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「株式会社もち吉」

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。
今日は「株式会社もち吉」のヒミツに迫ります。
 
もち吉は、昭和4年(1929年)にもち吉の
前前進森田製菓として創業。
今年で創業85年の福岡県に本社を構える
米菓製造直売の会社です。
 
今日お話を伺ったのは、
株式会社もち吉 専務取締役 森田恵子さんです。
 
Q もち吉という社名の由来を教えてください。
 
「もち吉」の社名由来は、創業者であり現社長のフルネーム、
森田長吉の凝縮系なんです。森田の「も」、長吉の「ち」、と
最後の吉をつなげると「もち吉」になります。
私どもは現在年間に10店舗ほど全国の町へ
直営店を出店しているのですが、お客様からはよく
「もち吉」という看板をみて、お餅ですか?と
間違って来店されることもあるんですよ。
 
Q たしかに。餅やに間違えられれますね(笑)
 
おせんべい屋らしくないかもですね?(笑)。
その際は、お客様におせんべいあられは「餅」から
できているので「もち吉」なんですよ!と
ご説明すると「なるほど~」と笑ってご納得されます。
 
Qもち吉さんがおせんべいを作るようになった
きかっけはなんですか?
 
約85年前の森田製菓時代はほんとに小さな町工場で焼菓子、
飴玉、和菓子などを製造し菓子問屋さんや小売店に
販売していましたが、商売はとても大変だったようです。
営業に駆け回っていても門前払い状態で商品は売れない。
そんな苦労していた若かりし社長を気の毒に思った
小売店のおばちゃんがこんなものを作ったら買ってあげると
いった商品がおせんべい。このちょっときかっけが
ご縁で米菓との出会いがはじまったそうです。
その後社長はすぐさま単身で東京・三軒茶屋の
小さなせんべいやに自ら修行に行ったことから始まる。
 
Q もち吉さんといえばテレビCMで
「米よし、水よし、技もよし」と唄ってらっしゃいますね?
 
もち吉のおいしい米菓の基本は「米の美味しさ」と
「良質の水と職人さん達の培われた技にあると思っております。
主原材料の米は、例えば弊社の長年のヒット商品
「餅を愛し餅一筋に生きる」をキャッチコピーとした
「餅のおまちり」は飯米用阿蘇コシヒカリを使用。
「国産米使用」というおせんべいは色々あるんですが、
もち吉のメイン商品は日頃食卓にあがるような
上質の「ごはん」用のお米を使ってつくっております。
こういうお米を使っておせんべいを作っている
おせんべいやは私の知っている限りでは
もち吉だけではないかと思っております。
 
Q水にもこだわっているそうですね?
 
工場福岡県直方市下境という場所にあるんですが、
これには理由が。この場所をえらんだものせんべいつくりに
とっても大事な天然水があったからです。
自社で所有する水源から配管設備を行い直接工場まで
送っております。実はこの水源は元々地元の方から
社長がお譲り頂いた大事なものであります。
皆様のお支えあってもち吉の米菓づくりが
可能になっているということなんです。
もちろんこの水米菓づくりに大変適した天然水では
林野庁が選んだ「水源の森百選」のひとつ
福智山山系の地下天然水でもあるんです。
 
Qその天然水の名前は「力水」ですか。
たしか大相撲でも「力水」ってありますが由来は?
 
はい、ちょっとユニークな名前ですよね。
社長が「力の源」でありたいと思い名づけた名前です。
 
毎週水曜と土曜に「水の日」と称して
この「力水」もち吉のお店でお客様に一リットル
の「力水」ペットボトルを差し上げています。
お水は天からの授けものですし、もち吉が頂いた
自然からの恵みをお客様にも是非一緒に
分かち合っていただければという社長の思いから
始まっております。
 
よく土俵際で光景を拝見しますよね。
勝った力士がその勝運を次の力士へと授けるために渡す
お清めの水を古来より「力水」といいます。
一方、先ほども申し上げましたが「力の源」でありたいと名付けた
もち吉の「力水」。実は今ではご縁あってこの大相撲の
「力水」をもち吉の「力水」がつめさせて頂いているんですよ。
年に6回行われる全場所「力水」として、
場所中も力士さん達にもっともっと力をつけて頂ければ
という願いを込めて各相撲部屋様にもお送りさせて
いただいております。
 
力水を飲んで力士さん達も力倍増っていうわけですね。
 
Q 「もち吉」でもっとも売れた商品は何ですか?
それは、いつごろ発売された商品ですか?
累計でどのくらい売れていますか?
 
やはりふんわり、サクサクの軽やかな触感で
支持されております阿蘇コシヒカリ使用の「餅のおまつり」です。
とてもシンプルな商品ですが、しょうゆ味、
サラダ味2種類入ったお手頃なギフト缶なのですが、
1986年(昭和61年)の約28年前に発売以来いまだに
一番のヒット商品です。
 
Qどれくらい売れているのでしょうか?
 
「餅のおまつり」はギフト缶、箱に入った化粧箱、
ご自宅用の詰替えなどがあるんですけど、
他詰合せギフト商品などにもはいってりますので
単独では計算しずらいので、年平均の一日の生産枚数を
計算してみました。一日約48万枚生産していることになりまして、
一枚直径約8㎝ですので合計38,400メートルとなって
しまいました。およそ富士山の10倍ほどの高さになります。
驚きです。
 
Q どのフレーバーが人気ですか?
 
