11月1日(木)の名盤は
今日は「ビー・ジーズ」の哀愁のトラジディを紹介しました。
ビー・ジーズはイギリス生まれのイギリス人、バリー、ロビン、モーリスの
ギブ3兄弟によるボーカル・グループとして1963年に
移住先のオーストラリアでデビュー。多くのヒットを残し、
1967年にイギリスへ戻り、ワールドワイドな活動が始まります。
ここから1970年代初頭にかけて20曲近いヒットを連発。
イギリスのみならず、アメリカやここ日本でも大きな人気を獲得しましたが、
1972年から73年頃になると勢いにも翳りが見え始め、
心機一転、彼らはアメリカへ活動の拠点を移すことを決意します。
ここで大物プロデューサー、アリフ・マーディンと出会い、
ファルセットで歌うことと、当時最先端であったディスコ・サウンドへの
挑戦を指示されます。それまでのキャリアと実績を考えると、
屈辱とも思えるこの申し出を受け入れた彼らは、
まさに別のグループに生まれ変わって、
第2期黄金時代を築き上げることとなったのです。
1975年から79年までに6連続を含む、8曲の全米No.1ヒットと、
この時期のビー・ジーズは手のつけようがないほどの怪物ぶりでした。
まったく違う芸風で2度の黄金期を持ち、イギリス、アメリカ、オーストラリア、
それぞれのファンは、みんな自分達のグループ゚だと思っている、
こんなお化けみたいなスーパースターは他にありません。