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君のためなら千回でも

今日は、今週土曜日(4月26日)から上映される映画

「君のためなら千回でも」を紹介しました。

この映画は、「チョコレート」や「ネバーランド」で知られる

マーク・フォースター監督が全米のベストセラー小説を映画化した、

ヒューマンドラマです。アメリカの映画なんですが、舞台はアフガニスタンです。

アフガニスタンと聞くと、戦争やテロ、といったことが連想されると思いますが、

この作品の前半では、これまでほとんど知られていなかった

平和だったころの美しいアフガニスタンの姿が描かれています。

1970年代のアフガニスタンの首都カブールに暮らす、アミールとハッサン。

裕福な家の息子と使用人という関係ながら、

2人は兄弟のように仲良しでした。

しかし、ある事件をきっかけにアミールはハッサンを避けるようになります。

やがて、ソ連のアフガニスタン侵攻が始まり、

アミールは後悔の思いを抱いたままアメリカに亡命。

それから20年の時が流れ、アメリカでの生活を送っていたアミールに、

思いがけない人物から1本の電話が入ります・・・。

映画には凧揚げのシーンが出てくるんですが、

これがストーリー上の大きなポイント。

そもそも原題は、「カイトランナー」(凧を追って走る人)といいます。

アフガニスタンの凧揚げは日本のと違って、闘って落とす戦いです。

前半、カブールの街の上空にたくさんの凧が舞う様子は、

とてもすがすがしく真剣に闘う子供達の姿は微笑ましいです。

それだけに、後半映し出される、内戦で変わり果てたカブールの姿には、

とても大きな衝撃を受けます。

「君のためなら千回でも」という日本版のタイトルは、

映画の中のセリフから取られています。

ちょっと聞くとキザっぽいような気がしますが、観終わった後、

この言葉がグッと胸にしみてきます。ぜひ映画館で確かめてみてください。

この映画「君のためなら千回でも」は、

■シネパラダイスで今週土曜日(4月26日)から上映されます。

「君のためなら千回でも」オフィシャルサイト http://eiga.com/official/kimisen/