« 5月13日(火)魔法のことば  |  ラジオな人々「橋本久美」さん >

「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」

今日紹介したのは、今週土曜日・5月17日から上映される

「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」です。

トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマンという

アカデミー賞受賞の演技派スターが共演する、この作品。

タイトルにもなっている、主人公の「チャーリー・ウィルソン」は、

1980年代に実在した、テキサス出身の下院議員で、

映画の内容も、事実に基づいています。

政治よりも酒と女に目がない、お気楽政治家のチャーリーは、

テレビでソ連のアフガニスタン侵攻のニュースを知り、

政治活動に熱心なテキサスの大富豪・ジョアンと

CIAのはぐれ物・ガストの協力を得て、

アフガン支援のため、極秘プロジェクトを始めます。

舞台となっている1980年代、アメリカとソ連は冷戦の真っ最中でした。

アメリカは、ソ連のアフガン侵攻に脅威を覚えつつ、

ベトナム戦争の失敗という痛い思いもあり、

直接的なかかわりを避けていました。

そこに現れたのが、この映画の主人公チャーリー。

アフガンの状況を見た彼は、コネや人柄を駆使して、

ソ連を撃退するために、政府を動かしていくんです。

全然ヒーローらしくない主人公が、世界を大きく変えていく様子は、

ユーモアを交えた軽妙な演出もあって、痛快です。

しかし、目を見張るのは後半10分。

その結末は、アフガンの未来を知る僕達には、かなり皮肉に思えるものです。

チャーリーの活躍がどんなエンディングを生み出すのか、

ぜひスクリーンで確かめてみてください。

この映画「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHO 宇城バリュー
■シネプレックス熊本 で、今週土曜日(5月17日)からの公開です。

「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」オフィシャルサイト 

http://www.charlie-w.com/