クライマーズ・ハイ
今日紹介したのは、今週土曜日(7月5日)から公開される
「クライマーズ・ハイ」です。
23年前の1985年8月12日に起こった、日航ジャンボ機墜落事故。
520人の命が失われ、今も多くの人の記憶に残るこの大事故を
新聞報道という視点から描いた作品です。
地元・群馬の地方紙のベテラン記者・悠木は、事故発生と同時に、
取材と出稿の全てを取り仕切る全権デスクを任されます。
社内での大きなプレッシャーの中、彼は事故の報道に全てを傾けるのですが。
原作は、「半落ち」「出口のない海」の人気作家・横山秀夫の
ベストセラー小説です。横山氏は当時、地元紙の記者として、
実際に日航機事故の報道にたずさわっていて、その壮絶な体験をもとに、
17年の歳月をかけてこの作品を書き上げたそうです。
映画版の監督は、「金融腐食列島 呪縛」など、社会派エンタテインメントで
知られる原田眞人。報道をめぐって繰り広げられる、記者達と、その上司、
販売局まで巻き込んだ男たちの熱い戦いを、
リアル感たっぷりに描き出しています。登場人物は多いんですが、
それぞれの立場や役割が、分かりやすく的確に描かれているのは、さすがです。
主演の堤真一をはじめ、遠藤憲一、でんでん、尾野真千子など、
役者達の好演も光っています。
中でも、“いつも笑顔の人”というイメージをくつがえす、
堺雅人の迫真の演技は見もの!
「日本映画もやるじゃない!」と思わせてくれる1本!
ぜひ、スクリーンでご覧下さい!
この映画「クライマーズ・ハイ」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHO宇城バリュー
■シネプレックス熊本
■ワーナー・マイカル・シネマズ 熊本クレアで、7月5日からの公開です。
「クライマーズ・ハイ」オフィシャルサイト http://climbershigh.gyao.jp/