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やさしいごはん 「天の製茶園」 天野浩さん

「おいしい食べ物は人を元気にします。
おいしいものをおいしい季節に食べたいですね。
 
このコーナー『やさしいごはん』では、
毎回、季節にぴったりの食に関する話題をお届けしていきます。
5週目の今日はスペシャル・ゲスト・バージョンです。
今日のゲストは、『天の製茶園』の天野浩さんです。

141231guest.JPG
 
Q①お名前を教えてください。
 
(お名前・ふりがな)天野浩・あまのひろし
(所属・役職)天の製茶園代表
 
Q②「天の製茶園」の基本情報を教えてください。
 
熊本県水俣市石坂川370-85
TEL/FAX0966-69-0918
「天の製茶園」FBページもあります。
 
天の製茶園 喫茶.jpeg
 
 
Q③出演者の方のプロフィールを教えてください。
 
天野浩 写真.jpeg
 
1975年水俣市生まれ。
1997年家業の無農薬・無化学栽培の茶農家として就農。
緑茶・紅茶・ウーロン茶など多様な茶づくりに取り組む。
2011年、東京に本店を置く老舗和菓子店「とらや」の
紅茶羊羹の原料茶葉として、自社工房の紅茶が採用される。

とらや「紅茶羊羹」.jpeg
 
世界各地から生態系を崩さない農法を学ぶために青年が訪れている。
水俣市認定環境マイスター。
 
Q④「天の製茶園」の歴史を教えてください。
 
1949年初代天野時光が開拓団として入植。茶農家を始める。
二代目天野茂が1980年より
無農薬・無化学肥料栽培のお茶作りを始める。
1990年以降自家製の紅茶作りを始める。
1997年天野浩就農。
1998年から「天の紅茶」として本格的に販売開始。
2011年虎屋の紅茶羊羹に採用。
2013年海外(香港)への販売開始。
 
Q⑤「天の製茶園」で扱うお茶の特長を教えて下さい
 
おいしい。安心・安全。がモットー。
日常で気軽に楽しめ、体と心に優しいお茶作りを目指しています。
農場は標高500mを超える高原。化学肥料・化学農薬は使用せず。
肥料も有機物のみで、使用量を最低限しか与えていません。
生態系を崩さないお茶栽培をしています。
草も生き物などの自然と手をつなぐ農法を大切にしています。
お茶としても美味しく飲めますが、お菓子屋さん、
レストランなどでも素材として茶葉をそのまま使って頂いています。

天の紅茶.jpeg
 
Q⑥「天の製茶園」は、紅茶も有名ですが、
特徴などあれば教えて下さい。
 
紅茶嫌いだった母が飲める紅茶を目指して作りました。
日常でもがぶがぶ飲める紅茶です。深炒り焙煎しているので
カフェインも少ないです(カフェイン検査では
飲料中0.1%未満で検出されていません)。
 
Q⑦お茶を美味しくいれるコツのようなものがありますか?
プロからのアドバイスをお願いします。
 
お茶の美味しい入れ方のコツは、お茶の育ちを知るとよくわかります。
どういう地域で、どの時期に、どんな芽の状態だったか。
それがわかれ特徴の見立てができます。
あとは、体感が一番です。どんどん飲んでいけば、
自ずと特性が読めるようになります。
紅茶の世界は難しくありません。興味を持った時が始まりです。
入り簡単に。でも深みがある。
楽しい紅茶の世界を是非お試し下さい。
私が講師で毎月熊本市内で和紅茶の講座を開催しています。
 
Q⑧その他「天の製茶園」の商品で、特色あるもがあれば教えてください。
 
「天の紅茶」スタンダード
※虎屋の紅茶羊羹に使用。超個性的な
紅茶スモーキーな香りと独特の甘みがある。
 
「天の上紅茶」FirstFlushBlend
※東京の紅茶専門店リーフルに採用。本格紅茶。
 
「天の紅茶」Breeze
※東京シャングリラホテルアフタヌーンティーに採用。
爽やかな柑橘系の香りが特徴。
 
「天のしょうが紅茶」和のフレーバーティー。冬の人気商品。
 
Q⑨天野さんは、「水俣市認定環境マイスター」だそうですが、
どんな活動をしているのですか?
 
環境に配慮したものづくりの紹介と普及。
小学生への授業や、お茶作り体験、農場視察受け入れなどです。
水俣市の環境イベントや行事の参加など。
修学旅行の受け入れもしています。
 
Q⑩これまでの「天の製茶園」の活動を通じて、
印象的なエピソードなどあれば教えてください。
 
地域的にも不利。業種的にも不利と思っていた、
一生産者でしたが、自然とつながるものづくり、
背伸びしないものづくりをコツコツ続けていたら、
自家製のお茶を通じて、いろんな方々と出会え、
世界までお茶が広がる様になれた事が一番の驚きです。
これからも足元の素晴らしさに日々感動しながら、
その感動をひとりでも多くの方々と共感していける広がりを
大切にしながら取り組んで行きます。
自然とつながる仕事がもっと、
憧れの仕事になりことを願っていきたいと思います。

春の茶摘み.JPG

海外の方々へ土の話.jpeg
 
Q⑪なにかPRしたいことなどあれば、お願いします。
 
「みなまたたべものマルシェ」を始めました。
水俣のたべものに関わる生産者、飲食店組合などで
たべもののイベントを始めています。
来年からどんどん発信していきますのでお楽しみに。
また、我が家では紅茶工場を新設します。
体験や視察など受け入れも積極的に行う予定です。

12月12日みなまたたべもの感謝祭.jpg

12月12日みなまたたべもの感謝祭 会場の様子.jpg

たべもの感謝祭足赤エビわっぱ飯.jpg
 
●スタジオで試飲もさせて頂きました。
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