« 12月17日(水)の魔法のことば  |  12月18日(木)の魔法のことば >

「株式会社SHOEI」

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。
今日は「株式会社SHOEI」のヒミツに迫ります。
 
「株式会社SHOEI」は、1959年創業のヘルメットメーカーです。
現在は、生産する9割以上がオートバイ用ヘルメットということで、
オートバイ用ヘルメット専門メーカーになります。
茨城と岩手の2つの工場で、FRP製シェル(外側の殻の部分)の
製造から組み立てまで一貫して製造。
品質を重視しSHOEIのすべてのヘルメットがメイドインジャパンです。
国内でも人気ですが、海外でも評価が高く、生産の7~8割は
欧州や北米を中心に各国に輸出しています。
 
お話を伺ったのは、
株式会社SHOEI商品企画部企画室の海老沢孝さんです。
 
Q1「SHOEI」のヘルメットは世界で愛される
「グローバル・ブランド」ということですが、詳しく教えてください。
 
高い安全性と機能性、優れたデザイン性を兼ね備えた、
高付加価値のプレミアムヘルメット。
そのプレミアムヘルメットの世界市場ではメーカー別売上高で
60%以上を占めている。海外ではオートバイに乗ることは
日本国内以上にステイタスを感じさせる趣味であり、
そういった国内外の目の肥えた多くのライダーに認められた
品質が理由と思います。
もちろん各国/地域により、安全規格が異なります。
合格しなければ販売できないので、それぞれ異なる安全規格に
適合するよう製品開発/品質管理をしています。
(つまり、同じ形をしているモデルでも、
各規格ごとに製品は別物ということになります)
 
Q2世界のライダーから称賛される
「SHOEI」のプレミアムヘルメットとは?
 
高い安全性と機能性、デザインの美しさを兼ね備えたのが
SHOEIのプレミアムヘルメット。
SHOEIのすべてのヘルメットは、シェルはFRP
(繊維強化プラスチック)で、シェルの成形から塗装、
組み立てにいたるまで、社内一貫生産でその大半の工程が
熟練したスタッフによるハンドメイド。そして、それらすべてが厳しい
品質管理のもと出来上がっています。
この厳しい品質管理で年間3000個以上のヘルメットを、
衝撃吸収テストによって破壊
(ヘルメットの性能テストは破壊テストになります)。
これらのテストがSHOEI製品の確かな品質を支えています。
 
Q3現在の「SHOEI」の扱う商品の中で、
おススメの商品があれば、特徴も含めいくつかご紹介ください。
 
最近特に人気があるのが、インナーサンバイザー装備のモデルで、
フルフェイスのGT-Air、ジェットのJ-Cruise、システムタイプのNEOTECです。
ヘルメット内部に収納式サンバイザーを装備しているので、
日差しがまぶしいときはサンバイザーを出して、夜やトンネルの中では、
簡単にレバー操作でサンバイザーを収納できます。
そのほかでは、今年春に発売となった新製品、軽量コンパクトを
追求したフルフェイス「Z-7」も好評です。
また、MotoGPで2年連続チャンピオンを獲得した、
マルクマルケス選手のレプリカモデルも人気です。
 
●GT-Air
GT-Air_AnthraciteMetallic.jpg

●J-Cruise
J-Cruise_WineRed001.jpg


●X-TWELVE MARQUEZ
X12_MARQUEZ_TC-1.jpg
 
 
Q4現在「SHOEI」は、さまざまなライダーやレーサーと
契約を結んでいるとのことですが、代表的な選手を何人かご紹介ください。
 
昨年今年と2年連続で最高峰MotoGPでチャンピオンになった、マルクマルケス選手。
マルクマルケス選手の実弟で、Moto3クラスチャンピオンのアレックスマルケス選手。
そのほか、モトクロス、トライアルなどでも選手をサポートしています。」
 
Q5そのほか「SHOEI」に関する面白いエピソードなどあればお願いします。
 
2011年よりサービスを開始したパーソナルフィッティングシステムは、
お客様の頭を専用計測器で計測し、適正なサイズを診断するとともに、
よりフィット感を高めるための内装調整をするシステムです。
欧米人は前後に長く、日本人は比較的丸型など、頭の形の特徴は異なります。
日本人の中でも、頭の形は個人差が大きく、単一なサイズでは
完璧にあわすことはできません。
頭の形と、ヘルメットの内部の形状を比較して、隙間があいているところに、
パッドを追加して、頭全体にヘルメットをフィットさせるように調整します。
現在全国20軒弱の販売店で、新規購入のときにご利用いただけます。
(サイズ診断のみなら、購入しなくても可)
既にヘルメットをお持ちの方は、SHOEIが出展する各地で開催している
イベントで対応可能な場合もあります
(イベントスケジュールやサービス内容はWebを参照)
 
Q6そのほか、オススメの商品、サービス、
キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。
 
既にWebサイトで公開となっている新製品、J-FORCE4が
年明けの1月に発売となります
カテゴリーとしては、スポーツジェットで、高速走行にも対応する
ツーリング用ジェットタイプ高速走行に対応するエアロフォルム、
軽量コンパクト、強化したベンチレーションシステムで
ヘルメット内の熱気を排出、シールドの曇りを防ぐピンロックエボレンズを
標準で装備、など機能性満載のモデルです。
 
株式会社SHOEI オフィシャルサイト
http://jp.shoei.com/
 
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