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「Facebook Japan株式会社」

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。
今日は「Facebook」のヒミツに迫ります。
 
Facebookは2004年の2月に、当時19歳でハーバード大学の
学生だったマーク・ザッカ―バーグと、同じくハーバードに
在学していた3人の共同創業者により、立ち上げられました。
Facebookは、友達や会社の同僚、同級生、
近所の人たちなどと交流を深めることができる
世界最大のインターネット上の
ソーシャル・ネットワーキング・サービスです。
今年2月に設立10周年を迎えました。
 
電話がつながっています。
FacebookJapan株式会社広報室日高久美子さんです。
日高さん、おはようございます。
 
Q社名の由来を教えて下さい。
 
Facebookという名前は、アメリカの大学で学生が入学した
年に配られている写真付き名簿の通称である
「Facebook」に由来しています。
 
Q「Facebook」は、いつごろどんなきっかけで
開発されたものですか?
現在、どのくらいの人が参加していますか?

「ハーバード大学の学生をつなげることができるサイト」を
開発したいと考え、Facebook(当時「thefacebook.com」)を
設立しました。
最初はハーバード大学の学生のみに限定されていましたが、
まずアメリカの他の大学へと対象が拡大されていきました。
その後、さらに対象の利用者が拡大され、
2006年の9月に13歳以上であれば誰でも加入できる
登録制サイトになりました。
Facebookの月間利用者数は現在、世界で約12億3000万人、
日本で2100万人です。日本の利用者の最大の特徴は
モバイルからの高い利用率です。
日本の月間利用者のうち90%にあたる
1,900万人がモバイルからとなります。
 
Q「Facebook」の特徴を教えて下さい。
 
Facebookの特徴は利用者の方々が「実名」を使って
登録しなければいけないことです。
実名で登録していただくことで、普段から交流のある友達や
仕事仲間、昔のクラスメート、など、実生活の中にいる方々と
つながることを可能にします。
ビジネスの世界でも、ブランド認知度を上げたり、
売り上げをアップするためのプラットフォームとして
活用していただいています。
またFacebook広告は、Facebook利用者の興味や
嗜好に基づいて利用者に関連性のある広告を
配信するようにデザインされています。
実名制で実生活を反映/と連動しているからこそ、
より関連性と信頼性が高い情報をリアルタイムで
配信・受信したりできる最新のコミュニケーションツール、
それがFacebookのアピールポイントです。
 
Q「Facebook」の開発のポイントを教えてください。
 
Facebookが新しい機能を発表するさい、
最も重視・考慮しているのは「利用者の体験」です。
新しい機能を紹介することで、どう利用者の方々の役に立つか、
どうすればさらに使いやすくなるかを考え、
発表前に徹底したテストを行っています。
Facebookは起業家やIT関係者、学生、趣味で
プログラミングを行う人たちを集めて短時間で
何かを解決するコードや新しいアプリを開発する
ハカソン(Hackathon)というイベントを定期的に主催しています。
Facebookを利用している方なら誰でも分かる
「写真」機能もハカソンで開発されました。
 
Q「Facebook」がここまで大ヒットした要因は
何だと思われますか?

 
Facebookは、人間が本来持つ人とつながりたいという
欲求を満たすものだからだと思います。
実名制だからこそ、つながりたい人々とつながることができます。
これは創業当時から上場以降もまったく変わっていません。
人々とつながることを楽しく便利にするための機能を
充実させながら、人それぞれに見合った
プライバシー設定を可能にすることで、利用者の皆様には
安心してお使いいただいています。
さらに、この数年間でFacebookが最も力をいれてきた分野は
モバイルから使いやすくすることです。
モバイルでFacebookを使いやすくする
「モバイルファースト」戦略から、モバイル業界で
トップとなるための「モバイルベスト」という戦略を掲げています。
モバイル上でもパソコンと同じ機能を活用して、
小さな画面でも、見やすく、操作しやすいサービスが実現しました。
FacebookMessengerというモバイル専用の
メッセンジャーアプリも提供されています。
VoIP電話機能などもついており、いつでも、どこでも、
すぐFacebookの友達とつながることができます。
実は日本の利用者の特徴のひとつはモバイルから
Facebookをアクセスする利用者の割合です。
日本では9割の利用者がモバイルからFacebookを利用しており、
これは世界と比べて15%近く高い水準です。
モバイルから、Facebookを利用して、動画や写真を共有、
イベントを企画、お店のクーポンを入手、チャット、
就職活動などありとあらゆる生活の場面に役立てることができます。
 
Q「Facebook」に関する
面白いエピソードなどありましたら、ご紹介ください。

 
FacebookJapanの日本オフィスは2010年に設立されました。
日本オフィスといっても原宿のマンションの小さな一室であり、
開設した時点では、第一号の日本人社員である児玉太郎1名と、
本国から派遣されたエンジニア3名の計4名でした。
当時の日本ではFacebookユーザーは少なく
「Facebook」を検索しても、Facebookそのもののサイトが
結果のトップに表示されない状況でした。
日本で広めるにあたって最も大きな課題は、
当時のFacebookがケータイに対応していなかったことでした。
アメリカ本国に日本のガラケー文化をなかなか理解してもらえず、
まずは本国から派遣されたエンジニアに理解してもらうため、
最初は家電店に行って、買えるだけのケータイをありったけ
購入してエンジニアに試してもらったり、
書店で購入したケータイ向けHTMLの技術書を児玉氏が
翻訳して、エンジニアに伝えるなどして、
ガラケー対応を進めました。グローバルにおけるFacebookの
モバイル対応が進んだのは、
日本での経験が活かされているからと言えます。
 
Qそのほか「Facebook」のサービスに関する
なにか面白いエピソードなどあればお願いします。

 
Facebookは友達や知り合いとの楽しい
コミュニケーションの場のみだけではなく、
様々な意見や情報を世界に発信・受信・交換する場としても
活用されています。
「アラブの春」と呼ばれるアラブ世界で発生した
大規模な民主化運動の認知度を上げる役割や
民主化活動の動員にも貢献しました。

Facebookだから実現できた感動的な話を紹介する
FacebookStoriesをぜひご覧ください。
こちらにリスナーさんにご興味を持っていただけそうな
お話がございましたらお知らせください。
FacebookJapanフェイスブックページ:
https://www.facebook.com/FacebookJapan

オフィシャルサイトのURL:
https://www.facebook.com/
 
Qそのほか、オススメのサービス、キャンペーンなど
PRしたい案件があればお願いします。

Facebookの様々な機能や特化したアプリの使い勝手を
活かして、自分に合った活用法で利用していただければと思います。
今年も四月に入りたくさんの方々が人生の節目を迎えます。
新しい環境で、新たな友達との出会いや様々な初めての体験を
重ねつつ、これまで培ってきた仲間や家族とのつながりを
大切にして、より豊かな人間関係を築くチャンスになると思います。
この機にFacebookを利用していただき、人と人とのつながりを
強めていただければ幸いです。
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