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「夢・草枕ー峠の茶屋の花吹雪ー」 堀田清さん

あらゆるジャンルの注目の人にインタビューするヒューマンラボ。
今日は9月2日に市民会館崇城大学ホールで上演される
「夢・草枕ー峠の茶屋の花吹雪ー」の演出補で、
劇団石・代表堀田清さんにお越しいただきました。
 
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Q1、先ず、今回の公演は漱石記念年
プレイベントとして開催されるそうですね、
「漱石記念年」について、教えてください。
 
実は来年2016年は、夏目漱石が熊本に来て120年と言う
節目の年になるんです。それを記念しまして、
漱石来熊120年プレイベントとして、上演いたします。
また、2016年は没後100年でもあり、
さらに2017年は生誕150年という事もありまして、
夏目漱石の偉業を皆さんに再認識して頂くには、
絶好のタイミングと考えております。
 
Q2、熊本と新宿をつなぐ創作劇のシリーズが
これまでも上演されてきましたが、
過去3作品について紹介してください。
 
はい、その前になぜ「新宿」なのかをお話ししますと、
夏目漱石は現在の東京都新宿区にある、
喜久井町で生まれ、早稲田南町でその生涯を終えたんですね。
実は熊本になじみの深い小泉八雲の終焉の地も新宿なんですね。
という事で、小泉八雲・夏目漱石の縁(えにし)で結ばれている
熊本と新宿をつなごうという事で、毎年公演を行ってきました。
 
これまで・・・
八雲の「怪談」に題材をとった「青柳」(平川祐弘作)・・・2012に上演。
漱石を主人公とした
「庭に一本(ひともと)なつめの金ちゃん」(出久根達郎作)・・・2013に上演。
 
昭和の新宿を彩った軽演劇の「ムーラン・ルージュ」を題材に、
熊本から上京した若者たちの青春を、
ムーランで活躍したスターたちをからませて描いた
「わが青春のムーラン・ルージュ」(宮崎真由美:作)・・・2014に上演。
 
この作品は俳優・浜畑賢吉さん(母親が玉名出身)が森繁久彌に
扮し、昭和の新宿を背景に歌と踊りで構成する
軽演劇の夢の舞台を再現しました。
 
Q3、その第4弾として「夢・草枕峠の茶屋の花吹雪」が上演されますが、
今回は昨年もご出演された俳優の浜畑賢吉さんを
演出・主演に迎えての公演となりますが、どんな物語ですか?
 
<あらすじ>
熊本市西郊の金峰山、峠の茶屋。
五高の教授・夏目金之助と学生の一団、
そして一人の画工が登って来る。
画工は、非・人情の世界を求めていた。
そして那古井の温泉で金之助らと一緒になる。
 
旅館の若女将は、不思議な雰囲気を持った女であった。
画工は、いつしか彼女に魅かれて行くのを感じていた。
昼間に会った禅寺の和尚の与えた公案に悩む夜、
まさに幻想的で奇妙な夢を見る。
明治31年春、3日間の出来事である。
 
Q4、浜畑さんはシリーズとしては「新宿くまもと物語
わが青春のムーラン・ルージュ」以来2回目の出演ですね
浜畑さんはどの様な方ですか?
 
・繊細で感情を大切にされる。
・役のみせ所をうまく表現される。
・チームワークを大切にされ、謙虚な性格。
 
Q5、熊本の出演者陣も影響を受けるんじゃないですか?
 
・大いに影響を受けている。
 
Q6、最後に、堀田さんから今回の作品の見所を教えてください
小説の「草枕」が出来上がる課程を想像しながら見ていただくと、
一層、面白くご覧いただけると思います。
 
■公演情報
 
【新宿公演】2015年8月29日(土)新宿区四谷区民ホール
昼公演/開演14:00~ 夜公演/開演18:00~
 
【熊本公演】2015年9月2日(水)市民会館崇城大学ホール
開演/18:30~
 
■入場料
3,000円(新宿・熊本公演 両方)
 
■チケット情報
熊本芸術文化学術振興市民財団事務局
事務局直通 080-1541-8181(平日午前8時~午後6時)
E-mail : info@shimin-zaidan.kumamoto.jp
チケットぴあ(Pコード:445113)、
熊日プレイガイド、熊日生涯学習センター
 
■お問合せ
漱石来熊120年プレイベント「夢・草枕」制作上演委員会
(熊日生涯学習プラザ内) 電話 096-327-3125
E-mail : info@yumekusamakura2015.information.jp
 
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