「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」
今日紹介したのは、今週土曜日・5月17日から上映される
「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」です。
トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマンという
アカデミー賞受賞の演技派スターが共演する、この作品。
タイトルにもなっている、主人公の「チャーリー・ウィルソン」は、
1980年代に実在した、テキサス出身の下院議員で、
映画の内容も、事実に基づいています。
政治よりも酒と女に目がない、お気楽政治家のチャーリーは、
テレビでソ連のアフガニスタン侵攻のニュースを知り、
政治活動に熱心なテキサスの大富豪・ジョアンと
CIAのはぐれ物・ガストの協力を得て、
アフガン支援のため、極秘プロジェクトを始めます。
舞台となっている1980年代、アメリカとソ連は冷戦の真っ最中でした。
アメリカは、ソ連のアフガン侵攻に脅威を覚えつつ、
ベトナム戦争の失敗という痛い思いもあり、
直接的なかかわりを避けていました。
そこに現れたのが、この映画の主人公チャーリー。
アフガンの状況を見た彼は、コネや人柄を駆使して、
ソ連を撃退するために、政府を動かしていくんです。
全然ヒーローらしくない主人公が、世界を大きく変えていく様子は、
ユーモアを交えた軽妙な演出もあって、痛快です。
しかし、目を見張るのは後半10分。
その結末は、アフガンの未来を知る僕達には、かなり皮肉に思えるものです。
チャーリーの活躍がどんなエンディングを生み出すのか、
ぜひスクリーンで確かめてみてください。
この映画「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHO 宇城バリュー
■シネプレックス熊本 で、今週土曜日(5月17日)からの公開です。
「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」オフィシャルサイト