「JUNO」
今日紹介したのは、6月14日公開の映画「JUNO」です。
この映画、今年のアカデミー賞で4部門にノミネートされ、
脚本賞を受賞した話題作なんですが、
日本ではどんな受け止め方をされるのか、ちょっと興味のある作品です。
主人公のジュノは、16歳の女子高生。彼女は、同級生のバンド仲間ポーリーと
興味本位で関係をもち、予定外の妊娠をしてしまいます!
悩んだ末、産むことを決意した彼女は、
理想的な夫婦を見つけ、養子に出すことにしたのですが・・・。
高校生の妊娠、という設定を聞いて、とあるテレビドラマや映画を
イメージした方もいると思いますが、
この映画には、暗さも湿っぽさも全くありません。
その要因の1つが、主人公のジュノ。
ちょっとクールでマイペースな彼女のキャラクターは、シリアスな場面でも
あっけらかんとしていて、映画全体の印象を明るくしています。
主演のエレン・ペイジも、ジュノそのもの、といった素晴らしい演技です。
そしてもう1つの注目が脚本です。脚本を書いたディアブロ・コディは、
元ストリッパーという変りダネ。
彼女のブログの大ファンだったというプロデューサーが
脚本を依頼し、たった2~3週間で書き上げたんだそうです。
初めて書いた作品が、アカデミー賞脚本賞を獲るなんて!
微妙なテーマを説教くさくならず、心温まる作品に仕上げる腕前はさすが!
とにかく、似たような素材でも、料理の仕方によってこんなに変わるんだ!
と驚かされる作品。ぜひご覧になってみてください。
この映画「JUNO/ジュノ」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■シネパラダイスで、今週土曜日(6月14日)から上映されます。
「JUNO/ジュノ」オフィシャルサイト http://movies.foxjapan.com/juno/