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「シヤチハタ」のヒミツ

今日は愛用の方も多いでしょう、

「シヤチハタ」の名前のヒミツに迫りました。

シヤチハタは、大正14年に舟橋商会としてスタンプ台の製造・販売として創業。

シヤチハタネームやXスタンパー、スタンプ台、朱肉、回転ゴム印などの

印章用品のほか油性マーカーなどの筆記具を製造、販売されています。

そんなシヤチハタの社名の由来について教えて下さい

創業当時、一般的に使われていたスタンプ台は、

水溶性のインキを使用していたために表面からの蒸発が早く、

使うたびにインキを補充しないと使えない、今考えると不便なものでした。

そこで、いつでもすぐに使えるスタンプ台ができないかと考え、

試行錯誤をくり返した末、いつまでも使えるスタンプ台を発明しました。

そのスタンプ台を“日の丸印の万年スタンプ台”と言って販売していましたが、

商標して登録をする際、日本の国旗を商標に使ってはいけないという事で、

急遽、他の商標を考えることになりました。

悩んだ末、創業者の出身地である名古屋のシンボル、

金の鯱(しゃちほこ)を日の丸の丸の中に収め商標登録し、

“鯱旗印(しやちはたじるじ)の万年スタンプ台”として全国で販売。

そして、昭和16年に社名を舟橋商会からシヤチハタ工業株式会社に変更。

また、平成11年には製造会社と販売会社を合併し、

社名をシヤチハタ株式会社に変更して現在に至っています。

ちなみに表記は「シヤチハタ」とヤが大文字ですがどうしてですか?

ロゴマークを作ったときに、バランスを考え、シヤチハタとしました。

でも呼ぶ時は「シャチハタ」で大丈夫です。

おすすめの商品を教えて下さい。

今年の3月、1本で筆記となつ印ができるネームペンシリーズに、

「ネームペン サイン」という商品を増種しました。

印の付いたペンでなければ、ペンの付いた印でもなく、

ペンで書くときはペンのように、印を捺すときは印のように使う、

「ペン」と「印」の機能を同じ価値として捉えデザインした

まったく新しいカタチのネームペンです。デザインは、

プロダクトデザイナーとして機能的で洗練されたプロダクトを生み出している

深澤直人氏によるもので、書くときも、捺すときも、

どちらでも美しく使えること、しっかり手に馴染むことを考えデザイン

されています。もちろん「ネーム印」は、朱肉を使わずになつ印できる

インキ内蔵タイプです。

シヤチハタのオフィシャルサイト http://www.shachihata.co.jp/