販売数的にも多いのはやはり基本の味、
しょうゆ味とサラダ味なのですが。
実は女性に大人気なのが「梅ざらめ味」といいまして、
ふんわり、サクサクのおせんべいに紀州産の梅肉と
ざらめをほどよくまぶしたおせんべいなんですが、
梅のほんのりさわやかな味わいがざらめの「品の良い甘さ」を
引き立てたとても美味しいおせんべいになっております。
毎月9日の日にこの「梅ざらめ味」お徳用商品を限定で
販売しておりますがお客様の取り合いになることもしばしばです。
 
Q 「餅のおまつり」のセールスポイントや
開発秘話があれば教えてください。
 
おせんべいの主流は昔固めで歯ごたえのある
草加せんべいだったのですが、歴史とともに小麦粉や
トウモロコシ等米以外の原材料からできたスナック菓子など
洋風文化の影響で、われわれ日本人の趣向もやわらかくて
おいしいもを好むようになってきております。
 
「餅のおまつり」もそのソフトせんべいの流れにのって
大人から子供まで喜ばれる美味しい
ソフトせんべいを目指して開発されました。
 
開発当時のもち吉はまだ米菓製造メーカーとして
自らの直売店をもっておらず菓子問屋さんへ販売させて
頂いていたのですが、商売はなかなかうまく
いかなかったようです。
試行錯誤の後、やっとの思いで開発した「餅のおまつり」ですが、
さてお店をもっているわけではなくどうやってお客様の
販売させていただくかということでした。そこでおこなったのが
今から約27年前の1987年にここなった大サンプル作戦です。
当時1000円のギフト缶を一缶丸ごと生命保険会社様や
大手企業様にお送りしてまず商品を見て、
召し上がっていただくという内容でした。
 
Q 結果は?
 
この立派なギフト缶においしいせんべいが
ぎっしり詰まっていながら価格は1000円。
この商品企画が生保レディ様のニーズにぴったりと
合致しまして大ヒット商品となりました。
それがもち吉の始まりです。
 
Qこの夏はおせんべい以外の商品開発にも
チャレンジしたいということで、そのなかで
「もち吉プレミアムジェラート抹茶」ですか?
 
 
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この夏、「もち吉プレミアムジェラート抹茶」を新発売、
大好評をいただいております。
お客様の声をダイレクトに紹介させていただくと、
「食べてビックリ!もち吉の抹茶アイス濃厚でとても美味しい」
「あいすなのにもっちり、なめらか。
生キャラメルをたべているような食感」などという
評価を頂いております。
 
私の大の抹茶好きでアイスを食べるときは
必ずと言っていいほど抹茶系を選ぶのですが、
やはりこれほどまでにお抹茶のおいしさを表現できた
アイスは食べたことない!といっても過言でないと信じております。
そのお抹茶ですが玉露の産地として名高い
福岡県八女・星野の一番茶を石臼でじっくり挽いた
大変きめ細かいお抹茶を贅沢に使用させていただいております。
なのこの石臼挽きまちゃですが
1時間に約40グラムほどしか挽けないそうです。
 
Q もち吉がなぜ抹茶アイスを?
 
おせんべいの一番のお供はやはりお茶ということで、
何かお茶に関する商品が開発できないかと前々から
心に抱いておりました。
お茶はビタミン類やカテキンなど健康によいものも豊富に
含まれていて健康効果も注目されております。
そして、今回通常のおいしいと言われるアイスクリームは
乳脂肪分8%以上のものが多いのですが、
「もち吉プレミアムジェラート抹茶」は
乳脂肪分3.5%に抑えることもできております。
 
Q そのほか、オススメの商品、サービス、
キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。
 
さくじつより新聞折り込みチラシの入れさせて
いただいておりますが、この夏の「もち吉のお中元」と題して
7月23日から27日まで5日間限定の
送料割引サービス実施中です!8/15までは
税込3,240円以上お買い上げで送り状1枚
税込324円のところ、7/23から7/27の5日間は
ご購入金額にかかわらず、送り状1枚、
県内税込216円県外税込324円でお届けできます。
 
Q お得におせんべいが
買える日があるってきいたんですけど?
 
通年毎月9日、19日、29日は「久助の日」と称して
メイン商品「餅のおまつり」や「豆のもち」「太陽の輝き」などの
製造中に割れてしまったこわれを限定数で
販売しておりますのでまだもち吉食べたことないという
お客様も是非いらしてみてください。
 
Q これから発売する新商品は?
 
和と洋のコラボレーション商品「ちょこあられ」です。
もち米でつくったふんわりおかきの中にアーモンドを
入れてそれを上質なちょこでコーティングしている商品。
この夏に新フレーバーとして、コーヒー生地にカカオ分の
少し大めのミルクチョコをコーティングした
カフェチョコ味を発売しています。
おせんべい、アーモンド、チョコレートの
絶妙なハーモニーを是非ご体験下さい。
 
今日お話を伺ったのは、
株式会社もち吉 専務取締役 森田恵子さんでした。
本日は有難うございました。
 
株式会社 もち吉 オフィシャルサイト
http://www.mochikichi.co.jp/

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