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「ホワイトローズ株式会社」

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。
今日は「ホワイトローズ株式会社」のヒミツに迫ります。
 
「ホワイトローズ株式会社」は、
享保6年創業、現在の社長は10代目となります。
昭和28年~33年にかけて現在の「ビニール傘」を
世界に先駆けて発明、開発、販売、現在に到ります。
 
今日お話を伺ったのは、
ホワイトローズ株式会社 代表取締役社長 須藤宰さんです。
 
Q 「ホワイトローズ」という社名の由来を教えてください。
 
創業時は「武田長五郎商店」、後に「武田商事株式会社」、
昭和51年に「ホワイトローズ㈱」に社名変更いたしました。
ビニール傘を開発した時、それらを「ホワイトシリーズ」と
命名し、当時、バラの花柄がよく売れたのを機に
「ホワイトローズ」としました。
 
Q 「ホワイトローズ」は、
どんなイメージの会社を目指しているのですか?
 
代々当社は、「新素材の用途開発」が得意です。
時代の変遷と、社会の方向を長い目でとらえ、
基本を大切に、新しい提案をおこないます。
継続を旨とします。
 
Q 「ホワイトローズ」は、日本でビニール傘の第1号を
作った会社だそうですが、その商品の正式名称は何ですか?
また、いつごろ発売された商品ですか?
累計でどのくらい売れていますか?
 
ホワイトローズビニール傘です。
昭和28年~33年にかけて順次開発、
改良、販売し始めました。よくわかりませんが、
現在までで約1500万本くらいでしょうか。
 
Q その商品の開発秘話があれば教えてください。
 
完全防水生地で雨傘を作ることを目標とし、
当時全く受け入れられなかったビニール傘を、
将来、日本中にビニール傘を普及させることを
目標に努力しました。
現在販売し、ヒットしている弊社ビニール傘シリーズは、
「雨、風、雪、紫外線から人間を守る」
ツールとして、安心・安全をテーマに企画提案した結果です。
 
Q ホワイトローズでは、さまざまな雨具を作って
いらっしゃるようですが、
特徴のある商品があればいくつかご紹介ください。
 
現在は、ホワイトローズビニール傘に特化しております。
過去のヒット雨具商品はすべて海外に
コピーされましたので、やめました。
 
Q 「ホワイトローズ」の会社の歴史の中で
もっとも印象的な出来事は何ですか?
 
① 油紙の合羽を開発販売した
江戸中期、油紙で作成した雨衣が参勤交代の供揃いの
武士用携帯合羽に採用され
それ以来雨具卸しメーカーとして明治維新を迎えました。
 
戦後、昭和24年に9代目社長須藤三男が
シベリヤ抑留より帰国し、苦労の末、
昭和26年頃にビニール素材による「傘カバー」を開発しました。
 
② ビニール傘を開発販売した
 
③ 新時代の「本物のビニール傘」を開発販売した
 
Q そのほか「ホワイトローズ」に関する
面白いエピソードなどあればお願いします。
 
ビニール傘の最初の量産販売は、
東京オリンピック後の米国輸出から。
第一次ミニスカートブームを機に、
国内でのビニール傘販売は活況を呈する。
 
Q そのほか、オススメの商品、サービス、
キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。
 
約200回洗って使用できるクッキングシート
「つるりん」の企画販売を行っている。
 
今年、弊社の透明ビニール傘フィルムは、
99%紫外線カット配合となった。
 
婦人用16本骨透明ビニール傘『十六夜』の販売開始
 
山ガール用透明ビニール傘
『シンカテール・ピッコロ』の販売開始
 
今日お話を伺ったのは、
ホワイトローズ株式会社 代表取締役社長 須藤宰さんでした。
ありがとうございました。
 
ホワイトローズ株式会社 オフィシャルサイト
 
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