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『ツーリングマップ熊本 阿蘇・菊池』

あらゆるジャンルの“注目の人”にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
熊本県県北広域本部 総務部 振興課の岩田知恵さんがゲストです。
昨年作成された『ツーリングマップ熊本 阿蘇・菊池』について伺いました。

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Q①ご出演の方のお名前と職業・所属を教えて下さい。
 
名前:岩田知恵 (ふりがな)いわたちえ
所属:熊本県県北広域本部総務部振興課
プロフィール:
今年度4月から県北広域本部に勤務し、観光振興や、今回のツーリングマップの作成などを行っている「くまもとライダーズベースプロジェクト」などを担当しています。
ホームページ、ブログなど:
『ツーリングマップ熊本阿蘇・菊池』については県北広域本部で取り組んでいる『九州中部大回廊』のHPに掲載されています。

HPのURLはhttp://kyushu-chubu-daikairo.com/
 
Q②「ツーリングマップ熊本阿蘇・菊池」が昨年作られたそうですが、どんな内容のものですか、具体的に説明お願いします。
 
今回のマップでは、地元のライダーの方達の意見を参考に、表面は阿蘇・菊池地域おすすめの6つのツーリングコースを、裏面にはこれら6つのコースに行くためのルートやその周辺ルートを含む広域マップを掲載しています。
その他、観光情報やツーリングの途中で立ち寄ることのできる物産館や道の駅、ライダー向けの施設等なども紹介しています。
 
Q③今回、「ツーリングマップ熊本阿蘇・菊池」がつくられたきっかけ・経緯などをお願いします。
 
県ではH24年度から「くまもとライダーズベースプロジェクト」の取組みをスタートしました。この取組みは県が進める「大空港構想」にも位置づけられており、全国でも有数のツーリングスポットである阿蘇を中心に、魅力ある阿蘇・菊池地域の自然や観光スポットなどを、多くのライダーに楽しんでいただくため、「ライダーが訪れたい県No.1」を目指し、行政と民間が連携して取り組んでいるところです。
今回のマップはこのプロジェクトのおもてなしの取組みとして、当地域を訪れたライダーの方達のツーリングの参考としていただきたいと思い作成いたしました。
 
Q④今回、「ツーリングマップ熊本阿蘇・菊池」の作成で一番苦労したポイントは何ですか。
 
今回のマップは阿蘇・菊池の大自然の中をツーリングする心地よさや楽しさを感じていただきたいと思い、プロジェクトのメンバー(民間)の方にも撮影に協力いただき、実際にツーリングをしている写真等をできるだけ使いました。
ただ、阿蘇・菊池の自然風景は、四季に応じた違いを楽しむことができますし、毎日の天候や時間帯でも違った表情を見せてくれ、それが魅力でもありますが、撮影時はその天候に左右され、思ったように撮影が進まず、それぞれの撮影ポイントでの一番良い時間帯や天候で写真を撮ることができず、苦労したとい言いますか、阿蘇・菊池地域の魅力を最大限にお伝えできなかったのではないかとの思いがあります。
ですので、皆様には、実際に阿蘇・菊池地域にお越しいただき、その魅力を感じていただくとともに、季節の違いなどを楽しむために何度もお越しいただけると嬉しいです。
 
Q⑤「ツーリングマップ熊本阿蘇・菊池」を今後どんな展開を考えていますか?
 
県内外問わず、多くの人にご利用いただければと思っております。
現在も、東京、大阪、福岡といった都市圏でもツーリングマップを設置しておりますが、来月3月には大阪モーターサイクルショー(3/20~22)や東京モーターサイクルショー(3/27~29)などの機会をとらえ、このマップのご紹介をさせていただくこととしております。
今後、このマップをきっかけとして、県内外からたくさんの人に、阿蘇・菊池地域にツーリングにお越しいただけると嬉しいです。
また、このツーリングマップには、ライダーを歓迎いただける施設やお店を「おもてなし協力店」として掲載しておりますが、まだまだ少ない状況です。
今後はこの「おもてなし協力店」を増やしていくことで、ツーリングがより充実したものに、また、何度も訪れたくなるようなマップにしていければと思っています。
 
Q⑥これまでの活動の中で、最も印象深いエピソードをお願いします。
 
まだ、この取組みを担当するようになって最初の頃に、プロジェクトのメンバーの方達と先進地視察で埼玉県の秩父地方にあります小鹿野町に行って参りました。
小鹿野町ではバイクによる町おこしを進める中で、ライダーへのおもてなしはもちろん、地域全体が来る人みんなを、とても歓迎してくださっている雰囲気が伝わる町でした。
また、バイクによる町おこしを進める一方で、バイクによる交通事故等の防止のための、ライダーのマナー教室の取組みなどにも積極的に取り組んでおられ、今後私たちが取組みを進めていくうえでも学ぶべき点が多いなと思いました。
そして、この取組みをはじめて一番感じたことは、ライダーの方達はとても人と人のつながりが強く、また、口コミによる情報発信の力がとてもあるということです。小鹿野町の方達とは今でも情報交換をさせていただいておりますが、私たちの取組みについても応援いただき、今回のマップのPR等にも協力をいただいているところです。今後もこの様な輪が広がっていくことを期待しています。
 
Q⑦今後の夢、目標などあればお願いします。
 
このプロジェクトの目標でもあります「ライダーが訪れたい県No.1」になることです。
先ほど申し上げましたが、このマップをきっかけに県内外から多くの方にツーリングにお越しいただきたいと思っており、そのためにも、将来的にライダーを歓迎する「おもてなし協力店」が増えていき、最終的にはみんなが自然とその様なことに取り組んでいく雰囲気ができていくのが理想だと思います。
ただ、一方ではバイクは危ない、うるさい、マナーが悪いといった印象をお持ちの方がいるのも事実です。大半のライダーの方はマナーを守り、安全運転でツーリングいただいていると思うのですが、ごく一部でもその様な方がいらっしゃることで、ライダー全体の印象を悪くしてしまいます。
みんなが気持ちよくツーリングできるよう、ツーリングする人、そしてそれを迎える人それぞれが、お互いを思い合った行動をとっていただければと思っております。マナーでもNo.1になれるといいですね。
 
Q⑧熊本県民にPRしたいこと、今後の活動予定、お知らせなどあれば教えてください。
 
先ほど、この取組みは県の「大空港構想」にも位置づけられているというご説明をしましたが、その取組みとして、現在、交通政策課において、バイク輸送付き旅行商品の造成を進めているところです。これは、関東方面からご自身は飛行機を、バイクは陸送を利用して熊本までお越しいただき、ご自身のバイクで熊本をツーリングしてもらおうという取組みですが、その第一弾として、今回、3月12日のくまモン誕生祭のモンキーパレードに合わせて、ツアーが企画されています。
内容としては、くまモンバージョンのモンキーオーナーを対象としたツアーですが、羽田空港を出発し、阿蘇くまもと空港に到着後、肥後大津駅でモンキーを受け取ります。その後、本田技研工業(株)熊本製作所を見学し、モンキーで熊本市内に戻って、誕生祭のパレードに参加するという内容です。翌日は1日自由行動で、帰りも阿蘇くまもと空港から羽田空港に戻るという行程になります。
このラジオをお聞きの皆さまは熊本県民の方がほとんどかと思いますが、関東方面のお友達やお知り合いの方で、ツアーに興味がありそうな方等いらっしゃいましたら、是非、ご紹介いただければと思います。

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