「デロンギ・ジャパン株式会社」
企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。
今日は「デロンギ・ジャパン株式会社」のヒミツに迫ります。
「デロンギ・ジャパン株式会社」は、
イタリアの家電メーカーであるデロンギの日本支社にです。
1995年に日本で法人化し来年で20周年をむかえます。
日本では主に4つのカテゴリに分けて製品を提供しています。
4つのカテゴリとしては、
1)ヒーター関連
2)コーヒー関連
3)キッチン関連
4)ブラウンです。
ブラウンはデンキシェーバーなどで有名ですが、
シェーバーとオーラルケア以外の製品を
デロンギ・ジャパンが日本で販売しています。
お話を伺ったのは、
デロンギ・ジャパン株式会社マーケティング部の木村健二さんです。
Q1「デロンギ」という社名の由来を教えてください。
創業者の名前がデロンギになります。
現在のCEOがファビオ・デロンギという人間で、初代から数えて、
4代目の最高責任者になります。
本社はイタリア北部の街トレビゾという地域にあります。
(ベネチアから30分くらいの避暑地)。創業は1902年で1970年代まで、
部品メーカーとしてヒーター用のパーツを製造していましたので、
歴史的には100年以上ある会社になります。
Q2「デロンギ・ジャパン」は、
どんなイメージの会社を目指しているのですか?
消費者の皆さまに当社の家電製品をつうじて、
イタリアン・ライフスタイルの喜びをお届けできることを目指してます。
Q3「デロンギ・ジャパン」はオイルヒーターで有名ですが、
もっともヒットした商品は何ですか?
累計でどのくらい売れた商品ですか?
デロンギ・ジャパンとして、販売した製品で最もヒットした商品は
やはりオイルヒーターです。約20年で300万台以上を販売してきました。
現在日本においては、この分野におけるマーケットリーダーです。
Q4上記商品の開発ポイントがあれば教えてください。
ヒットの理由:
例えばエアコンは700万台のマーケットですが、
オイルヒーターは30万台市場です。この限られた市場において、
愚直に、約40年間一貫して製品を作り続け、
よりよいものを目指して改良をしてきた、この歴史こそが
弊社の強みであり、日本においてシェアNO1を
獲得できた要因だと思います。
Q5「オイルヒーター」のメリットを教えてください。
複数ありますが、1番のメリットは「乾燥しにくい」
暖房器具であるという点です。暖房器具も多種ありますが、
主流はエアコンかと思います。エアコンは、
「強制的に風を出す」暖房であるため、どうしても室内や
お肌などの水分が蒸発しがちになります。
一方で、オイルヒーターは「風をださない」で輻射的に
お部屋を暖めるため、やさしい暖かさが
お部屋の隅々まで広がります。どうしても風を使う暖房や、
こたつなどの部分型暖房は、部屋全体を暖めるということが苦手です。
Q6「デロンギ」の歴史の中でもっとも印象的な出来事は何ですか?
1975年にデロンギブランドで、電気式ポータブルラジエターヒーターを
発売しました。ヒーターといえば部屋に備え付けのものが
一般的だった当時、部屋から部屋へ移動できる点が受けて
たちまち大人気となりました。
Q7「デロンギ・ジャパン」は、リサイクルや
植林などエコ活動も行っているそうですが、詳しく教えて下さい。
リサイクルについては、エコ回収(つまり再資源化)を行っております。
長年ご愛用頂いたオイルヒーターを責任もって
お客様からお預かりします。各パーツに分けてこちらはリサイクルし、
およそ98%のリサイクル率を達成しております。
原則、無料引き取りで、お客様には送料のみ負担頂きます。
また植林プロジェクト「デロンギの森」というのを
2008年より実施しております。売り上げの一部で、
インドネシアのバリ島での植林活動をサポートし
環境への負荷軽減ならびに地域住民の雇用創出、
生活向上を目指しております。
Q8そのほか、オススメの商品、サービス、
キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。
デロンギといえば、皆様オイルヒーターを想起される方が
多いと思いますが、世界的にみると、コーヒー関連、
中でも全自動エスプレッソマシンの売上が非常に高まっております。
日本市場においてもコーヒー文化が根付いて来ている昨今、
弊社としては、本格的なエスプレッソコーヒーや
カプチーノが豆から挽いて味わえる
「全自動エスプレッソマシン」の市場を拡げて行きたいと考えています。
主には首都圏になってしまうのですが、
試飲や体験会イベントなどを通じて、お客様に
製品の質の高さを感じて頂けるよう、活動してまいります。