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「トマトの梅シロップあえ」

おいしい食べ物は人を元気にします。
おいしいものをおいしい季節に食べたいですね。
このコーナー『やさしいごはん』では毎回、
季節にぴったりの食に関する話題をお届けしていきます。
 
今月から第1水曜日に登場するのは、
「衣食住に関するイベントを手掛けている泰勝寺」スタッフ、
「ホームパーティのスペシャリスト」の平山千晶さんです。

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◆『泰勝寺スタッフ』とご紹介しましたが、
まず、「泰勝寺」に関する基本情報を教えてください。
 
もともとは細川家の菩提寺であった『龍田山泰勝寺』が
建っていましたが、明治初年の神仏分離令発布後に廃寺になり、
同家の別邸に改められました。
数年前から、主に食に関するイベントを定期的に開催しており、
食を通じて人と人がつながるきっかけ作りになれば、
という思いのもと、活動を行っております。
 

Facebook にも詳しい情報が載っています。
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◆『泰勝寺』でこれまでどんなイベントを開催されましたか、
いくつか具体的に紹介してください。
 
マーケットを年に6回程度、
それ以外で料理会や展示会も行っております。
一番最近開催したマーケットは5/5『パンのマーケット』で、
南は沖縄から北は北海道のパン屋さんにご出品いただき、
約700点のパンを販売させていただきました。
 
GWということもあり、とても多くの方にお越しいただき、
大変ありがたいことに2時間足らずで用意させていただいた
全てのパンを完売させていただきました。
 
同日、マーケット終了後、埼玉のパン屋
『畑のコウボパン・タロー屋』さんの店主・橋口太郎さんに
酵母ワークショップを行っていただいたのですが、
こちらも大変盛況でした。
 
私たちの身近にあるフルーツ(イチゴやレモンなど)や
草花(金木犀やシャクナゲ)からパンの酵母が、
とても簡単に作れる、というデモンストレーションの
ワークショップで行っていただき、お越しいただいた
お客様にもとてもお喜びいただきました。
 
◆平山さんのプロフィールを教えてください。
 
1986年生まれの28歳です。
熊本県八代市に生まれ、高校まで熊本で過ごしました。
大学で4年京都に、その後4年東京に。
昨年6月(ちょうど一年前)泰勝寺のお手伝いができれば、
と思い、熊本に帰ってまいりました。
 
◆平山さんは、どんな料理が得意なんですか?
 
自分で特に「どんな料理が得意か」ということは
意識したことがありませんが、周りにもてなし上手な
方々が多いので影響をうけることは多いように思います。
 
自宅によく友人たちを招くのですが、その際は招く
ひとたちと一緒に自分自身も楽しみたいので、簡単にできて、
一緒に楽しめるような料理を行うことが多いです。
一緒に過ごす時間を楽しみたいので数種具材を並べて、
各々好きなものを選びながら、海苔巻きやパン、クレープ
などに取って巻いたりのせたりしてもらうことも多いですね。
 
あとは、やはり旬を意識したものでしょうか。
熊本に帰ってきて思ったのは、旬のお野菜たちが
とても多く出回り生き生きとしていることです。
特に凝った料理は行いませんが、できる限り地のもの、
旬のもので作るとそれだけで美味しく感じますし、
旬のもの同士を合わせるとそれだけで十分だと感じます。
 
◆今後のイベント予定などあれば、お願いします。
 
6月はイベントが目白押しなのですが、
特に足をお運びいただきたいのが、
6/14に開催予定の『お茶と山の味のマーケット』です。
 
『お茶と山の味のマーケット』には九州のすばらしい
有機茶園の皆様にお集まりいただき、
新茶などの試飲販売を行っていただきます。合わせて、
お茶に合うお菓子や力強い山の気配を感じるような
おいしいものたちを集めてマーケットを行います。
今回のマーケットに際し、改めて九州には素晴しい茶園が
たくさんあるのだな、と私自身実感しました。
 
当日は、そちらのお茶園のお茶で茶席も開催する予定です。
是非、多くの(特に九州の)皆様に足をお運びいただき、
私たちの身近にある九州のお茶の素晴しさを
改めて実感していただければ嬉しいなあ、と思います。
 
◆今日のオススメの料理のレシピを教えてください。
 
『トマトの梅シロップあえ』
今が旬のトマトと梅を使用した簡単なレシピ。
 
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材料 (3~4人分)
・ミニトマト…20~30個程度
 
・赤玉ねぎの酢漬け…大2
※みじん切りにした赤玉ねぎを瓶に詰めかぶるくらいの酢をいれる。
(冷蔵庫で1週間~10日程度保存可能。
今回は350gの玉ねぎに約200ccのお酢。)
 
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・オリーブオイル…大1
・酢…大1/2
 
・梅シロップ…大1/2
※青梅を同量のお好みの砂糖でつける。
(今回は氷砂糖を使用。
出来上がったものは冷蔵庫で約1年保存可能。)
 
・塩適量(ひとつまみ~酢漬けを乗せ、最後に好みで調節。)
 
6月は1年のうち、最も美味しいを溜め込む季節。
特に梅は保存期間も長く、
色々な食べ方ができるのでこの季節ひたすら仕込みます。
 
1.ミニトマトはそれぞれ食べやすい大きさに。
(サラダとして食べる場合はそのままや1/2、
パンなどにのせる場合はある程度細かく刻む。)
 
2、オリーブオイル・酢・梅シロップ、塩をトマトにからませる。
 
3.赤玉ねぎの酢漬けを乗せて混ぜ、最後に塩で調節して食す。
 
人を招く場合などに提供する場合は、
水切りヨーグルトなどに合わせてブルスケッタのような
軽いおつまみや前菜の感覚で。
 
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(↑パンと水切りヨーグルト、細かく刻んだトマトで、
上記のようにしてお召し上がりいただく方法もございます。)
 
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