「アピカ株式会社」
企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。
今日は「アピカ株式会社」のヒミツに迫ります。
アピカ株式会社は、学習帳・ノート等の学用品を中心に、
事務用品・日用品・ホビー品など、
幅広い分野に展開する文具紙製品総合メーカーです。
事務用品・日用品・ホビー品など、
幅広い分野に展開する文具紙製品総合メーカーです。
ノートの製造販売会社として、真に価値のある製品づくりを
基本姿勢に、ノート製造技術の向上を目指し、
用途に応じて最適な筆記特性を持たせた用紙の開発や
基本姿勢に、ノート製造技術の向上を目指し、
用途に応じて最適な筆記特性を持たせた用紙の開発や
視覚的に書きやすいとされる罫線の色の研究など、
あらゆる角度から「書きやすさ」を追求している会社です。
今日お話を伺ったのは、
アピカ株式会社 商品開発部の小松美菜子さんです。
Q「アピカ」という社名の由来を教えて下さい。
アピカの社名は、英語のAPICAL(頂上の、先端の)に由来し、
アピカのマークは、アピカと皆様とが協調し頂上を
目指して躍進する大きな力をシンボライズしたものです。
アピカのマークは、アピカと皆様とが協調し頂上を
目指して躍進する大きな力をシンボライズしたものです。
Q「アピカ」のヒット商品といえば、
「学習帳」シリーズが有名ですが、この商品は、
いつごろどんなきっかけで開発されたものですか?
累計でどのくらい売れていますか?
「学習帳」シリーズが有名ですが、この商品は、
いつごろどんなきっかけで開発されたものですか?
累計でどのくらい売れていますか?
現在、3シリーズの学習帳を展開しています。
アピカ学習帳「ムーミン谷のなかまたち」シリーズ①、
トーカイグラフィックシリーズ②、
スヌーピー学習帳シリーズ③の3シリーズで、
①は2000年、②は1968年、③は1997年に
それぞれ発表・発売されました。
トーカイグラフィックシリーズ②、
スヌーピー学習帳シリーズ③の3シリーズで、
①は2000年、②は1968年、③は1997年に
それぞれ発表・発売されました。
アピカの学習帳の歴史は古く、リニューアルを繰り返して
①に受け継がれています。おそらく、昭和の始め、
戦前から販売されていたと思われます。
②、③は発売当初からのスタイルで今日まで続いています。
中でも代表的な①のアピカ学習帳「ムーミン谷のなかまたち」の
開発については、その前身となる学習帳の表紙が
野生動物の写真を使用したもので、
1990年代には他社学習帳メーカーから、
テレビキャラクターや、イラストを表紙使用する学習帳が
増え始め、それまでの硬いイメージのものから
明るくやわらかいものに変化してきたことにも
影響を受け、北欧の自然をイメージするムーミンを採用し、
今日に至っています。
ただし、いわゆるキャラクター商品としての位置づけではなく、
あくまでも環境にやさしい学習帳というテーマに合わせて
採用したものです。
開発については、その前身となる学習帳の表紙が
野生動物の写真を使用したもので、
1990年代には他社学習帳メーカーから、
テレビキャラクターや、イラストを表紙使用する学習帳が
増え始め、それまでの硬いイメージのものから
明るくやわらかいものに変化してきたことにも
影響を受け、北欧の自然をイメージするムーミンを採用し、
今日に至っています。
ただし、いわゆるキャラクター商品としての位置づけではなく、
あくまでも環境にやさしい学習帳というテーマに合わせて
採用したものです。
現在、年間で約1,200万冊程度の販売数量で
推移しているので、リニューアル前のものからの累計では、
数億冊にも及ぶと思われます。
推移しているので、リニューアル前のものからの累計では、
数億冊にも及ぶと思われます。
Q「学習帳」シリーズの開発のポイントを教えてください。
アピカ学習帳「ムーミン谷のなかまたち」は環境をテーマに、
古紙の積極利用などに取り組んで開発し、
学習帳用紙と呼ばれる本文の原紙は、
古紙パルプ配合率100%の原紙を、
開発当初から採用しています。
古紙の積極利用などに取り組んで開発し、
学習帳用紙と呼ばれる本文の原紙は、
古紙パルプ配合率100%の原紙を、
開発当初から採用しています。
罫線の色については、日本色彩研究所との共同開発により、
古紙を使用した本文用紙に使用する罫線の色として、
子供たちがもっとも目の疲れが少ない色を採用するなど、
環境と使う子供たちに優しいノートになっています。
古紙を使用した本文用紙に使用する罫線の色として、
子供たちがもっとも目の疲れが少ない色を採用するなど、
環境と使う子供たちに優しいノートになっています。
また、使用する子供たちの学習する意欲を持ってもらうために、
多くの教科の学習帳に、学習帳を1ページ使用するごとに、
色を塗ったりシールを貼ったりできるページを
裏表紙の内側につけて、学習帳を使う、
学習帳を使い切るという達成感を味わえるように工夫しています。
多くの教科の学習帳に、学習帳を1ページ使用するごとに、
色を塗ったりシールを貼ったりできるページを
裏表紙の内側につけて、学習帳を使う、
学習帳を使い切るという達成感を味わえるように工夫しています。
また、表紙の色は1色で統一されていた学習帳ですが、
算数の表紙はグリーン、国語はブルーというように
教科ごとに表紙のベースの色を変えることにより、
ランドセルの中や学習机で探しやすくする工夫を
アピカが始めて採り入れました。
近年、同じように表紙の色を科目ごとに変える学習帳メーカーが
増えてきたましたが、その先駆けとなったのが、
アピカ学習帳「ムーミン谷のなかまたち」でした。
算数の表紙はグリーン、国語はブルーというように
教科ごとに表紙のベースの色を変えることにより、
ランドセルの中や学習机で探しやすくする工夫を
アピカが始めて採り入れました。
近年、同じように表紙の色を科目ごとに変える学習帳メーカーが
増えてきたましたが、その先駆けとなったのが、
アピカ学習帳「ムーミン谷のなかまたち」でした。
Q「学習帳」シリーズは全部で何種ありますか?
