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絹工房 なかじ

あらゆるジャンルの“注目の人”にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
今日は、絹工房 なかじ代表の中路 暁さんがゲストです。
 
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1.ご出演の方のお名前と職業、所属を教えてください。
 
中路 暁(なかじ さとる)
一級染色技能士
絹工房なかじ
 
2、「絹工房 なかじ」についての基本情報を教えてください。
 
中央区細工町4丁目26
五福小学校通り沿い 祗園橋電停から徒歩1分
(096)-324-0777
南区城南町東阿高1783-25
(0964)-28-6913
 
3、「絹工房 なかじ」の歴史についてお願いします 
 
2004年4月京都からの修行を経て南区城南町で開店
以後、7年間程月1回ペースで
県内・県外の呉服店の要望でしみ抜き実演回り。
2014年4月中央区細工町に2号店開店
 
4、1級染色技能士を取得されたきっかけなど
 
京都での修行時代に2級染色技能士を取得していたため、
いずれ取得するつもりではいましたが、
一番の要因は父の言葉でした、父も呉服に携わる人間なので
「技術職には1級であるべき、1級を取得する事で仕事への
自信にも繋がる」という事が取得するきっかけとなりました。
 
5、熊本県内でもお二人しかいらっしゃらないと
お聞きしまたが難しいのでしょうか?
 
資格を取得するまでには段階があり
まず、3年間以上の実務経験を経て2級を受ける資格が与えられます。
次に2級合格後3年間の実務経験を経て1級を受ける資格が与えられ、
試験は2年に一回京都で開催されます。
このように、段階毎にクリアしていかないといけないので、
年月が必要となってきます。
ちなみに、1級と2級の実技試験内容難易度は別物です。
 
6、例えば、出先などでも出来るシミ抜きや応急処置など
 
よく物をこぼしたりした時には反射的におしぼり等で
こすってしまいがちです。
この行為は余計に着物や洋服の生地を傷めたり、
シミが定着しやすくなるので、出来るだけしないで下さい。
シミがついた場合には乾いたタオル等で擦らずに
拭き取って頂くだけにしておいたほうが
直しやすくなります。
 
簡易的なしみ抜きスプレー等ありますが、
シミがしっかり取りきれていないと、後から変色した状態で出てきます。
 
7、苦労している点などあればお願いします。
 
着物人口を増やすにはどうしたらよいものか、
仕事上きものを着て頂かないと仕事になりませんので、
最近では着物へのとっかかりとして、
浴衣を着用してのイベントを行ったりしています。
 
8、これまでの経験の中で、
最も印象深いエピソードをお願いします。
 
京都での修行時代に仕事中きものを燃やしてしまったことです。
今まで修行してきた弟子の中でも初めての事でしたから、
親方の方がビックリしていました。
 
9、熊本県民にPRしたいこと、今後の活動予定、
お知らせなどあれば教えてください
 
当店では、他店で断られたお着物も直します。(最近多いです。)
集荷・配達も行っております。
出張タンス整理(日曜 要予約制)致します。
 
ありがとうございました。
 
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