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「株式会社でん六」

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。
今日は「でん六豆」でおなじみ、
「株式会社でん六」のヒミツに迫ります。
 
「株式会社でん六」は、1924年に創業。
1962年に現在の社名である
株式会社でん六へと社名を変更しました。
山形県山形市に本社を置き、豆菓子や甘納豆、
チョコレート等の菓子の製造販売を行っている会社です。
 
今日お話を伺ったのは、
株式会社でん六企画開発部商品企画課の八重樫亮さんです。
 
Q「でん六」という社名の由来を教えて下さい。
 
「でん六」という社名は創業者である初代社長
鈴木傳六(でんろく)の名前から取られています。
日頃、傳六社長が「傳六さん、傳六さん」と呼ばれて
慕われており、ゴロもよく、社員の誰もが親しみやすい
良い名前だとして会社名が「でん六」となりました。
 
Q「でん六」のヒット商品といえば、
やはり「でん六豆」が有名ですが、この商品は、
いつごろどんなきっかけで開発されたものですか?
累計でどのくらい売れていますか?

でん六豆の誕生は、当時主力製品として販売していた
甘納豆が、夏場になるとどうしも手を伸ばす人が
少なくなるということで、傳六社長が夏場にも
美味しく食べられるお菓子はないものかと考えた事が
きっかけとなります。
傳六社長が甘納豆の季節性を埋めるための
夏場商品の候補を探したところ、
「落花生の豆菓子なら夏場でも売れる」という情報を得て、
検討の結果、「落花生は嗜好の季節変化がないので良い」という
結論に達し、開発に乗り出しました。
そして1956年に、ピーナッツに砂糖をまぶした新製品
「でん六豆」が誕生。発売後は大好評を得て、
現在でも当社の看板商品として長年に渡り親しまれております。

①でん六豆.jpg
 
Qこの商品の開発のポイントを教えてください。
 
でん六豆はピーナッツを緑色の衣で包み、
砂糖をまぶした豆菓子です。非常にシンプルなお菓子ですが、
一番の特徴はカリッとした食感とあとを引く香ばしさにあります。
でん六豆には「ひと粒食べたらやめられない!」という
キャッチフレーズが使われており、衣のカリッ、サクッとした
食感に加えて、砂糖とピーナッツ自体のやさしい甘さと
香ばしさが、もうひとつ、もうひとつと手を伸ばして
いただく決め手になるので、
開発の際にもこちらがポイントとなっています。
 
Q「でん六」のキャッチフレーズは
「マメに生きる」だそうですが、詳しく説明してください。

当社はこれまでずっと豆にこだわり製品を生み出してきました。
それは、豆が元気な体を維持する為に必要な栄養素を
バランスよく含んでおり、この豆の持つ力によって
皆さまに元気と笑顔をお届けしたいと考えているからです。
当社が創業からこれまで培ってきた豆の技で、
安心で美味しい商品をお届けし、
食べた人にこころ健やかなひとときを過ごして頂きたい。
またあらゆる豆を探求し、豆の持つ力と文化を
世界に発信していくという当社の精神が
ブランドメッセージ「マメに生きる」という言葉に込められています。
 
Qそのほか「でん六」の製品に関する
なにか面白いエピソードなどあればお願いします。

ユニークな商品としては、「柿の種チョコ」という、
柿の種をチョコレートでコーティングした製品があります。
今でこそ様々な柿の種チョコが販売されていますが、
発売した1996年当時は甘いチョコレートと辛い柿の種という
相反する組み合わせで作られたこの柿の種チョコは、
当社の商品の中でも非常に異色の商品でした。
しかし、この絶妙な組み合わせが不思議とクセになると
好評を得て、現在も当社のチョコレートロングセラー商品として
ご愛顧頂いております。

②柿の種チョコ.jpg
 
Qそのほか、オススメのサービス、
キャンペーンなどしたい案件があればお願いします。

 
でん六では豆菓子、甘納豆を始めとして、
様々な菓子を製造しております。
中には、皆様がまだ食べたことの無い
当社のお菓子があるかもしれません。
でん六のHPではでん六豆等の商品パッケージにも
描かれている当社のマスコットキャラクター
「でんちゃん」が皆さまをお出迎えし、
当社の商品の一部をご紹介しております。
WEBでの注文も受け付けておりますので、
気になった商品がございましたら是非ご活用下さい。
でん六の最新情報等もお届けしておりますので、
是非一度当社のHPをご覧になって頂ければ幸いです。

③定番商品.jpg 
④新商品.jpg

オフィシャルサイトのURL:
http://www.denroku.co.jp/
 
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