特色あるものをいくつかご紹介ください。
特色あるものをいくつかご紹介ください。
現在3つのシリーズ合わせて、
約150種類程度のアイテム数になっています。
約150種類程度のアイテム数になっています。
特徴的なアイテムとして、習熟度に合わせて
前半と後半でマスの大きさの変わる「こくご」用のものや、
100マス計算用の学習帳、というものがあります。
前半と後半でマスの大きさの変わる「こくご」用のものや、
100マス計算用の学習帳、というものがあります。
また、意外と知られていないことで、自由帳では、
裏からも使えるように裏表紙も表表紙と同じような
デザインになっているものがあります。
同じく、様々な教科で使用できる「全科目」という
種類もどちらからも使える表紙となっています。
これらは、縦書き、横書きの両方で使えるように
という工夫によるものです。
裏からも使えるように裏表紙も表表紙と同じような
デザインになっているものがあります。
同じく、様々な教科で使用できる「全科目」という
種類もどちらからも使える表紙となっています。
これらは、縦書き、横書きの両方で使えるように
という工夫によるものです。
Qそのほか「アピカ」の製品に関する
なにか面白いエピソードなどあればお願いします。
なにか面白いエピソードなどあればお願いします。
こだわる大人のためのノート
「PremiumC.D.NOTEBOOK」を、弊社ロングセラー商品
CDノートの25周年を節目に2012年1月に発売をしました。
この商品の一番の特長は、王子製紙と共同で開発した
オリジナルの筆記用紙「A.Silky865Premium」です。
紙の色と平滑度※に焦点をあて、見た目や
書き味のなめらかさを「体感」できる本文用紙になっています。
「PremiumC.D.NOTEBOOK」を、弊社ロングセラー商品
CDノートの25周年を節目に2012年1月に発売をしました。
この商品の一番の特長は、王子製紙と共同で開発した
オリジナルの筆記用紙「A.Silky865Premium」です。
紙の色と平滑度※に焦点をあて、見た目や
書き味のなめらかさを「体感」できる本文用紙になっています。
この製品用に開発した「A.Silky865Premium」は
ペン(万年筆、ボールペン)での書きやすさを目的に設計し、
平滑度が高くなっています。
ただ、平滑度が高いだけでは塗工紙のようなツルツル感だけが
際立ってしまいますが、“気持ちいい書き心地”を出すための
高平滑度でありながら筆記特性を実現しています。
ペン(万年筆、ボールペン)での書きやすさを目的に設計し、
平滑度が高くなっています。
ただ、平滑度が高いだけでは塗工紙のようなツルツル感だけが
際立ってしまいますが、“気持ちいい書き心地”を出すための
高平滑度でありながら筆記特性を実現しています。
また、この商品は、2012年に機能面・デザイン面において
最も優れた文具に贈られる
「第21回日本文具大賞機能部門グランプリ」を受賞いたしました。
最も優れた文具に贈られる
「第21回日本文具大賞機能部門グランプリ」を受賞いたしました。
※平滑度=紙表面のなめらかさを表した数値になります
Qそのほか、オススメの商品、サービス、
キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。
キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。
ノートのとり方を工夫することは学習力アップに
繋がるという考えのもと、ノートのとり方を身に付けるための
シリーズ「スタディーマスターシリーズ」が発売中です。
繋がるという考えのもと、ノートのとり方を身に付けるための
シリーズ「スタディーマスターシリーズ」が発売中です。
第1弾はスペースを意識的に使うことを身に付ける
「アドスペースノート」を2013年6月に発売をしました。
紙面にスペースを設けており、スペースを使うことで
意識的にノートを書く習慣が身に付けることができます。
用途や目的に応じて選べるよう、
スペースの位置が異なる4つのタイプをご用意しています。
第2弾は、英習罫と横罫を組み合わせた
新しいタイプの英語ノート「英和罫ノート」を2013年12月に
発売しています。文法力アップのための
「コンビネーションスタイル」と読解力アップの
「セパレートスタイル」の2タイプをご用意おります。
今後も、用途や目的に応じ、ラインナップを充実させていく予定です。
オフィシャルサイトのURL:http://www.apica.co.jp/
今日お話を伺ったのは、
アピカ株式会社商品開発部の小松美菜子さんでした。
小松さん、ありがとうございました。
小松さん、ありがとうございました。
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