズを小さくした子供車か、
幼児用3輪車しかなかった時代、空気入りタイヤで補助車を装備、
プレスホイール、丸ハンドルの画期的な本格幼児自転車は
高度経済成長期の初めとあって爆発的に売れ、
生産が追い付かず各地から問屋さんが工場まで押しかけた程でした。
幼児用3輪車しかなかった時代、空気入りタイヤで補助車を装備、
プレスホイール、丸ハンドルの画期的な本格幼児自転車は
高度経済成長期の初めとあって爆発的に売れ、
生産が追い付かず各地から問屋さんが工場まで押しかけた程でした。
Q「ミヤタサイクル」では、長い歴史の中で
たくさんの自転車を生み出してきましたが、
「ミヤタサイクル」の歴史に残るエポックな製品があれば
いくつか特色あるものをご紹介ください。
たくさんの自転車を生み出してきましたが、
「ミヤタサイクル」の歴史に残るエポックな製品があれば
いくつか特色あるものをご紹介ください。
●本格ロードレーサー「ザ・ミヤタ」
1970年代後半から本格スポーツ車の輸出を始め、
ヨーロッパのレーシングチームに供給した自転車が
ツールドフランスで区間優勝したこともありますが、
この国内版が「ザ・ミヤタ」です。
ヨーロッパのレーシングチームに供給した自転車が
ツールドフランスで区間優勝したこともありますが、
この国内版が「ザ・ミヤタ」です。
競技用の軽く強いクロモリフレームの高品質な
ハンドメイド車で多くの選手、愛好家に絶賛されました。
ハンドメイド車で多くの選手、愛好家に絶賛されました。
●一輪車「フラミンゴ」
普通の自転車ではありませが、子供たちに人気の
一輪車は40年以上変わらず日本中の小学生に
愛され続けています。
学校教材としては「フラミンゴ」がほぼ独占状態です。
一輪車は40年以上変わらず日本中の小学生に
愛され続けています。
学校教材としては「フラミンゴ」がほぼ独占状態です。
Qそのほか「ミヤタサイクル」で扱う製品に関する
なにか面白いエピソードなどあればお願いします。
なにか面白いエピソードなどあればお願いします。
●フラッシャー少年車「サリー」
少年用車の電装品は1970年代半ばから約10年間、
派手な外観、手の込んだ機能でエスカレートし、
後にデコチャリといわれるジャンルを作り上げました。
時代は成長期でもあり、少年達の夢を乗せて走る
フラッシャー自転車の開発競争を各社で繰り広げ、
一時は弁当箱と呼ばれるまでに大型化した
フラッシャーもありました。
派手な外観、手の込んだ機能でエスカレートし、
後にデコチャリといわれるジャンルを作り上げました。
時代は成長期でもあり、少年達の夢を乗せて走る
フラッシャー自転車の開発競争を各社で繰り広げ、
一時は弁当箱と呼ばれるまでに大型化した
フラッシャーもありました。
折からのスーパーカーブームを反映してミヤタは業界初、
ヘッドライトが飛び出すスーパーカーライトを装備して
他社を出し抜いたこともあります。
最初は横に飛び出したライトは後に上や下に出たり、
電子音を出したり、賑やかな競争は10年で火が消えた後、
少年達はシンプルなスポーツ車や
ママチャリに乗り換えることになるのです。
ヘッドライトが飛び出すスーパーカーライトを装備して
他社を出し抜いたこともあります。
最初は横に飛び出したライトは後に上や下に出たり、
電子音を出したり、賑やかな競争は10年で火が消えた後、
少年達はシンプルなスポーツ車や
ママチャリに乗り換えることになるのです。
Qこの春自転車を購入予定の方に
おススメの商品があれば教えてください。
おススメの商品があれば教えてください。
エントリースポーツ・・・「アルフレックス」¥47,800~
アルミフレームのクロスタイプとマウンテンタイプのスポーツエントリー車
シティ・・・リザーブV¥33,800~
乗り降りし易いV型のPFTフレーム、明るいLEDオートライト装備
Qそのほか、オススメのサービス、
キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。
キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。
●ミヤタケア
「いい自転車を、できるだけ長く乗ってほしい」
そんな思いから生まれたアフターサービスの
プログラムが「MIYATACare」です。
プログラムが「MIYATACare」です。
①6年保証
品質保証は一般的には3年間ですが、
ミヤタは車種によって最大6年保証。
ミヤタは車種によって最大6年保証。
②他店販売品も対応
プレゼントでもらった自転車も
買ったお店から遠く引っ越してしまったとしても
買ったお店から遠く引っ越してしまったとしても
MIYATAの自転車であることに変わりはありません。
全国2000店の「MIYATACare」店にご相談ください。
●毎月自転車1台プレゼントキャンペーン
3月まで毎月実施しています。応募はウエブサイトから。
オフィシャルサイトのURL:http://www.miyatabike.com/
お話を伺ったのは、株式会社ミヤタサイクル
商品開発部の遠山和廣さんでした。
商品開発部の遠山和廣さんでした。
遠山さん、ありがとうございました。