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「eichi」さん

今日は、HI-HEELというサカグチユキさんとのユニットで、

並木坂にあるプライベートロッジで個展を開催中のeichiさんに

スタジオにお越し頂きました。

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ちなみにこちらがプライベートロッジで見る事が出来る作品です。

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どのようにして作品を作っていらっしゃいますか?

オイルスティック(クレヨン)やアクリル絵の具など、

身近な素材を使って作品を創っています。

人物の顔や動物、今までに行った場所、そこで感じた雰囲気やリズム、

自分の気持ちをそのままに描けたらいいな、

少しでも伝えられたらいいなと想いながら、ゆっくり作品を創っています。
        
作品作りをいつ始められたのか、また始めたきっかけを教えてください。

落書きは中学生の頃でした。その頃は何も考えずに友人やクラスの仲間に

頼まれて下敷きやノートに描いていましたが、

それが高じて現在に至っています。

現在のように本格的に描き始めたのは、

学生時代に東京で出逢った親友のお兄さん達が画家さんだったのですが、

彼らと彼らの作品に出逢ったのが、始まりでした。

しばらくニューヨークに行かれていたそうですが、きっかけは?

思い立ったら吉日、です、笑。これ、本当です。

特別にといったお洒落な理由は何もありません。

素直に外の世界を見ておきたかったからです。

そこに“ニューヨーク”を選んだのは憧れの土地だったからです。

ニューヨークではどんな生活をされていましたか?

ニューヨークではマンハッタンのイーストビレッジにある日系の居酒屋さんで

毎日毎晩働かせて頂き面倒を見て貰いながら、

決して(日本のように)楽ではない生活を送っていました。

それは海外で生活をするということにおいて、

私自身の勉強が全く持って足りなかったからです。

居酒屋さんで働く合間に、時たま絵をゆっくり描いたり、

親しくなったアーティストのスタジオへ遊びに行ったり

地元のお洒落な子達が集まるクラブに出掛けたりと自由気侭?に

海外生活を謳歌していました、笑。

リディアという女性に出逢ったことで、イーストビレッジにある

アパレルSHOP“PIECE”でサカグチユキと共に

作品発表することが出来ました。

ニューヨークで自分の作品が売れた瞬間はとても嬉しかったです。
 
ニューヨークはいかがでしたか?どんな影響を受けましたか?

在り来たりですがニューヨークは本当に刺激のある大きな街です。

マスメディアで見るような鮮明で色鮮やかなキラキラした本当の街です。

ARTギャラリーも数え切れないほどたくさんありました。

そして簡単ではないですがチャンスもたくさんあります。

魅力的な(アーティスト)人達にいっぱい出会うことの出来る街です。

背伸びなどしなくても手の届く範囲に、

お洒落なARTがいっぱい生きています。

でも、自分自身にとって1番大きかったのは、

人々の心の奥深くに根差す、文化や価値観の違いでした。

異国でさえ、同じ日本人、同じアジア人同士で争う場面が多々ありました。

すべてが溢れていて、素敵な良いことも悲しい悪いことも全部、

いっぱい一緒に勢い良く流れていく大きな街です。

今、振り返っても本当に“混沌”とした街だったなと思います。

影響といえば、ルーツです。

ニューヨークの人々から自分が“日本(アジア)人”として見られる事です。

実際にニューヨークには自分(アーティスト)のルーツや背景に思いを込めて

作品に強くメッセージを残す作品がたくさんあるので、

それらを嫌というほど見ることができました。

なによりもニューヨークで仲良くなった友人や仲間たちの影響が1番です。

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今度は南の島へ移住する計画があるそうですね?

2009年7月22日(水)午前11時前くらいから(あくまで予測です)

観測される皆既日食に向けてのことです。

完全な皆既日食を観測することができるのが

奄美大島の北部・喜界島・屋久島・種子島の南端・トカラ列島

硫黄島・北硫黄島・南硫黄島といった島々と言われているのですが、

その中の、喜界島(喜界町に親しい友人が居るので)へ

現地状況に合わせてこれから準備を進め、年内早めに移る予定です。

今後の活動について教えてください。

プライベートロッジさんでの個展が2月11日までなので、

良ければたくさんの人に楽しんで頂きたいなと思っています。

プライベートロッジ 熊本市上林町、並木坂にあります。

(問) 0963233551まで

eichiさんの今後の予定は?

今後の活動は、身の周りの流れに任せています(笑)。

色んな場所へ出向き、色んな人々に出会い、たくさんの出来事に

揉まれながら学び、心身共に成長していきたいと思っています。

その中で感動した出来事や伝えたい気持ちを、

ゆっくり創作に繋げていけたらいいなと思っています。