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「トンボ鉛筆」のヒミツ

筆箱をお持ちの方、その中に”えんぴつ”がありますか?

ちなみにその鉛筆のメーカーは…?

今日は「トンボ鉛筆」の名前のヒミツに迫りました。

出演して頂いたのは トンボ鉛筆 広報室の川崎雅生さんです。

もともとは大正2年に「小川春之助商店」として創業され、

その後昭和2年に鉛筆の商品名としてトンボ鉛筆を販売したところ、大成功。

そこで昭和14年にトンボ鉛筆が社名へと格上げされました。

ところで、どうして「とんぼ」をピックアップされたんでしょう?

当時、商品名を決める時に候補に挙がっていたのは、

近代化を象徴する「はし(ブリッジ)」「のこぎり(工場のやねを表わす)」と、

環境を意識した穏やかな「とんぼ」の3つでした。

その中で、「とんぼ」が選ばれたわけですが、

脱工業化が叫ばれている今、昭和2年の判断は賢明だったと感じます。

また、とんぼの中でも「やんま」を採用しています。

この”やんま”には「あきつ」「あきづ」などの古名が付いていて、

昔、日本の大和の国を「あきつしま」と読んだ頃もありました。それが転じて

”とんぼが飛んでいる島は日本の領土ですよ”という意味もあります。

日本を表わす「とんぼ」、みんなが好きな昆虫だという事もあって、

そんな大きな意味がこめられています。

最後に、川崎さんは「とんぼがおおらかに舞う環境豊かなこの国を

守っていかなければなりませんね」とおっしゃっていました。

現在は、消しゴムやノリなど総合文具を扱ってらっしゃいますが、

中でもおすすめは”テープのり”だそうです。

”修正テープを引くようにピットつけるとのりが紙につく”というのが特徴です。

みなさんのデスクでは、どんな文房具を使っていますか?

トンボ鉛筆のオフィシャルサイト→http://www.tombow.com/